Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > FANTASTICS世界がスペシャルブック『世界館』でさらけ出す、脳内とエンタメへの熱量「これは僕の『入門編』です」

FANTASTICS世界がスペシャルブック『世界館』でさらけ出す、脳内とエンタメへの熱量「これは僕の『入門編』です」

ホビー・スタイル

インタビュー

ぴあ

(撮影/稲澤朝博)

続きを読む

フォトギャラリー(7件)

すべて見る

LDH屈指のダンスの実力者であるFANTASTICSの世界。パフォーマーとしての一面とアニメマガジンで連載を持つほどのサブカル好きの一面にフォーカスしたスペシャルブック『世界館』を発売。地元である横須賀でのグラビアの他、縁の深いゲストを招いての対談がたっぷり掲載されている。好きを追求してきた世界の脳内が覗き見できる一冊について、どんな仕上がりになったのか語ってもらった。

アングラ感漂う地元・横須賀での撮影と、踊るシルエットにまでこだわる私服の美学

――撮りおろし写真だけでなく、クリエイターさんとの対談がたくさん盛り込まれていて、読み応え満点です。世界さんの脳内が丸わかりの一冊ですね。

そうですね。タイトルは「世界」ということで、僕の入門編といった感じの一冊に仕上がりました。タイトルに「世界」って入れるのはダジャレみたいですけど、五感と直感で決めました。

――そうなんですね。世界さんが育った横須賀の街でグラビア撮影してみていかがでしたか。

ガッツリ地元の横須賀で撮ったことがなかったなと思って。都内ではないアングラ感強めの雰囲気なので、ロケ地に選びました。カメラマンさんは昔から知っている方にお願いして、横須賀の駅前から散策しながら、撮影して。小さい頃にずっとダンスを練習していたスタジオの前でも撮りました。そこはEXILEのTETSUYAさんも一緒に通っていたスタジオです。22歳くらいまではずっと通っていたんですけど、当時と全然変わらなかったですね。

――スタジオの中でレッスンをやっていた生徒の皆さんとはコミュニケーションをとったりできたのでしょうか。

いや、スタジオは閉まっちゃっていて。開いていたら、良かったんですけどね。スタジオに行ったのは、コロナ前ぶりなので、5、6年は経っているのかな。街をぶらぶらしていたら、駅前でバッタリ知り合いにあって、「スタジオに行ってみますね」って最初、行く予定じゃなかったスタジオに行くことになったんですよ。

――そうだったんですね。改めて、横須賀の好きなところは?

横須賀とか湘南とか逗子とかって、みんなあったかい人ばかりなんです。最近は、おしゃれな飲み屋も増えましたね。観光都市として、ちょっとずつ頑張ってるなぁと。横須賀は特撮もそうですけど、アニメとかの聖地でもあります。

――おすすめのスポットがありましたら、知りたいです。

今回のロケでも行った撮影したバーガー屋がおすすめです。ここは昔からすごい人気で。僕らの先輩がやっているお店なので、ここは横須賀に来たら、よく行きますね。横須賀のダンサーは皆、知っている場所なんですよ。TETSUYAさんやケンチさんも昔、よく行っていましたよ。

――ファンにとって聖地のような場所ですね。そして、私服の公開スナップもありましたが、掲載した私服のこだわりは?

私服の写真は、マネージャーさんに「撮っていいですか?」って撮られた写真だったり、リハの時に撮られたものだったり。昔のアメリカのアニメとか、漫画、アメコミイラストがプリントされた古着が昔から好きで着ていて、そういう服が多いですね。ちなみに最近、爆裂に古着が値上がりして困ってます。前は安いから買っていたんですけど、今は何万もしますからね。古着が好きな理由は、昔の Tシャツの形の方が自分の体系的に着やすいこと。あと、踊った時に綺麗な形が出る素材が多いからなんです。

――すごいですね。踊った時のことを考えるのは、さすがです!

いや、考えますよ。ダンサーは踊った時にどう見えるか、シルエットは結構気にするかもしれないです。

公私混同の豪華コラボにオタク仲間の対談――大好きなクリエイターたちと照れながら語り合ったお互いの魅力

――作家さんとのコラボ対談も面白かったですが、クリエイターさんたちの世界さんをモデルにした書き下ろしが何より豪華でビックリしました。ワダアルコさんが描かれた女体化してアメノウズメになった世界さん、セクシーすぎます!

