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後悔しないために、今できること 西畑大吾が見つめる、限られた時間と大切な人への想い

映画

インタビュー

ぴあ

(撮影:梁瀬玉実)

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西畑大吾と福本莉子がW主演する『時給三〇〇円の死神』は、死者に与えられた人生のロスタイムを描く物語。生きる希望を失った青年役で心の揺らぎを繊細に表現した西畑が役に込めた想いに迫る。

切なくも温かいタッチで生と死を描く儚い作品。深い感動がありました

この世に心残りを抱えたまま亡くなった死者たちの願いに寄り添い、あの世に送り出す――。『時給三〇〇円の死神』は、西畑大吾演じる主人公が半年間限定・時給300円の死神のアルバイトをすることから始まる物語だ。人気小説の待望の実写化で、現実とファンタジーの狭間を美しい世界観で描く。

「『死神』と聞いて真っ先に思い浮かんだのは、『DEATH NOTE デスノート』のリューク。死神のアルバイトとは、死を操るのかと思いきや、未練を残した人たちの人生のロスタイムに寄り添い、成仏を手助けするサポート的なバイトという設定がまず面白いなと思いました。生と死を描いている儚い作品の中で、人生の痛みだけでなく、温かさも描かれるお話。この素敵な原作の情景の一員になることができて良かったです」

西畑が演じた佐倉真司は、父親の逮捕や両親の離婚を経験し、生きる希望を失っている大学生という繊細な役どころ。劇中では描かれない背景まで掘り下げながら、感情の機微を繊細に体現している。

「佐倉はある事件をきっかけに何をしても上手くいかない、どん底の人生を送っているんですよね。希望を持てずにただ生きているという経験が自分にはなかったので、その苦しみを想像するところから役に入りました。闇は抱えているけど、まっすぐ誠実で気遣いもできる格好いい青年なんですよね。死神のアルバイトに誘ってくれた花森雪希(福本莉子)との出会いをきっかけにだんだん前向きな気持ちに変化していく姿を丁寧に演じました。死者が抱えていた感情や未練に向き合ううちに、成長していく様子が伝わったらいいですね」

後悔することもあるけど戻れへんからしゃあないって気持ちを切り替えます

死者たちが後悔の念を抱くのと同様に、佐倉も過去に戻って全部やり直せたらいいのにと願っている。共感できる部分はあったのだろうか。

「過去に戻ってやり直したいと思うこと、そんなの数えきれないほどありますよ。小さなことで言えば、ウケると思ったら、笑ってもらえなかったとか(笑)。番組でエピソードトークを求められた時にすぐに面白い話が出てこなかったときは、落ち込みますし、反省します。でも、引き摺ってもしゃあない、元に戻られへんしって気持ちを切り替えますね」

胸の奥に痛みを抱えた佐倉は花森と出会い、限られた時間の中で死神バディとして特別な絆を育んでいく。初共演にしてW主演となる二人が生み出す化学反応に注目だ。

「佐倉と花森は、死神のアルバイトが作り出した特別な関係性で、お互いに救いを求めているように感じましたね。死や家族の問題など、重いテーマを扱いながらもふたりの会話劇にはコミカルな場面もあるんですよ。思わずクスッと笑ってしまうシーンもあって、そこは難しかったですが。でも、僕と同じ関西出身の福本さんが普段からたくさんお喋りしてくれたおかげで、掛け合いのシーンもやりやすかったですね。後半の花森の過去が描かれる場面では、胸が締め付けられるシーンが多くて。もう福本さんの顔を見るだけで泣けてきちゃって。感情が溢れすぎて涙をこらえるのに必死でした」

このインタビューの続きを、発売中のとぶ!ぴあ9月号に掲載!

誌面でしか見られない写真も盛りだくさんです。 ぜひCheckください!
https://lp.p.pia.jp/tobupia/


映画『時給三〇〇円の死神』 公開中


取材・文:福田恵子 撮影:梁瀬玉実
ヘアメイク:suzawa (JOUER) スタイリスト:小林美月

衣装協力:
ジャケット ¥50,600、パンツ ¥35,200 / 共にクルニ(クルニ フラッグシップストア)
シャツ ¥40,700 / マヒトモトヨシ(ジョワイユ)
シルバーネックレス ¥12,100、ポールチェーンネックレス ¥20,900、イヤーカフ ¥9,900、シルバーイヤーカフ ¥11,000、リング ¥20,900 / 以上ジュエッテ ※税込み価格
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