KID PHENOMENONが語るありのままのルーツ。幼少期裏話から、ロス公演を経て確信した「隙のないライブ」の強みまで
音楽
インタビュー
(撮影/二文字琢也)
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全員がマイクを持ち、スタイリッシュなパフォーマンスを武器に世の中へ新しい現象を起こし続ける7人組ダンス&ボーカルグループ・KID PHENOMENON 。彼らの等身大の魅力を詰め込んだ待望の2nd Album『KIDS00’s』が、6月17日にリリースされた。
テキサスで撮影された自然体なジャケット写真にちなみ、メンバー全員が“00’s(2000年代)”生まれである彼らの個性あふれる幼少期の思い出をネホリハホリ直撃! さらに、メンバー間のリスペクトが詰まった驚きの「お互いの成長記録」や、アメリカ・ロサンゼルス公演を経て見据える“TOKYO NEO POP”の未来、LDHの中で突き進むべき独自の立ち位置まで、7人の現在地をたっぷりと紐解く。
サングラスに大道芸人の助手!? 2000年代生まれの“キッズ”たちが明かす、個性が爆発していた幼少期

――2nd Album『KIDS00’s』のタイトルは、グループ名に由来しているそうですね。
夫松健介(以下、夫松) 今回のタイトルトラックの「KIDS」や「Mirror」は90年代から 2000年代のサウンドのテイストを取り入れてる楽曲になっています。それにちなんで付けたという意味もありますし、2000年代に生まれたキッズである僕たちが表現する楽曲という意味も込められています。それから、3年活動してきた中で、いろんな世界観を経験してきました。でも、それらをあえて削ぎ落として、皆さんにありのままの姿をお届けするって言った意味、ゼロという意味も込められており、僕たちにとっても大切なアルバムとなりました。
――“2000年代に生まれたキッズである僕たち”とのことですが、子どものときの思い出で、一番覚えているものってなんでしょうか?
鈴木瑠偉(以下、鈴木) 僕はアグレッシブな、活発な男の子でした。なので、遊具で遊ぶのが好きだったんですけど、よく怪我しちゃっていて。ただ、泣かない人だったので、はちゃめちゃに怪我してもあまり心配されないタイプでしたね。
岡尾琥珀(以下、岡尾) 僕はパパっ子でした! 父以外に抱っこされたら、泣いちゃうくらいに。でも、家族でサイパンに行ったときに、父と仲良くなった店員さんに抱っこされなかった時も泣かなかったらしくて。僕は覚えていないんですけど、家族から聞かされます。
夫松 最近、僕の3歳くらいの頃の動画が、母から送られてきたんですけど、EXILEさんの「Choo Choo TRAIN」とか「WON'T BE LONG」とかを歌って、ソロパフォーマンスの部分もモノマネしていました(笑)。それから、ドルの形をしたレンズのサングラスをかけてて、舌を出してサングラスをずらしてウインクしているみたいな画像とかもあって……イケイケでしたね(笑)。
山本光汰(以下、山本) 好奇心旺盛なタイプで、人と違うことをするのが好きでした。椅子に光ってるものをくくりつけてみるみたいに物を作ったり、何かを改造したりするのがすごく好きだったんですよね。
佐藤峻乃介(以下、佐藤) 僕はすっごいふざける子だったみたいです。自分の好きなエピソードに、家族で神社に行った時に、気づいたら僕がいなくなっちゃってたということがあって、父と母が急いで探したら大道芸人の方の助手をしていたことがあったみたいです。一緒に風船を膨らませたりして!それぐらい自由気ままに生きていたタイプでした。
川口蒼真(以下、川口) 僕はクレヨンしんちゃんみたいな子って言われていました。とにかく誰とでも仲良くしようとして、「よ! 俺、蒼真。お前は?」って上級生にもいっちゃうような子で。家族で買い物に行ったときに、知らないお姉さんに急に声をかけるみたいなこともあったらしいです(笑)。
遠藤翼空(以下、遠藤) 思い返してみたら、昔やっていたことが今につながっていることって結構あって。3歳の時に家のパソコンで検索した音楽を流して、一人で踊ったりしているホームビデオがあるんですよ。それから小1ぐらいのときに、100均で水彩画の絵の具を買って、公園で風景画を書いたり。好奇心旺盛でした。
自分たちで作詞も担当。ありのままの想いと挑戦の楽しさを詰め込んだ3つの新曲