これは、存分に引いていただけたら。ワダさんに書いていただけるなんて、公私混同も甚だしいですよね(笑)。自分が女性になったらこうなりたいという理想をオーダーしました。もちろん作家さんから見た視点で僕のイメージが盛り込まれていますけど。シチュエーションと設定をお伝えして、そこからは自由に描いていただきました。表情は全然何も言ってないけど、ちゃんと自分っぽさが出ています。

――クリエイターさんたちとの対談で印象に残っているお話がありましたら、教えて下さい。

皆さん、それぞれ違う視点を持っていたので、面白かったです。タスクオーナーさんとは仲良くしていただいて。僕はタスクオーナーさんのファンで、実はタスクさんも僕のファンと言ってくれているんです。今回対談をしたことによって、初めてお互いの好きなところ、魅力をちゃんと真面目に語るみたいなのは、ちょっと恥ずかしかったですね。真面目に語ったのは初めてな気がします。ご飯を食べた時に「じつは、ここが好きなんですよ」とか熱く語ったりしないじゃないですか。改めてインタビューでお互いの魅力を語り合うのは、クリエイターさんたちも恥ずかしそうにされていました。

――改めて、想いを伝えあえる素敵ないい時間になったのでは。

そうですね。オタク仲間の先輩たちって感じなので。今後もソロプロジェクトがあったら、お声がけさせていただきたい方たちばかりです。

――続いて、植木豪さんとKENZOさんとのダンサー対談やKEN THE 390さんとのヒップホップ対談はいかがでしたか?

みんなカルチャー好きだなと改めて思いました。今もプレイヤーでありながら作る側にも回ってる方たちなので。何を軸にして、僕らが次の世代に託すべきなのかっていう話がとても面白かったです。お話していて、5年後なのか10年後なのか、また一緒に何か作る時にちゃんと先輩たちが作ってきたものに失礼のないようにと思いました。70歳や80歳くらいの上の世代の先輩たちの築いてきたものがなくなっちゃうことが、最近は急激に増えているなと感じていて、焦りがあるんですよね。

――対談の中でKENZOさんが「ダンスを見ればその人がわかるから、感性を磨いてきた」と語っていましたが、感性を磨くためにやっていることは?

映画やアニメを観たり、漫画を読んだりはもちろん。ライブとか、現場に行ける時は行くようにしていますね。できるだけ肌で空気感を感じたいので。昨年の4月と5月にステラボールで行った舞台『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage 《MAD TRIGGER CREW & どついたれ本舗 feat. 道頓堀ダイバーズ》もやらないと分からないことが多かったんです。ステージに立って分かることや発見がたくさんあって、舞台に立つことは感性が磨かれるなと思いました。

―― KENZOさんが世界さんとダンス番組やりたいともお話されてましたよね。

実現したら面白いですけどね。スポンサーさん募集してます!(笑)。あと、KEN(THE 390)さんが「声がいい」って褒めてくださって。すごく褒め上手なんですよ。的確なアドバイスもしてくださいますし、すごく頼りがいある方ですね。絶大な信頼があるからこそ、褒められた時はちょっと調子乗りそうでしたけど。僕は、元々ラップが好きですし、ダンスをしいるのもあるかもしれないですけど、リズム感も含めて褒められて、「ラップをやった方がいいな」って言っていただきましたね。

―― 世界さんが好きなダンサーさんが大ベテランのダンサーさんということで。「負けすぎて強くなった」っていう言葉にすごく刺さったとか。

刺さりましたね。「勝つことが全てじゃない」ってよく言いますけど、それを本当の意味で人生をかけて分かる時は、僕らが年齢を重ねないと分かんないだろうなって思うんです。そのことを包み隠さずに伝えてくれたりする先輩がいるのは、ありがたいことですね。お話をして、ダンス業界と声優業界は、結構似ているなと思いました。

「勝ち負けより、みんなが幸せになればいい」 数々の敗北を経験したからこそ、リスペクトを忘れない今の戦い方

――誰にも負けたくない、一番になりたいっていう気持ちが強い人もいますけど。世界さんは勝ち負けには、こだわらずに好きなことをやり続けたいですか?

もちろん勝つに越したことはないと思うんですけど。でも、そんな甘い世界じゃないし、ラッキーで勝てるほどの甘い業界でもないと思うので。ダンスもラップも芝居もそうですけど、エンタメ業って本当に見えないところで、身体と頭と心をビックリするぐらい削っています。それは見えない部分でもあり、見せたくない部分であり。逆に見せた方がいいんじゃないっていう人もいますけど。僕の場合は、勝ちたいというより、見てくれている方や、業界にいる方たちがみんな幸せになってくれればいい。そのために自分は何ができるのかなっていう、そういう戦いはありますね。勝ち負けといっても、誰かと競争って感じはないです。

――世界さんのダンススキルがあれば、「俺は無敵だ」という時代もあったのでは?

