アーティゾン美術館のシリーズ企画「ジャム・セッション」10月24日から 現代美術家・藤井光が新作を含む映像インスタレーションを展開
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藤井光《神学者と、その声》2026年、作家蔵
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すべて見るアーティゾン美術館では、現代アーティストが石橋財団コレクションから作品を選び、自らの作品とともに展覧会を構成する展覧会「ジャム・セッション」を毎年行っている。今年は藤井光を迎え「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×藤井光 WHOSE LIGHT? —だれのひかりか」が10月24日(土)~2027年1月31日(日)に開催される。
藤井は、リサーチとフィールドワークを通じて芸術と社会・歴史の密接な関係性を探求。脚本と演出による「映画的手法」と客観的記録による「ドキュメンタリー」を織り交ぜ、歴史を独自に再考する映像インスタレーションの形に仕立てる。
今回、藤井はプラトンの『国家』第7巻に登場する「洞窟の比喩」の中心的なテーマ「光=心理」に着目。その光が何を照らしているのかではなく、「その光を誰が照らしているのか」という視点に立ち、真理の構造そのものを批評的に問い直す。

今展で藤井は、これまで継続的に探究してきたテーマを深化させた3点の新作を発表する。一つは、歴史家によって新たに発見された、米軍の情報機関が作成した日本の戦争記録画のアーカイブ資料と向き合い、アメリカの国立公文書館で撮影した記録写真を中心に構成した作品だ。さらに2つの新作は、戦後から冷戦期にかけて形成された核の平和利用と軍事利用をめぐる政治的・社会的・文化的言説、それらと深く交錯する宗教的言説を問い直すものとなる。

さらに、日本統治下の台湾で行われた教育を、現代の日本で移民として生きる若者たちに再演させた映像作品《無情》など、過去の作品も展示。一方、石橋財団コレクションからは、古代ギリシア・パルテノン神殿の浮彫断片の摸刻をはじめ、シリア・パレスチナなどのガラス器や中世イランの陶器、アルブレヒト・デューラーなどの宗教画、ジャクソン・ポロック、アルベルト・ジャコメッティらの作品が並ぶ。現代世界で見えなくなっている構造的な問題を、古今東西、広い視野から見つめ、問い返す展覧会となるだろう。


<開催情報>
『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×藤井光 WHOSE LIGHT? —だれのひかりか』
会期:2026年10月24日(土)〜2027年1月31日(日)
会場:アーティゾン美術館
時間:10:00~18:00(※金曜は~20:00)、入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜(11月23日、1月11日は開館)、11月24日、12月28日~1月4日、1月12日
料金:ウェブ予約チケット1,200円、窓口販売チケット1,500円、学生無料(要ウェブ予約)
*中学生以下はウェブ予約不要
*この料金で同時開催の「エトランゼたち ̶洋画家たちのヨーロッパ体験」展も鑑賞可能。
公式サイト:
https://www.artizon.museum/
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