――新曲が3曲収録されています。それぞれ、楽曲のポイントを教えてください。
遠藤 この前にリリースした「Mirror」が内側の心情にフォーカスした楽曲なのに対し、「KIDS」は全員でこれから勢いを増して大きな一歩を進んでいくぞと意気込んだ楽曲になっています。〈点滅しない俺らの Green light〉という歌詞を始め、ギラつきのある、勢いのある歌詞になっているので、パワフルさを表現できているんじゃないかなと思っています。それから、HIPHOPへのリスペクトもありつつ、今のKID PHENOMENONを通して新たな表現に挑戦しているので、そこにも注目してほしいです。
山本 「ネオコード」は楽曲としても、リリックとしてもポジティブな楽曲です。「自分たち、行くぞ!」っていう気持ちが、すごい強かったり<剥き出しでも 叫ぼう>っていうサビ頭のリリックは、自分を信じて、いろんなことに挑戦する気持ち、しっかりと自分に自信を持って、限界なく挑戦していくことの楽しさ、美しさが描かれた歌詞になっています。楽曲自体も、すごく聞きやすいので、ぜひ歌詞にも注目してほしいです。
――山本さんの歌詞へのこだわりを感じます。
山本 そうですね。特に今回は一貫して、ありのままでいいっていうメッセージ性を全面的に出したアルバムなので、そういった意味でも伝えたい想いは楽曲ごとに込められているかなと思っております。
――では、最後に「BLUE」についても教えてください。
岡尾 「BLUE」は、自分たちが作詞に入らせていただいたので、僕たちのリアルや思っていることが表現されている楽曲だと思っています。現状からこれからに向けてのポジティブな思いを書いているのですが、自分たちとしての解釈はもちろん、曲を聞いて共感していただけるようなフレーズも散りばめられていると思うので、ぜひ注目してほしいです。
リーダーらしさ、寛大な心、川口蒼真の“人間味”……この1年で目覚ましく進化した7人の絆

――まさに前回のアルバムから成長を感じる1枚になっているのかなと感じたのですが、この1年の間に、メンバーに対して成長していると感じたところを教えてください。
鈴木 健介はリーダーっぽさが増しました。それは偉そうな態度とかじゃなくて、まとめ役として、グループ全体をみてくれている感じに磨きがかかったなって。それがすごいありがたいなと6人全員が思っています。
夫松 翼空は、この1年で寛大な心を習得したんじゃないかと思います。というのも、僕、この1年間で、リーダーとしてみんなのことを肯定しすぎないということを意識したんです。言わないといけないことは言おうって。でも、それを寛大な心で受け止めてくれる翼空がいてくれたおかげで、バランスが取れたなと。翼空は、メンバーがチャレンジすることとか、やりたいことに対して背中を押してあげるようなタイプなので、本当にありがたい存在だなと思っています。
遠藤 峻乃介は、髪が伸びました!……というのに加えて、内面的なことで言うと、彼はすごく自分の意見をしっかりと提示する人なんで、健介とかとよくぶつかることがあるんですけど、物腰が柔らかくなった、というか相手の意見を一回受け入れられるようになったなと思っています。いい案をどんどん生み出していこうっていう気持ちを感じることが増えました。
佐藤 蒼真は蒼真感が増しました!すごく感覚的なことになっちゃうんですけど、前に比べて川口蒼真の存在感が強く濃くなっているなと、話していて感じるんです。人間味が増したっていうのが、いちばんわかりやすいのかな?
川口 光汰は、常に一人だけ別世界にいるような人なんですけど、ここ1年ぐらいで、僕たちの世界にも参加してくれることが増えたなと思います。前から参加はしてくれていたんですけど“ワールド”が違ったんですよ。そういう状況から自分が得たものを、僕たちのワールドに共有してくれるようになったので、自分たちの引き出しが増えたなと思っています。
山本 琥珀はデビュー当時は、破天荒だったんですけど、今はグループで何かを作り上げるときに、ダンスの面でグループを引っ張ってくれたりするようになりました。ただ、それは無理に合わせるんじゃなくて、彼なりの伝え方をきちんと持った上でミックスさせる能力がちょっと前からパワーアップしていて。より周りを見れるようになってきたし、メンバーと向き合う姿勢が素敵だなと感じています。
岡尾 瑠偉は、自分らしく自由に生きているなと感じることが増えました。それは、行動力がついたという部分もですし、得意なクランプを生かして活動を広げたりしているところから特にそう感じます。パフォーマンスのスタイルもそうですし、人間としても瑠偉らしく生きている気がしますね。
ロス公演で得た確信と、僕たちの強みである「隙のないライブ」で世界へ届ける“TOKYO NEO POP”

