秘仏9体11件もお出ましに!東京国立博物館『空海と真言の名宝』7月14日から
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《弘法大師坐像》 江戸時代 17世紀 和歌山・金剛峯寺蔵 通期展示
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すべて見る弘法大師空海(774-835)を宗祖とし、その後、さまざまに分派した歴史をもつ真言宗のなかで、その中心的な役割を果たしているのが「真言宗各派総大本山会(各山会)」所属の十八本山だ。この十八本山と関係寺院の貴重な名宝が一堂に会する特別展が、7月14日(火)から9月6日(日)まで、上野の東京国立博物館 平成館で開催される。
真言宗各派総大本山会とは、真言宗の主要な16派の総本山・大本山である18の寺院で構成されている会。1200年の歴史をもつ真言宗最高の法会である「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」を後世に継承することを目的に、1958年に創設され、毎年1月8日から14日の7日間にわたって行われる「後七日御修法」を取り仕切っている。

今回の展覧会は、2023年に弘法大師空海が生誕1250年を迎えたのを記念して計画されたもの。十八本山と関係寺院が総力を挙げ、国宝15件、重要文化財60件を含む寺宝88件を集結させる。空海が中国からもちかえった仏具や留学中に密教典籍を書写した冊子など、空海ゆかりの宝物の紹介が見どころのひとつ。また、仏像ファンには、奈良時代に遡る古仏から、初期密教彫刻の魅力を伝える傑作まで、各派の貴重な仏像約40体もが並ぶのも楽しみなところだ。普段は目にすることのできない各地の秘仏9体11件も、特別にお出ましになる。

もうひとつの見どころは、真言宗最高の儀式とも言われる「後七日御修法」に関わる寺宝が特別公開されること。年始の7日間の神事の後に7日にわたって執り行われるこの御修法は、宮中で始まった儀式が教王護国寺[東寺]に受け継がれたもので、天皇の安寧と国の平和や豊穣を祈るための法会である。一般公開されていないが、今回は特別にコーナーが設けられ、ベールに閉ざされたその秘儀が、ゆかりの仏像や図像、図面を通して紹介される。《聖観音菩薩・梵天・帝釈天立像(二間観音)》をはじめとした名品を拝観できる、貴重な機会となっている。

各寺社の名宝は、空海の教えが日本全国に広く浸透し、1200年もの長きにわたって守り伝えられてきたことを感じさせてくれる。貴重な仏教美術の数々を堪能するとともに、その信仰の歴史の重みも実感したい。
<開催情報>
『弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」』
会期:2026年7月14日(火)~9月6日(日)※会期中展示替えあり
会場:東京国立博物館 平成館
休館日:月曜、7月21日(火)(※ただし、7月20日(月・祝)、8月31日(月)は開館) ※8月10日(月)は東京国立博物館の東博コレクション展(平常展)は開館し、同展は閉室。
時間:9:30~17:00(金・土曜、7月19日(日)は~20:00)、入館は閉館の30分前まで
公式サイト:
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/kukai2026/
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2668958
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