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洲崎パラダイス 赤信号

東京・洲崎遊廓の入口にある飲み屋を舞台にして、そこに蠢く人々を描いた川島雄三の作品。川島の作品では、しばしば橋が重要な舞台となるが、この飲み屋も遊廓へと続く橋のたもとにある。両親に結婚を反対されたため、上京してきた蔦枝と義治は、ひょんなきっかけで洲崎遊廓の入口にある飲み屋の女将の世話を受けることになる。蔦枝はその飲み屋で働くことになり、まもなく義治もソバ屋に職が見つかる。ある日、蔦枝は田舎に送金したいからといって、義治に給料の前借りを頼むが、義治はしぶる。優柔不断の義治にアイソをつかした蔦枝は、金を工面してくれた店のなじみ客の世話になる。そこへ行方不明となっていた女将の亭主が戻ってくる。女将からソバ屋の娘と一緒になれと諭され、その気になった義治だが、結局、舞い戻ってきた蔦枝とヨリを戻すのだった。蔦枝を探して町をさまよう義治のみじめなダメ男ぶりが、生命力あふれる蔦枝と対照的に描かれる。

上映情報

ジャンル
人間ドラマ 日本映画
制作年・国
1956/日本
上映時間
81分

キャスト&スタッフ

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