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押井守の あの映画のアレ、なんだっけ?

“吹き替え版”について、どう思いますか?

月2回連載

第23回

Q.
最近は洋画も吹替え版が流行しています。押井さんは吹替えについてはどんな意見をお持ちですか?

── 今回は吹替えについてです。確かに洋画の大作は必ずと言っていいくらい吹替え版があり、そちらの方が成績が良い場合もあると聞いたことがあります。中には人気のタレントを声優に起用して注目させようとする洋画や宣伝もありますからね。

押井 私はやっぱり字幕派です。耳がよくないし、諸般の理由でボリュームを上げられないから字幕の方がいい。まず言葉が目に飛び込んでくるのがラク。字幕を邪魔という人がいるとも聞くけど、それはちょっと信じられない。

── 60年代くらいまでのディズニーアニメーションはすべて吹替えでした。理由はアニメーションの“画”はアートだから、そこに何かをプラスするのはダメという考え方だったと聞いています。それはまあ、納得なんですけど。

押井 私はディズニーアニメがアートだなんて思ったことは一度もありません。その時代のアニメーションはディズニーと東映動画(現在の東映アニメーション)しかなかったから、ディズニーも吹替えしか選択肢がなかったんだよ。

── でも『ピノキオ』(40)とか、アートだって思いません? 素晴らしい作画じゃないですか。

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