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絵本作家きくちちき初の大規模展がPLAY! MUSEUMで開催 高さ3メートルの巨大原画30点の展示も

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『いきもの Rhapsody』原画一部場面抜粋2026年 (C)Chiki Kikuchi 撮影:鈴木陽介

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自然や生命の躍動感をダイナミックに描いた絵本によって、子どもから大人まで幅広い読者を魅了する絵本作家きくちちき。その制作の軌跡を貴重な原画でたどる初の大規模巡回展が、10月7日(水)から12月13日(日)まで、東京・立川のPLAY! MUSEUMで開催される。

1975年に北海道で生まれたきくちは、道内の大学の美術学部建築学科を卒業後に上京。デザインの仕事に携わるが、骨董市で100年前のフランスの絵本に出会ったことをきっかけに、33歳で絵本作家を志す。2012年に出版したデビュー作『しろねこくろねこ』が、翌年にブラチスラバ世界絵本原画展の「金のりんご賞」を受賞。2025年には第3回やなせたかし文化賞を受賞している。

『しろとくろ』2019年(講談社) (C)Chiki Kikuchi

今回の展覧会では、デビュー前の手製本を含め、これまで制作した約80冊の絵本から、人気作『しろとくろ』をはじめ、厳選した絵本原画約150点が並ぶことに加え、全絵本が展示される。基本的に下書きはせず、横1メートルほどの大きな和紙に水彩や墨を用い、躍動感あふれるタッチで描いたきくちの絵は、ユーモアと優しさにあふれている。同展の見どころは、その色彩豊かな絵本の世界を大きな原画でじっくり味わえることにある。

『いきもの Rhapsody』高さ3メートル、幅1.8メートルの原画

植物や虫、動物といった生き物をこよなく愛するきくちの絵本は、生き物たちがのびのびと踊るように輝いているのが大きな魅力だ。今回はまさにそうした生き物たちが躍動する新作絵本『いきものRhapsody』の巨大原画30点が初公開となる。高さ3メートル、幅1.8メートルもの紙を用いた描き下ろしの原画が、広大な楕円の展示室の壁面に並び、地球に生きる様々な生き物の喜びや悲しみ、憎しみや希望を伝えてくれるのもまた、同展の大きな見どころとなっている。

『もみじのてがみ』2018年(小峰書店) (C)Chiki Kikuchi

この展示室ではまた、木彫や陶器でつくられた様々な動物たちが並ぶ「空間絵本」の中を歩きながら、きくちの生命讃歌を体感できる。そのほか、『もみじのてがみ』『さくらのふね』『ゆき』の3作品の原画を展示したカラフルな「季節の部屋」では、生き物たちとともに季節の移ろいを感じられるなど、この館ならではの変化に富んだダイナミックな展示も楽しみたい。

<開催情報>
『絵本作家 きくちちき展 いきものRhapsody』

会期:2026年10月7日(水)~12月13日(日)
会場:PLAY! MUSEUM
時間:10:00~17:00(土日祝は~18:00、入場は閉館の30分前まで)
休館日:なし
料金:一般1,800円、大学生1,200円、高校生1,000円、中学生600円、小学生600円、未就学児無料
公式サイト:
https://play2020.jp/article/kikuchichiki/

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