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マーティン・マクドナー監督最新作『ワイルド・ホース・ナイン』ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア開催

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『ワイルド・ホース・ナイン』ワールドプレミアより

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『スリー・ビルボード』でしられるマーティン・マクドナー監督の最新作『ワイルド・ホース・ナイン』のワールドプレミアが、第83回ヴェネチア国際映画祭で開催された。

ワールドプレミアには、過去、同映画祭において2作連続で最優秀脚本賞を獲得したマクドナー監督をはじめ、ジョン・マルコヴィッチ、サム・ロックウェル、スティーヴ・ブシェミ、マリアナ・ディ・ジローラモ、アイリン・サラス、パーカー・ポージーらが集結。船上から彼らが姿を見せると会場からは大歓声が沸き起こり、会場全体が最高潮の盛り上がりに。

本作は、1973年のチリ軍事クーデター直前、“モアイ像”で知られるイースター島に降り立ったCIAエージェントのクリス(ジョン・マルコヴィッチ)とリー(サム・ロックウェル)のふたりを中心に物語が進んでいく。長年のパートナーである彼らが、それぞれの過去や現在進行形の陰謀と格闘する中、自由を求める反権力派の学生、モニカ(マリアナ・ディ・ジローラモ)とアリシア(アイリン・サラス)に出会うのだが、それはCIA南米支局長のMJ(スティーヴ・ブシェミ)をも巻き込んだ思いもよらない事態へと発展していく。

会見では、ジャーナリストのひとりから、すでに受賞スピーチを書き始めているかと尋ねられたマルコヴィッチ。「それは実に親切なご質問ですね。私は長いキャリアを積み、脚本家、監督、俳優たちと素晴らしいコラボレーションを重ねてきました。彼らと競い合っているとは1度も感じたことがありません。私にとって何よりも嬉しいのは、この映画が注目を浴びることです。この映画には素晴らしい演技を見せる俳優たちが何人も出演しており、脚本も演出も素晴らしい。私にとって重要なのは、それなのです」と語り、自身への評価以上に、作品そのものが注目を集めることを喜ぶ名優らしい姿勢をのぞかせた。

さらに、「私は人生を通して、大好きなことをやってきました。これからもそれを続けていくつもりです。引退するつもりはありません。時が来れば、周りが私を引退させてくれるでしょう。それが物事の自然な流れだと思いますから」とも語り、ヴェネチアの地で生涯現役を宣言した。

脚本・監督を務めたマクドナーは、本作について「今の時代に対するちょっとした皮肉が込められている」とコメント。映画を「権威や、私たちに伝えられていることに対して疑問を投げかける」手段として使うのが好きだと語り、70年代のイースター島を舞台にしたCIAエージェントふたりの物語を通して、現代社会にも通じるテーマをユーモアたっぷりに描いたことを明かしている。

そんなマクドナーならではの鋭い視点で描かれた物語は、映画界のレジェンドたちも魅了した。マルコヴィッチは、自身とロックウェルが演じるキャラクターを「ふたりの間抜け」と表現し、出演を決めるのは「簡単な決断」だったと振り返っている。

「以前、マクドナーが書いた脚本をいくつか送ってもらったことがあったが、他の仕事の都合で検討できなかった」とかつての経緯を語り、「今回のオファーが来た時、絶対にやると決めた。幸い、邪魔になるような予定は何もなかった」と、念願だったマクドナー作品への出演を即決したことを告白。

さらに、CIA南米支局長MJを演じたスティーヴ・ブシェミも、「私はマクドナーを文字通りストーカーのように追いかけ回して、『絶対に私と一緒に仕事をしてくれなきゃ!』と言ったんです。そうしたら、彼は私にこの風変わりな上司役をオファーしてくれて。私は喜んで引き受けました」とユーモアたっぷりに出演の経緯を明かした。

その後のレッドカーペットでも、現地に集まった映画ファンから大歓声で迎えられた彼らは、現地の声援にも応えつつ、プレミア上映が行われる会場へと向かっていった。

そして、上映後には約15分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こり、今年の映画祭最長を記録。マルコヴィッチは感極まった様子をみせ、マクドナー監督も感動の表情に。本作のプレス向けに実施された試写ですら、スタンディングオベーションが起こる異例のワールドプレミアとなった。

<作品情報>
『ワイルド・ホース・ナイン』

2027年1月29日(金)公開

公式サイト:
https://www.searchlightpictures.jp/movies/wildhorsenine

(C)2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

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