『イメージフォーラム・フェスティバル2026』全90作品のラインナップ発表
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『イメージフォーラム・フェスティバル2026』ポスタービジュアル
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すべて見る9月19日(土)から25日(金)まで東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで行われる『イメージフォーラム・フェスティバル2026』のラインナップ全90作品が発表された。
1987年にスタートし、今年で40回目を迎える『イメージフォーラム・フェスティバル』は、日本最大規模の映像アートの祭典。作家性・芸術性・創造性に富んだ映像作品が世界中から集まる本映画祭は、映画上映にとどまらず、監督や批評家・研究者によるレクチャー、特別上映など多彩なプログラムが組まれ、映像表現の最新の動向に触れられる映画祭として常に注目を集めてきた。
映画祭の顔となるプログラム「東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション」は、日本・中国・香港・マカオ・台湾・韓国の東アジア地域を対象とした一般公募部門。過去には山村浩二、河瀨直美、井口昇、石田尚志といった、現在国際的に活躍する映像作家・アーティストの作品が入選するなど、先鋭的な若手映像作家の登竜門としても知られている。今年は過去最多となる585作品の応募があり、厳正なる審査を経てノミネートされた20作品を上映。世界四大アニメーション映画祭への出品など国際的に活躍する和田淳の『ちいさなうりぼう』、韓国美術家賞2026の最終候補に選出され脚光を浴びるホン・ジンフォンの最新作『オー・バレンタイン』など、ベテランから若手まで東アジアの「今」を映し出す作品が賞を競う。
本年から新設された部門「ジャパン・エクスペリメンタル」では、一次審査通過作品より新進日本人作家による5作品が選出された。最終審査はアニメーション作家の折笠良、映画評論家の樋口泰人、映画作家・キュレーターのマリー・ロジエの3名の審査員によって会期中に実施。入賞6作品と観客賞の発表は、9月25日(金)にシアター・イメージフォーラムで開催される授賞式にて行われる予定だ。
メインプログラムとなる招待作品部門では、カンヌやベルリン映画祭、MoMAやポンピドゥー・センターなどで特集が組まれる注目の映画作家であり、本映画祭の審査員を務めるマリー・ロジエの特集上映「マリー・ロジエ特集:アンダーグラウンド・スーパースターズ」が開催される。ミュージック集団レジデンツや伝説的バンド・スーサイドのアラン・ヴェガなど、名だたるアバンギャルド・アーティストたちに密着したドキュメンタリーや短編等の8作品を上映。同時期には東京日仏学院エスパス・イマージュで、ロジエの初期作品を含む14本の特集上映も行われるなど、本邦初の大規模なレトロスペクティブとなる。
そのほか、1960年代の旧ユーゴスラビアで花開いたアンダーグラウンド映画のムーブメントを特集する「ユーゴのアンダーグラウンド・シネクラブ」、メキシコを拠点に活動し、MoMA、ロッテルダム国際映画祭など、国際的な映画祭や美術館等で上映され注目を集める映像集団「コレクティーボ・ロス・イングラビドス」の特集企画を実施。日本映画のプログラムでは、今年4月に逝去した映像作家・金井勝の足跡をたどる「シュルレアリスムの王国 追悼・金井勝」、多数の映画作家を育成してきたイメージフォーラム映像研究所の50周年を記念し、卒業制作から27本をセレクトした「イメージフォーラム映像研究所の50年」など、日本の実験映画シーンの半世紀をたどる濃密なプログラムを上映。「イメージフォーラム映像研究所の50年」では、真利子哲也が卒業制作として撮った8ミリフィルムの短編『極東マンション』、昨年10月に惜しくも逝去した大木裕之の『松前君の映画』などの作品も含まれる。会期中はパフォーマンスやインスタレーション上映、監督を招いてのティーチインなど、連日多彩なイベントも実施される予定だ。
映画祭のメインビジュアルには、多様なジャンルを横断しながら日本の音楽シーンを牽引してきたミュージシャン・近田春夫によるイラストレーションを起用。今年度のテーマ「氾濫する映画」を体現する仕上がりとなっている。
『イメージフォーラム・フェスティバル2026』は、シアター・イメージフォーラムでの開催後、10月から12月にかけて京都・名古屋・広島・福岡で順次行われる。
■映画祭ディレクター:門脇健路 コメント
1987年にスタートしたイメージフォーラム・フェスティバルは40回目を迎えます。本フェスティバルが「映像が“個人の表現メディア”となること」を謳って始まった当時、映像を作り、発表することは特別な行為でした。しかし、今や誰もがスマートフォン一台で映像を撮影し、編集し、世界へ発信することができます。映像表現はかつてないほど身近なものになりました。その結果、ひとつひとつの映像に向き合い、その力を受け取るということは、以前とは少し違うものになっているのかもしれません。では、そんな時代になぜ映像をつくるのか。このフェスティバルでは、現在の映像を取り巻く環境や既存の表現に安住せず、創造のパワーを氾濫させ続ける作り手たちに注目します。彼らと観客のみなさんとの間に散る火花の先に、これからの映像表現の可能性を見つけたいと思います。
<開催情報>
『イメージフォーラム・フェスティバル2026』〈氾濫する映画〉
東京:9月19日(土)~25日(金)シアター・イメージフォーラム/寺山修司(イメージフォーラム3階)
京都:10月16日(金)~22日(木)出町座
名古屋:11月7日(土)~13日(金)ナゴヤキネマノイ
広島:11月24日(火)~29日(日)広島市映像文化ライブラリー
福岡:12月9日(水)~13日(日)福岡市総合図書館映像ホール・シネラ
公式サイト:
https://www.imageforumfestival.com/
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