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PFFプロデュース作『メイメイ』メインビジュアル&本予告解禁 台湾プレミア上映のレポートも到着

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映画『メイメイ』メインビジュアル (C)2025 ぴあ、ホリプロ、電通、博報堂、一般社団法人PFF

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第30回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)プロデュース作品『メイメイ』のメインビジュアルと本予告が公開された。

『メイメイ』は、初長編『走れない人の走り方』が多くの映画ファンに支持され、期待の新人監督に贈られる「第29回 新藤兼人賞」の最終選考にも選出された蘇鈺淳(スー・ユチュン)監督の最新作。日本で俳優として暮らす妹と、台湾から妹のもとを訪れた姉を主人公に、家族だからこそ生まれる愛情とすれ違いを繊細に描いたヒューマンドラマだ。台湾で絶大な人気を誇る女優で、実の姉妹である王渝萱(ワン・ユーシュエン)と、王渝屏(ワン・ユーピン)が主人公の姉妹を演じている。

メインビジュアルには、混雑したバスの中でふとこちらを見つめる姉と、赤い客席が並ぶ劇場にひとり座る妹の姿が切り取られている。人々に囲まれながらもどこか孤独を感じさせる姉と、広い空間にひとり佇む妹。対照的なふたりの姿が、同じ故郷を持ちながら異なる場所で生きる姉妹の、それぞれの孤独と心の距離を浮かび上がらせる。

本予告では、台湾出身の姉妹が交わす何気ない会話から、家族だからこそ生まれる複雑な感情が浮かび上がる。姉に対する妹の苛立ち、妹を理解できない姉。それぞれの想いがすれ違い、時にぶつかり合うふたりの姿が映し出される。「言葉が通じるからこそ、言えないことがある」という言葉が象徴するように、同じ故郷を持ち、誰よりも近しい存在でありながら、互いの気持ちをうまく伝えられない姉妹の姿が描かれる。仕事や暮らし、それぞれが抱える孤独や葛藤が垣間見える中、ふたりの間にある愛情と距離が繊細に映し出されていく。実の姉妹が主演を務める本作ならではのリアリティにも注目だ。

映画『メイメイ』本予告映像

台湾での初上映となった第26回高雄映画祭のレポートも到着した。映画祭には、蘇鈺淳監督と王渝萱、王渝屏が登壇。姉妹役を演じたふたりが、実の姉妹であるがゆえの感情や撮影秘話を語った。

王渝萱は、年齢差があることから幼い頃はそれぞれの成長段階がすれ違うことも多く、姉妹で密に過ごした時間はそれほど多くなかったと振り返る。「普段の生活では、ある意味、距離があるんです。でも、日本での撮影を通して、ここ数年でこんなに密に一緒に過ごせたことは、とても貴重でした」と語った。一方、王渝屏は、劇中の姉妹関係について「映画と同じように、衝突が多いです」と笑いながらコメントしたが、すぐに「映画と似ている部分は確かにあると思いますが、実際とは少し違います」と付け加えた。

撮影中に印象に残った場面として、王渝屏は、妹が怒って姉のイヤホンを外すシーンを挙げた。「この行動、妹そのものなんです! 現実に妹が私のイヤホンを外したら、私は本当に“今、仕事してるんだけど! なんでそんなことするの?”って思うはずです!」と語った。

一方、バスの中で別れを告げる場面では、姉妹それぞれに異なる感情が生まれた。王渝屏は、撮影が終盤に近づくにつれて、役柄の別れの感情を少しずつ理解できるようになったという。「やっぱり、とても近しい家族ですから。親しい人や家族との別れを想像すると、それぞれが自分の人生を歩み、新しい旅路へ向かっていくことに、やっぱり胸が締めつけられるような気持ちになります」と話した。

王渝萱も、幼い頃から姉と繰り返してきた何気ない動作が、さまざまな記憶を呼び起こしたと語る。イヤホンを外す場面については「本当に子どもの頃の記憶そのものなんです」と話し、「現実では表に出せなかった感情が、もしかしたら全部、映画の中に残っているのかもしれません」と明かした。

今回の共演を通じて、俳優として、そして姉妹として、お互いと新たに向き合うことができたふたり。普段、家では演技について話すことはあまりないものの、仕事の場ではかえって率直にコミュニケーションを取ることができたと語る。姉妹の関係については、いつも互いの面倒を見たり支え合ったりするという一般的なイメージとは少し異なると説明。それぞれが自分の人生を歩みながら、互いを支える方法を見つけてきたという。「伝統的な、いつもお互いを支え合う姉妹という感じではないんです。でも、大切なときには、お互いのためにちゃんと現れるんです」と語った。

■蘇鈺淳監督 コメント
自分の地元の映画祭で上映できて、とてもうれしいです。
昔住んでいた頃によく通っていた映画館で、自分の作品がスクリーンに映るなんて、想像もしていませんでした。台湾の観客に『メイメイ』がどう受け止められるのか、実はすごく心配していました。上映中に笑い声が聞こえたり、上映後に温かい感想をいただいたりして、ほっとしました。
家族や大学時代の同期、日本語の先生まで、みんなが私の映画を観に来てくれて、胸がいっぱいです。
ありがとうございました! 日本の公開も楽しみです!

<作品情報>
『メイメイ』

2027年1月8日(金)公開

公式サイト:
https://mei-mei-movie.com/

(C)2025 ぴあ、ホリプロ、電通、博報堂、一般社団法人PFF