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【レポート】『葬送のフリーレン』第3期「黄金郷編」もスタッフ続投決定! LAイベントで描かれたゲナウとメトーデのイラストも公開

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「Anime Expo 2026」で披露されたゲナウとメトーデのイラスト

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海外でも人気の高い『葬送のフリーレン』が、7月2日から5日にかけて開催された北米最大級の日本アニメとポップカルチャーのイベント「Anime Expo 2026」でパネルイベントを実施。北川朋哉監督、斎藤圭一郎(監督協力)、小嶋慶祐(キャラクターデザイン)、福士裕一郎プロデューサーが登壇した。

第2期が今年1月から3月に放送され記憶も新しい中でのメインクリエイターの登壇ということもあって、会場はフリーレンファンで満席に。北川監督は今回がはじめてのAnime Expo登壇ということで「SNSで海外の方の反応をたくさん見ていたのですが、Aime Expoにきて皆さんの熱量を直に感じ、海外のファンの皆さまにフリーレンが愛されているということを実感しました」と、海外の反響もしっかりと届いていると感謝を述べると会場からは温かい拍手が。

早速、第2期の制作秘話が始まると、まずはキャラクターデザインの小嶋がマイクを取った。自身が総作画監督を務め、激しいバトルアクションが繰り広げられた「神技のレヴォルテ編」の第36話について、「総作画監督として第34話から36話を担当しました。レヴォルテ編のメインキャラクターであるメトーデとゲナウ、レヴォルテの絵は物量が多いのですが、スケジュール内でより良いものができるように頑張りました」と振り返る。

モニターにはレヴォルテとゲナウの戦闘シーンの作画修正が反映された原画が映し出さると会場からは感嘆の声が。「レヴォルテは美しさと雄々しさの両立を意識しています。レヴォルテの獣を彷彿させる動きは動画スタッフさんの仕事によって表現されていたので、自分はそこに美しさと雄々しさを足すように作画修正を加えました」と工夫を語った。そしてそのまま小嶋がライブドローイングに入り、会場に集まったファンはどんな絵が完成するか、期待を膨らませていた。その後も時折スクリーンに絵が描かれていく過程がライブで投影されると、キャラクターに命が吹き込まれていくその瞬間に対し来場者からは感嘆の声が漏れた。

続いて北川監督が自ら絵コンテを担当したオープニング映像について「フリーレンのこれまでの人生とこれからの旅路を軸として描いています。フリーレンとヒンメルたちやフランメとの出会いと別れを、花をモチーフに使い、今の仲間であるフェルンとシュタルクとの旅路に繋げていくという狙いで作りました」という制作意図を披露。

OPの絵コンテとカラースプリクトを映しながら「絵コンテが出来上がったあと、全体の色味や感性画面のイメージとなるカラースプリクトをコンセプトアートの吉岡誠子さんに作ってもらい、光を感じる色彩や筆のタッチを残した、本編とは少し違った質感を設計しました。サビからはカラフルな花がたくさん出てくるのですが、作監の高瀬丸さんが緻密な花を描きゴージャスな映像になっています。花吹雪がたくさんあり大変なOPでしたが、副監督の原科大樹さんが1,000枚以上の原画を描いてくれて完成しています」と美しい第2期のOP映像の秘話を語った。

続いて福士プロデューサーへ、ファンの間で大きな話題となった、第31話の三日三晩泣きわめくフリーレンのシーンについて質問が。福士は「ユーモラスな演出は土屋陽平さんが絵コンテで考えたものです。それをアニメーターの佐藤利幸さんがテンポよく描き、作画監督の原野瑠奈さんが表情を加えることでキャラクターの魅力がさらに増したと思います。スタッフたちもワクワクしながら見ていました」とコメント。

さらにそういったシーンは他にもあると、同じく第31話で登場したタオルを頭に巻いたフリーレンの原画が登場。「シナリオ段階ではアイスキャンディーを片手に持ちながら温泉から戻ってくるだけだったのですが、タオルを巻いてアイスキャンディーを食べる動きを先ほどのスタッフ陣により追加され、ここでもフリーレンの魅力が詰まった絵として描かれています」とのこと。また、斎藤が監督を務めた第1期でも映像化にあたって内容を膨らませていたと語った。

