Chris Coco、MAJOR FORCE PRODUCTIONS、LUNASUNらが葉山に集結 『Hayamatic! 2026』弘石雅和が語る“葉山のバレアリック”【オフィシャルインタビュー】
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すべて見る10月3日(土)・4日(日)に葉山うみのホテルにて開催されるバレアリックな音楽イベント『umi conexión Hayamatic! 2026』。今年はレギュラーメンバーのカワムラユキ、Hideo Kobayashi、Jay Zimmermann、Masakazu Hiroishiに加え、スペシャルゲストにChris Coco、MAJOR FORCE PRODUCTIONS、LUNASUNが出演。さらに最終ラインナップとしてheykazmaとU/M/A/A Sound Systemの追加も発表された。2022年にスタートし今年6回目を迎える『Hayamatic!』の魅力と今年のテーマについて、主催メンバーのひとりであるU/M/A/A Inc.(ユーマ株式会社)/音楽の計画株式会社 代表の弘石雅和氏に話を聞いた。
――まずは自己紹介からお願いいたします。
「ユーマ株式会社/音楽の計画株式会社代表の弘石雅和です。私自身は長年音楽業界におりまして、新卒でアルファレコードに入社した後、ソニー・ミュージックエンタテインメントへ転職。ソニーテクノを立ち上げた後は、ベルギーのR&Sレコーズやロンドンのワープ・レコーズ等での勤務を経て、2001年に今のU/M/A/Aの前身となるクラブミュージック専門レーベル「Third-Ear」をロンドンと渋谷で立ち上げました。現在のレーベルではテクノを中心に、ボカロやゲーム/アニメミュージック等、幅広いジャンルの音楽を扱っています」
――音楽レーベルとのことですが、今回のような音楽イベントを主催されることも多いのですか。
「大規模なものでは、スペイン・バルセロナの音楽イベント『Sónar』を2001年から10年間、東京・恵比寿で開催しておりました。最近では今年5月に高輪ゲートウェイの新施設MoN Takanawaで開館記念公演として企画・制作を行った「ジェフ・ミルズ presents 火の鳥 ーエレクトロニック・シンフォニカー Special Guests 上原ひろみ and LEO」が注目を集めましたね。海外のレジェンドを迎え、LEDスクリーンによる映像演出等も駆使しながら一夜限りの公演という贅沢さも話題になりました。そのほかにはアジアを中心とした新進アーティストを紹介するショーケース『U▷MOA(United Music of Asia)』や、10月に開催予定の『Hayamatic!』等を定期開催しています」
――それでは、『umi conexión Hayamatic!』開催の経緯を教えていただけますでしょうか。
「はい。まず、私は元々は東京在住で週末だけ葉山で過ごす所謂二拠点生活を送っておりましたが、コロナ禍でリモート勤務となったことをきっかけに、葉山へ移住しました。ちょうどその頃、自宅の近くに葉山うみのホテルがオープンしたんです。ホテルの方からローカルの方々との繋がりを大切にしたいというお話を伺って、ホテルのロビーを会場としたDJイベントをHideo KobayashiとJay ZimmermannのふたりのDJと一緒に企画し、開催することになりました」
――『Hayamatic!』は「バレアリック」な音楽イベントとのことですが、「バレアリック」とはどのような音楽スタイルなのでしょうか。
「バレアリックはイビサ島を含むスペイン南部の地中海に浮かぶ群島の呼称です。80年代後半のイビサでは、ハウスやディスコだけでなくアンビエント、ロック、ソウル、ジャズ等を、ジャンルにとらわれず、その時間や場所、空気に合わせて自由に選曲するDJスタイルが育っていきました。その象徴的な場所のひとつが、海に沈む夕陽を眺めながら音楽を聴く「Café del Mar」です。1994年にスタートしたコンピレーション・シリーズなどを通じて、イビサのサンセットやチルアウトの文化は世界へ広がっていきました。私は「バレアリック」を、特定の音楽ジャンルというより、ジャンルを越えて、その場所や時間、景色に合う音楽を自由に楽しむための“感覚”や“美学”だと思っています。海があって夕暮れがあって、ゆっくり時間が変化していく葉山は、その感覚とすごく相性がいいんです。都内や近郊から一泊あるいは日帰りで来ていただいて、普段とは少し違う時間の流れの中で音楽を楽しんでほしい。そういう思いで始めたイベントで、ありがたいことに毎年楽しみにしてくださるリピーターも増えています」

