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『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』ワールドプレミア直後の塚本晋也監督インタビュー映像解禁

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『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』ワールドプレミアより

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塚本晋也監督の最新作『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』より、塚本監督インタビュー映像が公開された。

原作はベトナム戦争に従軍したアレン・ネルソンが、自らの戦争体験と帰還後の葛藤を綴ったノンフィクション。ネルソンは、その体験に基づき日本全国で1200回以上の講演を行い、「ほんとうの戦争」を語り続けてきた人物で、彼の証言をもとに塚本監督が「戦争加害者の傷」というテーマに挑戦。NY、ベトナム、タイ、沖縄と4カ国で撮影を敢行した、これまでにない壮大なスケールの作品となっている。

公開されたのは、ヴェネチア国際映画祭でワールドプレミア上映を終えた直後に収録された、塚本監督のコメント映像。世界初上映を終えた直後だからこそ語られる率直な心境と、現地で感じた観客の反応、さらに本作に込めた思いが明かされた。

塚本監督は上映前の心境について「緊張というよりはかなりエキサイティングな気持ちだった」と振り返り、世界初披露の瞬間を前にした高揚感を明かした。さらに、約8分間にわたるスタンディングオベーションに包まれた上映を終えた感想については、「僕としては素晴らしい形で上映が終わったと思っているので、ほっとしています」と安堵を滲ませた。上映後の長い拍手に加え、ロビーでは観客が監督を取り囲み、次々と感想を伝える場面もあったそうで、「凄く熱い手ごたえを表してくれた」と語っている。

さらに、その余韻は上映会場だけにとどまらず、上映から数日後の早朝にも街を散歩していた際に、すれ違う人々から拍手やグッドサインを送られ、「シンヤ ツカモトさん、ありがとう」と声をかけられたと明かし、「すごくうれしい手ごたえを感じました」と振り返った。

特に印象に残った観客の感想として挙げたのは、「STRONG(強い)」という言葉。作品の細かな感想はまだ十分に聞けていないというものの、観客が感想を語る際の表情から本作のメッセージがしっかりと届いたことを感じ取ったという塚本監督は、「皆さんが感想を言ってくれる時のお顔が、すごく赤くなって、目がウルウルとしていて、ちょっとこうパンパンになっているような雰囲気で感想を言ってくださる。その表情が自分にとっては何よりもありがたいと感じました」と語っている。

一方で、本作が描くのは、戦争によって“加害の体験”を背負うことになったひとりの人間の物語。作品テーマの重さゆえの反響については「すんなり受け入れることができなかった人もいらっしゃると思います。ですから、そういう方々の感想もこれからひとつひとつ聞いていきたい」と率直に語り、真摯な姿勢を示した。そのうえで、ワールドプレミアを「まず大きな山をひとつ越えた」と表現し、ここからさらに多くの人へ作品を届けていく決意をにじませた。

そして、これから本作を観る日本の観客、観るかどうか迷っている人々へ向けては、戦争を頭だけで理解するのではなく、「身体で感じてほしい」という思いを吐露する。「戦争で恐ろしい体験をした人を、皆さんにもあたかも映画の中の主人公と同じその場にいるように、感じてもらえるように、非常に臨場感のある形で作っています」と語り、戦争の現実を体感してほしいという本作の狙いを明かした。

「人間は本来そうじゃない、何か光のようなものも持っているものであるということを、ずっと信じて描いてます。アレン・ネルソンさんという人がそういう人だったので」と語る塚本監督。実在した元海兵隊員アレン・ネルソンの人間性にもしっかりと光を当てることで、戦争の残酷さをより鮮明に浮かび上がらせている。「アレン・ネルソンさんを通して、人間の光の部分も、感じていただけたらいいなというふうに思っています」と、熱いコメントで締めくくった。

塚本監督コメント映像 in ヴェネチア

<作品情報>
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』

公開中

公式サイト:
https://nelsonsan.jp/

(C)Mr. Nelson, Did You Kill People? Film Partners