第2期からは監督協力という立ち位置となった斎藤に、アニメで内容を膨らませた第38話「美しい光景」での聖雪結晶のシーンについてどのような背景があったのか質問が出ると、「このエピソードを第2期の最終回にふさわしい内容にしなければいけないと感じ、どうやったら最終回にふさわしいものになるのかアニメオリジナルの膨らませが必要であり課題でした。

第2期での自分の仕事は監督協力であり、北川さんがどういうシリーズにしたいのかをバックアップする役割。第38話のディスカッションをする中で、北川さんと脚本の鈴木智尋さんが少し混乱している瞬間がありました。そのため、このシーンはエピソードの中でどのような機能を果たすのかを分析し、現在のシナリオではなにが表現されていないのか、今後のシナリオではどう表現をしていくべきかをふたりに伝えました。一緒に考え、自分から投げかける形ではありましたが、そこから北川さんと鈴木さんが導き出した最終回だったと思います」と話し、スクリーンに写し出された、実際に会議で使われたホワイトボードの写真と合わせて、たくさんのスタッフが日々悩み考えアニメ『葬送のフリーレン』が作られていることが実感できるエピソードとなった。

イベントも終盤となり、小嶋がライブドローイングで描いていた絵が完成。第2期で大活躍したゲナウとメトーデが、30分に満たない時間の中で線画ではなくカラー絵で描かれ、それがスクリーンの大画面に映し出されると大きな歓声が。小嶋が総作画監督を務めた第38話のゲナウとメトーデの印象的な姿、ふたりのキャラクター性がしっかりと現れる絵に仕上がった。

そして話題が2027年10月放送開始となる第3期「黄金郷編」に移ると、福士プロデューサーがメインスタッフを発表。監督の北川朋哉、副監督の原科大樹、監督協力の斎藤圭一郎、シリーズ構成の鈴木智尋、キャラクターデザインの小嶋慶祐と高瀬丸、コンセプトアートの吉岡誠子、音楽のEvan Callの続投が決定した。

第3期は鋭意制作中、福士プロデューサーは「現在鋭意制作中で、第2期よりいっそうパワーアップした第3期をお届けできるよう努力していきます! 我々は毎回より良いものを作っていく心意気であり、実際に素晴らしいスタッフたちが集まってきているので手ごたえも感じています。これからもフリーレンの旅路は続きますので、皆さん期待して待っていてくださいね!」と意気込みを語った。

そして、この「Anime Expo 2026」での『葬送のフリーレン』パネルイベント開催を記念して、第3期「黄金郷編」メインキャラクターデザインの高瀬丸が描き下ろした魔族・黄金郷のマハトのイラストが披露された。このイラストは本イベントの来場者へのプレゼントとなり、会場は第3期の期待と熱気、それを表すような大きな歓声と拍手に包まれた。

最後に、スタッフ陣からファンに向けてメッセージが送られた。「第2期のクオリティを超えるものを作っていきますのでよろしくお願いします!」(小嶋)、「Anime Expoは最高ですしフリーレンのファンの皆様とまた会いたいので、来年は大きなお土産を持って来られるように頑張りたいと思います」(福士)、「第3期の黄金郷編は原作でも人気があるエピソードで、壮大でドラマチックなエピソードですので、引き続き期待して待っていてください」(斎藤)、「第3期も皆さんの期待にこたえられるようにスタッフ一同頑張っていますので、もう少しお待ちください!」(北川)とそれぞれコメント。

ファンからは盛大な拍手が贈られ、大盛況のうちに幕を閉じた。

<作品情報>
『葬送のフリーレン』第3期「黄金郷編」

2027年10月 日本テレビ系にて放送

第1期・第2期 各動画配信プラットフォームで配信中

関連リンク

第1期・第2期の配信はこちら:
http://frieren-anime.jp/onair/streaming

アニメ公式サイト:
http://frieren-anime.jp