――イビサ島と葉山が音楽で繋がるイメージですね。ホテルのロビーでの開催ということですが、通常のライブハウスやコンサート会場とは随分違った雰囲気になるのでしょうか。
「そうですね。まず、葉山うみのホテルのロビーはとても窓が大きくて窓越しに海を眺めることができます。『Hayamatic!』は15:00開演21:00終演というスケジュールを基本にしていますので、明るい葉山の午後の景色から徐々に変化していく夕暮れの景色、そしてすっかり陽が落ちた夜の風景といった時間と空間の変化を意識してタイムテーブルを組んでいます。移り行く葉山の景色と合わせて音楽を楽しんでいただければと思います。また、ホテルのロビーということで、ダンスフロア以外に寛げるソファー等もあり、ビールやシャンパンを片手にお洒落なフィンガーフードも楽しみながらゆっくり過ごしていただくことができます。小学生以下のお子様は無料なので、ご家族で一緒に楽しんでいただけるのも魅力ではないかと思います。いわゆるクラブイベントのように「ずっと踊っていなければならない」という場所ではありません。踊ってもいいし、ソファーで音楽を聴いてもいい。海を見ながらお酒を飲んでもいい。そういう自由さも私にとってはバレアリックなんです」


――音楽と同時にリゾート感も味わえそうですね。今回は「初の宿泊型」を謳っていらっしゃいますが、そちらもご紹介いただけますか。
「はい。これまでずっとイベント当日の夜に終演というスタイルで開催してきましたが、せっかく素敵なホテルで開催するのだから是非そのまま宿泊して葉山を満喫していただきたい、そして宿泊いただくならば翌日の朝食時にも音楽を楽しんでいただきたいということで、今年初めてイベントを翌朝まで繋げる宿泊型にしました。4日(日)は朝7時から10時まで朝のプログラムを予定しています。夜のクラブミュージックとは違って、アンビエントやバレアリック、ダウンテンポなどを中心に、海を眺めながら朝食と一緒に楽しんでいただく時間です。葉山は都内からであれば日帰りでもお越しいただける場所ですが、ぜひゆっくり一泊していただき、浜辺の散策や食事・買い物等も含めた葉山時間を楽しんでもらえるとうれしいですね。葉山うみのホテルは最上階に宿泊のお客様だけが利用できるHorizon Onsenという大浴場があります。海や富士山が見えるとても気持ちの良い場所で、イベント当日は特別に深夜1時まで開放していただけるので、初日のイベント後にもゆっくりお湯に浸かってからお休みいただけます。今回のイベント宿泊料金にはイベント入場券と入浴、さらに翌日の朝食も含まれていますので、夕暮れから夜、そして翌朝まで、音楽に溢れた葉山の週末を楽しんでいただけます」

――宿泊型ならではの楽しみも満載ですね。ほかにも宿泊者特典があるそうですが。
「そうなんです。宿泊のお客様には3日夜の終演後に出演者とのミート&グリートのお時間をご用意しています。昨年初めて実施していて大変評判が良かったので、今年も行うことになりました。出演者の皆さんと直接触れ合える貴重な時間は良い思い出になると思います。また、一部のご宿泊者様には特別なプレゼントもご用意しています」
――特別なプレゼントとは?
「実は今回、私のレーベル・U/M/A/Aから9月30日(水)発売予定、小泉今日子さんの『Fade Out Remixes』のリリースパーティーを兼ねていまして、Bunk Room以外のお部屋にご宿泊のお客様には生産限定12インチアナログ盤をおひとり様につき1枚プレゼントします。レコード好きの方にとっては、宿泊そのものに加えてかなり特別な記念になると思います。『Fade Out Remixes』リリースパーティーとしては3日のイベント中にも、「Fade Out」の作詞・作曲・編曲すべてを手がけられた近田春夫さんによる、ミニトークや演奏等も予定しています」

――なかなか豪華なプレゼントですね。「Fade Out」というのはどのような作品ですか。
「「Fade Out」は、“お茶の間にハウスを”をキャッチコピーに1989年に近田春夫さんが小泉今日子さんのためにプロデュースした楽曲です。当時、日本ではまだハウス・ミュージック自体が一般にはほとんど知られていない時代でした。アイドル歌謡/ポップスの中心に本格的なハウスの感覚を持ち込んだ、かなり先鋭的な作品だったと思います。その後の日本のクラブシーンでも長くDJたちから支持されてきました。今回の『Fade Out Remixes』は、2026年リマスターのオリジナルバージョンと、Hayamatic! 2026にもご出演いただくLUNASUNの近田春夫&OMB、寺田創一、藤原ヒロシら豪華アーティスト陣による秘蔵リミックスを収録した待望の12インチレコードです。「Fade Out」は、ヨーロッパのディガーたちの間で現在再評価されている日本の80年代後半のハウス/テクノ歌謡を象徴する一曲で、クラブミュージックの名門Rush Hourを通じてヨーロッパでも流通される予定です。1989年に生まれた曲が2026年にリミックスされ、オリジナル・プロデューサーである近田さんが葉山で演奏する。過去の音楽を懐かしむだけではなく現代のダンスミュージックとしてもう一度未来へ接続する。今回のHayamatic!を象徴する企画のひとつだと思っています」

