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まさにリドリー・スコットの集大成!
壮大なスケールで描かれるSF超大作

『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星<シーズン1>』特集

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そのクオリティの高さで知られる米HBO Maxのオリジナル作品として製作され、壮大なスケールと深遠なテーマで高い評価を集めた『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』。『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』などのリドリー・スコットがプロデュースだけでなく自ら冒頭2話の監督も務めたとあって、特に映画ファンとしては見逃すわけにはいかない作品だが、いよいよ日本でも本作のDVDレンタルやダウンロード販売がスタートする。本特集では、その物語などを紹介するとともに、リドリー・スコットを“師匠”として信奉する押井守監督にインタビュー。「気がついたら全10話をイッキに観ていた」という本作の魅力について、たっぷり語ってもらった。

巨匠リドリー・スコットが製作総指揮&監督も!
まさに集大成ともいえるSF超大作!

『エイリアン』『ブレードランナー』の2作でSF映画の概念を根本から覆したリドリー・スコット。まさにエポックメイキングという言葉がふさわしい作品を2本も創った彼が、それでも「真の独創性を見つけた」と言いきるSFシリーズが『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』だ。

クリエイターは、スコットとも親交があるドゥニ・ヴィルヌーヴの『プリズナーズ』の脚本家、アーロン・グジコウスキ。どういう経緯でスコットの手に渡ったのかは分からないが、彼が興味を抱くだろう要素が数多く詰まったストーリーであることは間違いない。宇宙、アンドロイド、宗教、エイリアン、歴史、そして人間。ジャンルを問わず、これまでスコットが好んで取り上げてきたこれらの要素が、見事にSFというかたちでひとつに凝縮。それらを巧みに組み合わせることによって、これまでにないSFが生まれたのである。

「SFというジャンルの中で、常に未開拓の領域を探してきた私が、ついに真の独創性を見つけた!」

本作を形容するこのスコットの言葉に、嘘はないということだ。

『レイズド・バイ・ウルブス』の3つの視点
①使命を帯びたアンドロイド、マザーとファーザー

地球から6000光年離れた惑星ケプラー22b。小さな宇宙船から降り立ったのはアンドロイドの男女、“マザー”と“ファーザー”だった。ふたりは荒れた大地に簡易住居を建て、子作りを始める。受精卵を入れた人工子宮に自分の身体から栄養を送り、ファーザーの介助によって“出産”するのだ。用意された子宮は6つ。だが、出産の段階になり、5人目までは順調に生まれたが、最後の6人目が無呼吸だった。諦めるファーザーだったが、マザーは諦めない。抱き寄せ、涙を流し、子守歌を唄って、最後にはどうにか産声をあげさせる。戸惑うファーザーには目もくれず、愛おしそうな表情でその子を抱き上げるマザー。彼女は奇跡的に生き返った男の子に“キャンピオン”と名づけるのだった。

『レイズド・バイ・ウルブス』の3つの視点
②マザーとファーザーに育てられた子供たち

荒れ果てた大地を耕し、わずかな植物を育てながら子育てに専念するマザーとファーザー。だが、その惑星の自然は人間にとっては過酷で、幼い子供たちの命を次々と奪っていく。生き残ったのはキャンピオンだけだった。そこに地球から新たな訪問者がやって来る。無神論者との戦いで地球を壊滅状態に陥らせた過激な宗教、ミトラ教の信者たちだ。マザーはもうひとつの力、ネクロマンサーとしての戦闘能力を発揮して、彼らを殲滅。子供たちだけを救い出し、自分たちの家に連れ帰る。これでまた子供の数は6名になった。しかし、キャンピオンは、そんなマザーに対し、大きな不信感を抱くようになる。

『レイズド・バイ・ウルブス』の3つの視点
③マザーが育てた子供を狙う人間たち

僅かに生き残ったミトラ教の信者たちは、子供たちを取り戻すべく旅に出る。その中には、宇宙船に乗り込むため、ミトラ教徒の夫婦マーカスとスーに顔を変えた無神論者の男女の戦士ケイレブとメアリーもいた。教徒が子供たちにこだわった理由のひとつには、奪われた彼らの中に“運命の子”がいるという信託があったからでもあった。そして、その可能性が高いのが、マーカスとスーの子供、ポールだったのだ。しかし、その旅の間、マーカス/ケイレブに大きな変化が表れる。なぜか奇跡を起こしてしまい、自分こそが“運命の子”なのではないかと思うようになったのだ。

Character

マザー
(アマンダ・コリン)

人工子宮を使って産んだ6人の子供たち、そしてミトラ教の母船から拉致した5人の子供たちを愛情たっぷりに育てるアンドロイド。元々は非常に高い戦闘能力を持った“ネクロマンサー”で、その奇声のような攻撃を浴びると人体は一瞬で雲散霧消する。

ファーザー
(アブパカー・サリム)

マザーと共に子供たちを育てる汎用アンドロイド。健気に子供たちの身の回りの世話を焼き、過酷な環境で生き抜くための教育に勤しむが、汎用型だけにマザーに比べ特別な力を持たない自分に引け目を感じ始める。軽妙なジョークが得意。

キャンピオン
(ウィンタ・マクグラス)

マザーが人工子宮で産んだ6人の子供のうち最後に産まれた男の子で、出産時は無呼吸だったが一命は取りとめる。他の子供たちが命を落としていく中で唯一生き残り成長。ミトラ教徒の人間やその子供たちと出会い、未知の価値観に触れていく。

マーカス/ケイレブ
(トラヴィス・フィメル)

元々は無神論者の兵士ケイレブだったが、地球を脱出する宇宙船に乗り込むためミトラ教徒のマーカスを殺害し、整形を施してマーカスになりすます。マザーの殺戮から生き残ったミトラ教徒たちの中で随一の兵士として発言力を持っていくが……。

スー/メアリー
(ニアフ・アルガー)

少女の頃からケイレブと共に育った無神論者のメアリーが、ミトラ教徒のスーを殺害しなりすます。マーカスとの間に息子ポールがいることを知り、当初は自分が母親になれるか不安を持つが、やがて母性に目覚め、さらわれたポールを追うことに。

ポール
(フェリックス・ジェイミーソン)

マーカスとスーの息子だが、実は入れ替わったケイレブとメアリーに宇宙船の中で育てられる。非常に聡明で、ミトラ教徒としても信心深い。他の4人の子供と共にマザーに拉致される。マーカスからもらった白いネズミをペットとして飼っている。

左:セル/右:レンタル

『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星<シーズン1>』

2/2(水)より DVDレンタル、デジタル配信開始

4/27(水)よりブルーレイ コンプリート・ボックス発売決定

発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元: NBC ユニバーサル・エンターテイメント

©2022 WarnerMedia Direct, LLC. All Rights Reserved. HBO Max™ is used under license.

文:渡辺麻紀

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