全然、全然! 負けたことの方が多いですよ。勝って優勝なんて数えるぐらいしかないんじゃないですかね。例えば大会ならエントリーした段階で結構もう自分の中で勝ち負けはついていて。前日にいっぱい練習したからって次の日勝てるわけでもないですし。あとは、審査員の方が決めるだけなので。だから、上手いヘタ関係なく、エントリーした段階で皆すごいなとリスペクトですね。

――世界さんはフィギュア好きだったり、マニアックに漫画が好きだったり、オタク要素が強いですよね。最初、EXILEに入った時は漫画オタクと周りに言えなかったっていう話も語っていましたが、世の中、オタクであることを隠している人にアドバイスはありますか。

いや、隠したければ、隠していいと思います。無理やりオープンにする必要はないと思うし、僕は立場上、隠していた時期もありましたけど。でも、オープンにした方がいいのかなと思ってオープンにしただけなので、それで色々な見え方があっても、それはそれでしょうがないなと思っています(笑)。

――オープンにした方が、仲間は増えますよね。

コミュニティは深く狭くなりました。狭いオタクカルチャーのコミュニティにぎゅうぎゅうに詰まってる感じです。ドラマや映画みたいにブワーって世界中でヒットするっていう感じではないですから。まぁ、無理やり言うもんではないのかな。ただまあ、僕みたいにオープンにしている人を見て、ちょっとでも面白がっていただけたら嬉しいなと思います。

――やっぱりマニア的に好きなものがある人のお話は面白いですよね。

そうですよね。マニアックな方は今の時代、これからさらに必要とされそうな気しますね。

――そして、もしスペシャルブックの2冊目出すとしたら?

まず、好きな作家さんにイラストを書き下ろしていただく企画は絶対してみたいです。今回泣く泣くお声がけできなかった方もたくさんいますから。対談もまだまだ実現させたい方もいますし。これまで関わりのあった方との対談とか。海外のクリエイターさんや声優さんとかもお話したい方いますし。エンタメの小説を入れても面白いのかも。アイデアだけはいっぱい膨らむなぁ。なかなか気づかれないんですけど、超アイデアマンなんですよ(笑)。

――いっぱいやりたいことがあってすごいです!

いやー、アイデアは浮かぶんですけど、具体性がないっていう。それがずっと若い頃ありましたね。実際どうしようかなと考えられるようになったのは、大人になってからですかね (笑)。

――いろいろ実現させたくても、時間が足りない、と。

足りないです。休みの日でも気になった作品見たり、ゲームしたり。買い物したり、仕事で仲良くなった方や異業種の方と会うこともありますし。やっぱり好きなものから広がってる感じはしますね。

――ちなみにこの夏やりたいことはありますか。

夏やりたいこと……夏祭り行きたいですね。商店街の祭り、好きなんですよ。横須賀の夏祭りは規模感が大きくて。小さい頃とかは、夏祭りを横目にダンスの練習していました。夏祭りデートもせず(笑)。

――憧れでした? 夏祭りデート。

憧れでしたよ。夏祭りの日、同級生が浴衣デートしている姿を見ながら、僕は電車に乗って違うところに行くわけです。

――青春ですね。

祭りは男同士で行くことが多かったです。大人になってもそうですね。10年前くらいも男二人で夏祭り行きましたし。

「激安・小箱で熱量の高いライブを」 アイデアマン・世界が思い描く、ソロコンサートの野望

――グループとしては、メンバーそれぞれソロコンサートができるようなグループにしたいと語っていましたが、ソロコンが実現したらどんなことをやりたいですか。

僕は一人プラスして。誰かとするかもしれないです。ソロコンをするってなったら、今回の本に出てくれた方で協力してくれる方がいれば、頭を下げに行って出演をお願いしたいです。お客さんにいろいろおもてなししたいです。

――演出、構成、衣装もこだわりますか。

そうですね。演出はもういくらでも考えられるんで。衣装が一番大変ですよね。何を着たらいいんだろう、みたいな。古着でとか、ソロコンなら割と何でもできるかもしれないですよね。頑張ってラップもしますし、たくさん踊りますし。
みんなが気軽に参加できる価格帯でしてみたいです。激安で、小箱で、コンサートをしてみたいですけどね。狭いけど熱量高いという感じにしたいです。できる限り自分の今のパワーが届くベストな会場でやってみたいです。

――いいですね。

半年に一回開催するのもいいですね。昔のダンスの発表会ってダンススタジオでしていたんですよ。結構海外だとそういうのが、かなり多くて、お芝居のオフ・ブロードウェイで、毎日やってるのっていいなと思ったんですよ。毎日そこでやってるソロライブみたいなのも面白そう。劇場で、常設で、舞台だけど舞台じゃないみたいな。

――毎日、会えるアーティストに……?

あはは。そういうことが実現させられるくらい自分に説得力をつけないとっていうのはありますね。それがここから40代、50歳までの課題ですかね。


★「BOYSぴあ編集部」Xアカウントをフォロー&リポストで、世界さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!

【応募方法】
①BOYSぴあ編集部(@boys__pia)のXアカウントをフォロー。
②該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。

【応募締め切り】
2026年8月5日(水) 23:59まで

【注意事項】
※当選者の方には8月6日(木) 以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。


世界(EXILE / FANTASTICS)スペシャルブック『世界館』

2026年7月20日発売
¥2,300+税
幻冬舎刊
https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344045224/


撮影/稲澤朝博、取材・文/福田恵子
スタイリスト:平松正啓
ヘアメイク:パク・ヨンソン(Luana)

フォトギャラリー(7件)

すべて見る