新型コロナウィルス感染拡大の影響によって、当初予定されていた昨年6月12日から1年後の2021年6月11日（金）に延期されていた「植山けい チェンバロリサイタル」が目前だ（16：00、19：00／近江楽堂）。

プログラムには、J.S.バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」＆「イタリア協奏曲」。スカルラッティのソナタK.218,141,213。そしてデユフリの「三美神、アルマンド、クーラント、シャコンヌ」が披露される1時間コンサートは、静謐な空間で繊細な音楽が楽しめる「近江楽堂」の雰囲気にぴったり。

弦を弾いて音を出すという構造のチェンバロは、弦を叩いて音を出すピアノと比べてずっと繊細で華麗な響きが持ち味なだけに。“耳を澄ませて音楽を聴く”という、現代社会ではレアで素敵な時間をご体験あれ。

＊オンライン配信もあり。
https://www.kayueyama.com/event/

●植山けい（チェンバロ）／Kay Ueyama, Harpsichord

2004年パオロ・ベルナルディチェンバロコンクール第2位（イタリア）。第19回国際古楽コンクール＜山梨＞チェンバロ部門第3位。これまでアメリカ、オランダ、シャペル・ロワイヤル（ヴェルサイユ宮殿、フランス）、ブリュッセル王立楽器博物館（ベルギー）などで演奏会を行う。2012年【バッハ：ゴルトベルク変奏曲】を初リリースし、フランスディアパゾン誌新人賞、レコード芸術で特選盤並びに朝日新聞推薦盤に選出。2018年イギリスデビュー。同年【J.Sバッハ：6つのパルティータ】の録音がレコード芸術で準特選盤に選ばれた。桐朋学園大学ピアノ科、アムステルダム音楽院チェンバロ科卒業。これまでにチェンバロをメノ・ファン・デルフト、クリストフ・ルセ、故ユゲット・ドレフュスの各氏に師事。京都市立芸術大学非常勤講師。桐朋学園大学古楽器科嘱託演奏員。Kay Music Academy主催。

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