台湾の近代美術を大規模に紹介する初の展覧会 『共時的星叢──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし』東京都現代美術館で
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陳澄波《嘉義公園一景》1934年 個人蔵
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すべて見る台湾の近代芸術を紹介する『共時的星叢(せいそう)──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし』展が、9月5日(土)~12月13日(日)に東京都現代美術館で開催される。
同展では、台湾映画『日曜日の散歩者』(2015年、日本公開2017年)の監督、黄亜歴(ホアン・ヤーリー)をゲストキュレーターに迎える。『日曜日の散歩者』は、1930年代の台湾で結成されたモダニズム詩のグループ「風車詩社」を描いたドキュメンタリー映画だ。日本統治期に台湾へのシュルレアリスム導入を試み、日本語で詩作した数人の詩人をめぐる歴史的な営みを起点に、近代の台湾と日本を多様な文化芸術を通じて見つめ直す。

この映画の特徴でもある地域や時代、ジャンルを横断するような編集方法を展示空間にも活かす。美術、文芸、映画、音楽、演劇、舞踏などの資料をモンタージュのように組み合わせて6章で構成。空間設計を担うのは、台湾を拠点に活動する気鋭の建築家ユニット「U x U スタジオ」。黄亜歴のディレクションによる映像や反射する素材、迷い込むような導線により、鑑賞者を含め複数の関係性が星座のように交差する場を生み出していく。

近代台湾の美術作品約200点、資料約500点に、藤島武二や東郷青児らの日本の作品約100点を加えて構成。台湾の出品作家は、黄土水(ホアン・トゥシュエイ)、陳澄波(チェン・チェンボー)、李梅樹(リー・メイシュ)、郭雪湖(グオ・シュエフ)、荘世和(ジュアン・シーホー)など、近代の台湾美術を考える上で重要な作家が名を連ねる。この規模で台湾近代美術を日本で紹介する機会は、同展が初となる。また、日本による統治政策や人類学的調査の中で収集された、台湾原住民族にかかわる資料などもあらためて現在の視点で捉え直す。

近代の台湾と日本に存在した個々の営みについて、既存の語りや単線的な歴史観から一度離れ、空間体験を通じて鑑賞者それぞれに考えたい。
<開催情報>
『共時的星叢──時を共にした星たち 越境する芸術のまなざし』
会期:2026年9月5日(土)~12月13日(日)
会場:東京都現代美術館
時間:10:00~18:00(※11月の毎週金曜は~20:00)、展示室入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)(※ただし9月21日(月)、10月12日(月)、11月23日(月)は開館)
料金:一般2,000円、大学生・専門学校生・65歳以上1,400円、中高生800円、小学生以下無料
※10月10日(土)~12日(月・祝)は中高生・専門学校生・大学生は無料
公式サイト:
https://www.mot-art-museum.jp/
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