――5月23日にはロスでもライブを行っていましたが、どうでしたか?
岡尾 今回2回目のアメリカでのパフォーマンスだったんですけど、今回は「もっとこうすればよかったな」っていう前向きな反省が多くなった気がしました。 そういった意味では、ライブのレベルを少しずつ上げられてきてるんじゃないかって、思いましたね。具体的なところで言うと、前は僕たちが一方的に「パフォーマンスも見てくれ!」って感じだったのに対して、今回は「一緒の空間」にしていくために、ということを意識しました。
山本 今回のロサンゼルスでのライブは、いろんなアーティストさんもいらっしゃったのでフェスティバルみたいな空気感で、僕たちを初めて見る方もたくさんいらっしゃいました。でも、一貫して、僕たちのことを知らない人でも知ってる曲かのような盛り上がりをしてくれて、すごく刺激になりましたね。僕たち自身、新たにアイデアが湧いたり、今回のツアーでも、新しいKIDを見せていけるんじゃないかなと自信につながりました。
――7月からはツアーも始まりますが、どんなツアーになりそうでしょうか?
夫松 僕たち、ここ最近になって“TOKYO NEO POP”という新たなカルチャーを提唱させていただいています。それは、自分たちがいろんなルーツを持っていて、さまざまなカルチャーから影響を受けて、それを僕らのフィルターに通すことで表現できるものを世界に届けていこうというものなのですが、その色を強く出すライブを作ろうってなっています。そう言う意味では、コンセプトが強いものにはなるんですけど、世界観が決まった中で、自分たちが持てる最大限の表現を落とし込んだライブになっているんじゃないかなと思います。
佐藤 新しいことに挑戦することが大好きではあるので、ファンの皆さんには驚いてもらいつつも、楽しんでもらえたらと思っています。期待していてください。
遠藤 僕たちがライブを作る上でモットーにしていることは、僕たちのことを知っている方はもちろん、初めて来た方にも純粋に楽しんでもらえるライブを作ろうと思っています。歌詞がわからなくても、曲の流れやつなぎの部分にこだわることで、来てくださってる皆さんのテンション、喜怒哀楽を僕たちがコントロールする。そういった意味で、世界観に引き込めるようにするということを意識しているんです。僕たちのライブの強みは隙のなさですね!
「一番おしゃれ」「一番クリエイティブ」――LDHの歴史を壊し、新たな道を切り開く先駆者としての使命

――今年は、パーフェクトイヤーです。 今後、グループとしてでも、個人としてでもLDHの中で、どんな立ち位置でいたいかを教えてください。
鈴木 僕は何にもとらわれず、変わらず僕のままでいきたいです!
夫松 HIROさんから「LDH は新しいことにチャレンジできるグループ、その中で、それを一番表現できるのがきっとKID PHENOMENONなんじゃないかな」と以前言っていただいたことがあります。なので、そこを壊した上で、新たな自分たちのカラーを出せるか、それを世界中に広められるかっていうのが、使命だと思っているので、LDHにいる以上、自分たちが新たな道を切り開いていくっていうところはブレずにやっていきたいです。
遠藤 僕も新たなエンタメの開拓者として進んでいきたいと思っています。新たな音楽性や表現を模索しながらも、自分たちを表現していって、LDHにとっても新たな道へ進むきっかけになれるよう、先頭を切ってエンタメを広められる先駆者になりたいです。
佐藤 僕個人としては、LDHで1番おしゃれでありたいなと思っています。服が好きなのはもちろん、魅力的な要素がたくさんあると自分も嬉しいので、たくさんの武器を作りたいです。
川口 僕は先輩たちから見て「こいつら、自分たちがやりたいようなことやってんだろうな」と思われたいなと思っています。自分たちが心からしたいものをして、それを楽しんで、そんな姿で見てくれる人たちを楽しませて、となれたら一番最高だと思います。
山本 僕たちはクリエイティブなことにも結構取り組んでいるので、LDHの中ではもちろん、ボーイズグループの中でも一番クリエイティブなチームになっていきたいです!
岡尾 僕はLDHの中で、一番ハッピーな人になりたいですね。「こいつ、なんかずっとニコニコしてんな」って言われるような。パーフェクトイヤーなので、いろんな方と仲良くしたいですし、年齢関係なく中心に入れるような元気なニコニコした存在になれたらと思います。



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デジタルシングル「風の中で」
https://www.kidphenomenon.jp/
撮影/二文字琢也、取材/藤坂美樹、構成/於ありさ
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