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奥智哉と杢代和人の「運命的な縁」。W主演で挑むピュアで切ないBLドラマの裏側と、2人だけが知るお互いの“モテポイント”

映画

インタビュー

ぴあ

(撮影/米玉利朋子)

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大人気作『みなと商事コインランドリー』と同じドラマ枠への“凱旋”に感慨深げな表情を浮かべる奥智哉と、2度目のW主演に心地よいプレッシャーと気合を滲ませる杢代和人。7月1日よりスタートするドラマ『君は夏のなか』で、2人はW主演を務めることとなった。

本作は、映画好きという共通点で意気投合し、次第に惹かれ合っていく男子高校生たちの繊細な心の機微を描いたボーイズラブだ。これが実に3度目の共演となる2人。「おっくん」「もっくん」と呼び合う彼らだからこそ生み出せた、リラックスした撮影の舞台裏から、お互いのプライベートな新発見、そして本作に込めた熱い想いまで、まるで劇中のワンシーンのように息の合ったインタビューをお届けする。

「背中を任せられる」「正直、笑っちゃいました」運命の縁を感じたW主演への本音

――ドラマの出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

 3年前くらいに出演させていただいた「みなと商事コインランドリー」と同じ枠なので、そこに戻ってこれるのも嬉しかったですし、自分が主演として戻ってこれたことも感慨深いものがありました。自分もちゃんと成長できてるのかなと。

杢代 まずはW主演ということを聞いて、嬉しさというか「頑張るぞ」と気合が入りました。ただ俳優として、2回目のW主演だからこそ成長した姿を見せないとと、、プレッシャーのようなものを感じました。

――おふたりはこれが3度目の共演ですが、相手がお互いだと知った時のお気持ちは?

 もっくんは僕の至らない部分もわかってくれているので、安心して背中を任せられるなと思いました。

杢代 僕は相手がおっくんと聞いた時は笑いました。

 なんでよ。

杢代 だって、別作品も近々で一緒なので、ちょっと運命的というか、縁を感じて。笑っちゃいましたね。ただ、僕たち、同い年ですし、もう何度も共演しているから緊張感もないし、伝えたいことも伝えられるし、そういう仲だからこそ序盤から「いい作品が撮れるな」と思いました。

水かけっこは人生で2回目!? 抜群のテンポ感と川遊びで引き出された「本物の空気感」

――まず、おふたりお互いのことはもっくんとおっくんと呼び合っているんですね。

杢代 そうですね。現場ではややこしいので、智哉と呼んでいましたけど、普段はおっくんです!

――おふたりの関係性がお芝居に生きたシーンはありますか?

 河川敷で話しているシーンがあって、セリフも結構多いシーンだったんですよね。テンポがよく進んで行ったり、立ち上がって画を変えてみたりして、普通に会話してる感じがすごく良かったんじゃないかな、と。1話を先行して見させていただいたんですけど、あの時、2人が感じたノスタルジックで感傷に浸るような感覚がちゃんと画に映ってて、視聴者の方にも届きそうだなと、思いました。

杢代 僕も同じシーンが思い浮かんだんですけど、あえて他のところを挙げるとするなら、やっぱり聖地巡礼を楽しんでいるシーンですかね。何気ないんですけど、初対面だとしたら、「どっちがどういうテンション感でいくんだろう」ってお互いが見合ってしまいそうなところを2年前京都でもほぼ一緒に生活していたし、おっくんとだからこそ、見合うことなく撮れたかな、と。僕ら川遊びしたのも2回目ですからね。

 そうじゃん(笑)。

杢代 水かけ合ったのが2回目ってなかなかないよ。でも、仲が良かったからこそ、この2人だからこそできた空気感だったよね。

――撮影時の思い出は?

 2話の聖地巡礼のシーンがおもしろかったです。

杢代 久しぶりにあんなに川遊びしたよね。

 自分たちで8ミリのフィルムカメラを持って撮影したりもして、川の風景も撮れたので、すごく思い出深かったです。

杢代 僕も2話なんですけど聖地巡礼のシーンで、電車の中で撮影するシーンがあって。僕、動いている電車で、実際に乗りながら撮影したのが初めてで。動いている電車の中で撮影するのって、すごい新鮮だなと良い思い出になりました。この環境が、本当に聖地巡礼しているような空気感もあって、リラックスしてお芝居できました。

 レトロでよかったよね。

杢代 雰囲気がある電車で二両編成のちっちゃい電車だったんですけど、それがすごい印象に残ってます。

――ちなみに、おふたりは聖地巡礼をした経験は?

 僕はありますね。「負けヒロインが多すぎる!」っていうラノベの聖地である愛知県の豊橋市に行ったことがあります。

杢代 僕は友達に誘われて「君の名は。」の最後に出てくる階段のところに行ったことがあります。

雪駄の話で大熱弁&1人でお酒を嗜む大人な姿。ずっと一緒にいたからこそ見えた新たな一面

――すでに仲の睦まじさは伝わってきますが、今回の撮影を通して新たに知った一面はありますか?

