充実の12コマを楽しく疑似体験! 『藝大式 美術の"ミカタ" ―この夏、藝大生になる―』東京藝術大学大学美術館で開催
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小倉遊亀《径》1966年 東京藝術大学蔵
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すべて見る日本で唯一の国立の芸術総合大学である上野の東京藝術大学。明治期に東京美術学校として創立以来、140年にわたって優れた芸術家や研究者、教育者を輩出してきた同大学が、附属の東京藝術大学大学美術館を舞台に、大学で行われている講義を「展覧会」というかたちで展開する。会期は、7月24日(金)から9月23日(水・祝)まで。大人にとっては「夏季集中講座」として、子どもにとっては「夏休みの体験学習」や「自由研究」の題材として、それぞれに体験できる夏休み企画だ。

講義を担当するのは、大学の現役の講師陣。12コマの講義では、美術の基礎や西洋と日本の美術史、実技、表現、鑑賞、素材、保存修復など、多様なテーマを扱う。美術の秀才や天才が集まる東京藝大の学内では、いったいどのような授業が行われているのだろうか? 今回は、人々がもつこうした好奇心を満たし、実習から座学まで藝大の美術教育の一端を体験するまたとない機会となっている。

ただし、大学の講義だからといって、堅苦しいわけではない。大人から子どもまで、誰もが「履修」できるよう、わかりやすい内容の講義を心がけ、また親子で参加できる体験展示や会場内でエンボススタンプを押して楽しめるワークシートの配布なども。会期中にはミニコンサートやミニレクチャーなど藝大ならではのイベントも実施される。
さらに現役の藝大生が模写に取り組む制作場面の公開や、ファン・ゴッホが亡くなる直前に使った版画プレス機が藝大にある謎の解明など、興味深いコーナーやトピックスも用意されている。

この館でこうした展覧会が開催されることの最大の強みは、東京藝大には美術の教科書に載るような有名作をはじめとした充実した収蔵品があること。授業形式といっても、スライドによる講義ではなく、ホンモノの多彩な作品を観ながら、美術の「ミカタ」が習得できるのが大きな魅力だ。なお、同展は、2026年から2028年の3年にわたって毎夏に開催されるシリーズ企画の記念すべき第一回展となる。ぜひ、お見逃しなく。
<開催情報>
『藝大式 美術の"ミカタ" ―この夏、藝大生になる―』
会期:2026年7月24日(金)~9月23日(水・祝)
会場:東京藝術大学大学美術館
休館日:月曜(※ただし8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開館)
時間:10:00~17:00(※最終入館は~16:30)
公式サイト:
https://geidai-art-mikata.jp/index.html
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