――時代やジャンルに拘らない、まさにバレアリックそのものですね。
「そうなんです。今回の「Hayamatic!」のアーティストラインナップについてもまさにその「時代とジャンルを超えること」を意識しています。スペシャルゲストとしては長年イビサのサンセット文化と深く関わり、世界を代表するバレアリック/チルアウトDJのひとりであるChris Cocoをイギリスからお迎えし、国内からは日本のヒップホップとストリートカルチャーの礎を築いたMAJOR FORCE PRODUCTIONS、President BPMとして日本語ラップ史に名を刻んだ近田春夫とOMBによるLUNASUNが葉山に集結します。ほかにもHayamatic!レギュラーのカワムラユキ、Hideo Kobayashi、Jay Zimmermann、と私・弘石雅和がDJとして参加しますし、さらにU/M/A/A Sound System名義でU/M/A/Aに関わる若手アーティストたちを中心としたスペシャルユニットがDJとライブで参加予定です。MAJOR FORCEや近田春夫さんたちが切り拓いてきた80、90年代と、その後の2000、2010年代、さらに今のZ世代・アルファ世代まで。それぞれの世代の音楽が一堂に会する、クラブミュージックの過去・現在・未来が自然につながって見えてくる。それが今年の大きなテーマです」



――それぞれのアーティストの見どころ等も教えていただけますか。
「まず、チルアウト/バレアリックの重鎮として知られるChris Cocoが、初プレイとなる葉山でどんな風を吹かせてくれるのか、私たちも楽しみにしています。MAJOR FORCE PRODUCTIONSとLUNASUNという、日本の音楽史の中でも非常に重要な二組のライブを約200人規模のスペースで体験できるのも今回ならではですし、イギリスでも人気の高いMAJOR FORCE PRODUCTIONSとUKのChris Cocoが同じ空間でプレイすることもなかなかない機会です。さらに高木完、K.U.D.O、近田春夫、OMBそれぞれの名義でB2BのDJもプレイしていただけるという贅沢な一夜となります。また今回初となる朝DJにチャレンジするのは弱冠16歳の話題のDJ・heykazma。DJ、作曲家、モデルなど多方面で活躍中のアーティストにご注目ください。ファイナルラインアップとして追加されたU/M/A/A Sound Systemは、U/M/A/Aに関わる若いアーティストたちを中心に、この日のために編成するスペシャルユニットです。heykazmaをはじめ、中国出身テクノポップユニットのWang One、FUJI ROCK 2024 ROOKIE A GO-GOで注目を集めたhobnobのシンセ担当Hiko Fukuda、2005年生まれ、西海岸ヒップホップとフレンチエレクトロニカを聴いて育ち、ミニマルやオルタナティブの感性を混ぜ合わせるDjuBumbaが参加します。Hayamatic!では、予定されたプログラムだけではなく、その場で思いがけないことが起こるのも楽しみのひとつです。今年も最後には出演者全員がステージに上がる時間を予定しています。まさに、その日その場所でしか起こらない瞬間。海辺で交差するクラブミュージックの過去・現在・未来を体感してください」


Text:D. Hayama
<公演情報>
『umi conexión Hayamatic! 2026』 夏から秋へ、バレアリックな週末
10月3日(土) 神奈川・葉山うみのホテル
【出演】
※本イベントへの小泉今日子本人の出演はありません。
<10月3日(土) 15:00〜21:00>
Special Guests:Chris Coco/MAJOR FORCE PRODUCTIONS(K.U.D.O & KAN TAKAGI)/LUNASUN(近田春夫 & OMB)
DJs:Yuki Kawamura aka Venus/Hideo Kobayashi/Jay Zimmermann/Masakazu Hiroishi/U/M/A/A Sound System(Wang One、heykazma、Hiko Fukuda from hobnob、DjuBumba)
VJ:100LDK
<10月4日(日) 7:00〜10:00>
heykazma/Hayamatic! Orchestra
葉山うみのホテル
<チケット情報>
■1dayチケット:オールスタンディング 3,500円(税込)※入場時ドリンク代別途
■葉山うみのホテル Bunk Room 宿泊付きチケット:11,000円(税込)
※葉山うみのホテル宿泊、イベント入場券、ウェルカムドリンク、入浴、朝食のセット
※3日終演後に出演者とのミート&グリートにご参加いただけます。
▼チケットはこちら
https://w.pia.jp/t/hayamatic2026/
葉山うみのホテル宿泊付きチケット:価格は予約サイトにてご確認ください。
※葉山うみのホテル宿泊、イベント入場券、ウェルカムドリンク、入浴、朝食のセット
※Sunset Luxury、TATAMI Superior、Ocean Superior、Ocean Double、Standard Double宿泊のお客様には、生産限定盤『Fade Out Remixes』をお一人様に1枚プレゼント
※3日終演後に出演者とのミート&グリートにご参加いただけます。
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