Zilqy、1stアルバム『Birth of Riot』を携えた全国ツアー開幕 進化したバンドサウンドで魅せた柏公演【オフィシャルレポート】
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『Zilqy Tour 2026“Birth of Riot”』 Photo:Victor Nomoto – Metacraft
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すべて見る「『Birth of Riot』、私たち4人で作り始めてから今日までがすごーく長く感じて、やっと今日ツアー初日を迎えられて、こんなに多くの皆さんに来てもらえて、すっごいうれしいです!」
ライブ中盤、Anna(vo)は感無量な表情でそう語った。
Zilqyがアルバム『Birth of Riot』を引っ提げた全国ツアー『Zilqy Tour 2026「Birth of Riot」』が、10月11日、千葉・柏PALOOZAにて開幕した。
ステージが真っ赤な照明で染まり、SE「From Zero to One」が鳴り響く。オーディエンスの歓声とクラップに迎えられながら、Kano(ds)、Miho(b)、Toki(g)が颯爽とステージに登場し、定位置につく。最後に悠々とAnnaが現れると、クラップも歓声も一気に高まった。
「“Birth of Riot”、柏から始めて行きますよ!」とAnnaがフロアを見渡し、挑発するように口を開くと、1曲目を投下。4人が放つ轟音がステージからフロアへ降り注いだ。

予想外の選曲でのスタートだが、緩急のついた重厚なアンサンブルをのっけからぶちかますにはもってこいのナンバーだった。Kanoは笑顔を見せながら、重心を低く構え、緻密なリズムをとてつもない爆音で叩き込んでいく。Mihoの重低音がフロアはもちろん、2階関係者席の床や壁まで揺らす。Tokiは分厚い歪みの壁でZilqyサウンドをより濃厚で濃密なものへと昇華していく。
そんな強靭なアンサンブルを背に、Annaは妖しく美しく舞いながら伸びやかな声を響かせる。よりバンドらしく、よりZilqyらしく。それはアルバム『Birth of Riot』を作り上げた自信であり、それによってZilqyとしての覚悟とバンドの矜持が明確になったからに違いない。
「RUN」のブレイクダウンではこの世の終わりを想起させるようなけたたましい地鳴りを起こし、「Psycho」では無国籍な響きで妖艶に魅せていく。『Birth of Riot』の楽曲の世界観を明確に表現していった。
「あらためまして、Zilqyです! ついに始まりました“Birth of Riot”。今日は会場全体一体となって、一生一回のライブをみなさんの脳内に叩きつけてやりたいと思います! ついて来れますか!」

真っ赤なマイクケーブルを縄のように、時として鞭のように操り、身体全体をしなやかに使いながら歌を表現していくAnna。両手を掲げて空を仰ぐ仕草も、上体を大きく反らす優美なシルエットも、エレガントでワイルドだ。
ボーカリスト、そしてフロントマンとしてのオーラは凄まじく、そこから発せられる歌声を前に我々、観る者はひれ伏すしかない。それはほかの3人も同様で、それぞれの表現でライブを構築していく。
「Caught in the Web」であでやかにオリエンタルなフレーズをキメたTokiが、台の上からギターのいななきでオーディエンスの熱をあおる。その流れで始まった「Other Side of the Moon」は、“動”だけではないZilqyの“静”でオーディエンスを魅了する、この日のハイライトだった。
ハイライトはもうひとつ。後半でAnnaがステージからいったん去り、Toki、Miho、Kanoの楽器陣3人だけによるセッションが始まった。
Kanoが刻むシンバルに重ねたTokiの不協和音から始まったその聴き覚えのあるイントロは、“ポスト・メロディック・ニューメタル”を標榜する彼女たちらしいカバーだった。
MihoとKanoが選んだという、Bring Me The Horizon「Happy Song」やSystem Of A Down「Chop Suey!」といった海外ニューメタルの雄たちの名曲を、Zilqy流にヘヴィでラウドにメドレー形式で紡いでいった。
このインストセッションに関して、Mihoが自身のXでもポストしているが、「知ってる曲があったら是非歌ってほしい」との言葉を終演後にもらったので、ここに記しておく。Zilqy楽曲の盛り上がりとはひと味異なる、本ツアーでの大きな目玉になるだろう。
そこからのラストスパートも攻め手を緩めず、本編13曲をMCを挟まず一気に駆け抜けた。

アンコールはツアー初日らしく(?)、Tokiの機材トラブルから始まった。「ツアー初日は生きていて今日しかない、人生でたったひとつの瞬間」とTokiが語る。アクシデントもそうしたこの日だけの瞬間だ。そしてデビューから1年、多くのイベントや雑誌の表紙など、たくさんの経験ができたこと、応援してくれるファンへ向けての感謝を述べた。
硬派に演奏に徹していた本編とは異なり、「“寡黙なドラマー”としてやっていこうと思ってるから(話を)振らないで欲しい」と笑いを誘ったKanoをはじめ、来場者への感謝とグッズの話など、ゆるい空気感で4人の関係性を見せてくれた。
「私たちがライブをする意義はスッキリしてほしいんだよね、嫌なこと、明日の不安、過去の後悔……そのすべてを置いていってほしい。激しい音楽で頭振って、大きい声出してモヤモヤを爆発させてほしくって。その爆発が私たちのステージという暴動、“Riot”です」
Annaが思いを口にするとラストナンバーへ。会場一体となる大きなシンガロングが響き渡った。
皆が手を上げ、声を上げる景色を意識して作ってきたというアルバム『Birth of Riot』。この強力な楽曲群を武器に、Zilqyの“Riot=暴動”が全国を駆け巡る。12月16日(水)のツアーファイナル、Zepp Shinjuku (TOKYO)では、さらに大きくなったステージ=暴動の景色を見せてくれることだろう。

Text:冬将軍 Photo:Victor Nomoto – Metacraft
<公演概要>
『Zilqy Tour 2026「Birth of Riot」』
10月11日 千葉・柏PALOOZA
<ツアー情報>
『Zilqy Tour 2026「Birth of Riot」』
10月24日(土) 兵庫・神戸 VARIT.
開場17:30/開演18:00
10月25日(日) 愛知・名古屋 ell. FITS ALL
開場17:30/開演18:00
11月14日(土) 福岡・INSA
開場17:30/開演18:00
11月15日(日) 福岡・INSA
開場17:30/開演18:00
11月28日(土) 大阪・OSAKA MUSE
開場17:30/開演18:00
12月16日(水) 東京・Zepp Shinjuku (TOKYO)【TOUR FINAL】
開場18:00/開演19:00
【チケット情報】
スタンディング:6,500円(税込)
※整理番号付き、ドリンク代別途
一般発売中
<リリース情報>
1stアルバム『Birth of Riot』
発売中/全10曲収録
MAVERICK STORE
https://www.maverick-stores.com/zilqy/
商品仕様・店舗特典詳細
<リリースイベント情報>
『Birth of Riot』リリース記念イベント
11月7日(土)17:00~ 東京・タワーレコード新宿店9F イベントスペース
11月8日(日)15:00~ 東京・タワーレコード渋谷店5F イベントスペース
11月29日(日)18:30~ 大阪・タワーレコード梅田Nu茶屋町店 店内イベントスペース
MAVERICK STOREでのオンラインリリース記念イベントも開催予定。詳細は後日発表。
Zilqy「RUN」ミュージックビデオ
Zilqy オフィシャルサイト
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