 もっくんは同い年とは思えないくらい、大人っぽい雰囲気だし、考え方も大人なんですけど……。(5秒以上の沈黙)

杢代 そんなにない!?

 常に自然体でいてくれている感じはしますし、結構知っている気はするんですけど……。今回ずっと一緒にいることで、改めて思ったのは、やっぱり周りの人をしっかり見ているなって。僕のことはもちろん、スタッフさんや現場の空気感も見ているし、しっかりしているなって刺激を受けました。

杢代 僕は、おっくんってごはんが好きなんだなって思いました! なんか、イメージ的にあまりそういうの興味ないのかなと思っていたんですけど「行きたいお店があるんだよね」とかいうタイプで。あとは、僕たち10代の頃に出会ったので、おっくんが1人でお酒を嗜まれることがあると聞いた時は、そういう大人っぽい面もあるんだなと思いましたし、そういう会話をできること自体が新鮮でした。

――ちなみにお互いに対して「この人、今テンション上がってるな」って思う瞬間はわかるものでしょうか?

杢代 僕、パッといけるわ。

 え、なに?

杢代 雪駄に関する質問をした時に、めっちゃテンション上がるんですよ。すっごい文字量が多くなる。「雨の日は微妙なんだよ」とか「ここはこういうところがよくて……」って。その瞬間、テンションが上がっているなと思います。

 もっくんは「あと、ワンカットで終わりです!」を聞いた時。

杢代 やめて(笑)。それはもちろんテンション上がるけど。

 結構ここぞ、というか「あ、今日イチ来たな」って思うくらいに、ギアが1段階上がった瞬間がありました。

杢代 疲れ切ってたのかな。

 毎日限界ぐらいのスケジュールで頑張ってたもんね。

杢代 そんなことないですよ。

「読めないところ」と「ふとした瞬間の弱さ」。2人が分析し合うお互いのリアルなモテ要素

――杢代さん演じる千晴はモテる役です。共演したお互いだからこそ感じる「こういうところがモテそうだな」と思うポイントは?

杢代 おっくんは、読めないところがモテるんだろうなって思います。この人「次に何て言うんだろう」「何が食べたいんだろう」とか気になっちゃう。好奇心をくすぐられるので、一緒にいたいって思われそうだなと思います。

 僕から見たもっくんは……気遣いはもちろんなんですけど、女の子がギャンってなるのは……やっぱルックスじゃないですか?

杢代 ねぇ、この質問で顔って言う人いる?(笑)

 いや〜いなそうだから、あえて言ってみようかな、って。

――一緒にいた奥さんだからこそ、知っている杢代さんのモテそうな一面もあれば……。

 映画館のシーンで、ちらっと見た時の横顔とか、本当にキレイで……。

杢代 嬉しいんだけどさ、俺、顔しかない男みたいじゃない?そんな男嫌じゃない?

 うーん……あ、完璧でちゃんとしてそうだけど、ふとした瞬間に見せる、不安とかそういう弱い一面。そういうところを見せてくれた時、女の子は気になってしまうんじゃないかな……と。

杢代 一応補足しておくと、僕、狙って弱みを見せているわけではないですからね?

――(笑)。ありがとうございます。今回のドラマを通じて、視聴者の方に伝えたいメッセージを教えてください。

 ピュアでかわいらしい世界観ではあるんですけれども、渉と千晴それぞれが持っている思いや、抱えているものがすごく繊細に描かれているので、2人の表情に注目していただきたいです。映画のワンシーンみたいなセリフもありますし、1話ごとに映画1つ見ているような感覚になるというか、見応えのある作品なので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。

杢代 二人が過ごした夏っていうのは楽しいだけじゃなくて、すごい切ないこともあったし、寂しいこともあったし、でも嬉しくて楽しくて、かけがえのない夏を過ごせたと思っています。それが映像になって、視聴者の皆様に届けられるのが嬉しいです。毎年夏が来たら思い出してほしい作品になっていますので、僕たちの青春を全力で受け止めてください。

撮影/米玉利朋子、取材・文/於ありさ
スタイリング/(奥)佐々木悠介 (杢代)ホカリキュウ(KANA-L AGENT)
ヘアメイク/(奥)八十島優吾 (杢代) SUGA NAKATA(GLEAM)

衣装協力(奥)ブルゾン¥45,100、GUY ROVER (バインド ピーアール 03-6416-0441)、シャツ¥39,600、SEVEN BY SEVEN(セブンバイセブン フラッグシップストア 03-6407-8719)、パンツ¥49,500、Tangent (タンジェント 050-7110-1773)、その他スタイリスト私物

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<作品情報>
ドラマNEXT「君は夏のなか」

テレ東系にて 毎週水曜 深夜24:30~25:00 放送中
U-NEXTでは独占先行配信中
https://www.tv-tokyo.co.jp/kiminatsu_tx/

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