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布袋寅泰、40年の軌跡を辿るドキュメンタリー映画
本人への直撃インタビューも!

『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』特集

アーティスト活動40周年を迎える2022年、オリジナルアルバム『Still Dreamin’』をリリースし、さらに自身のギタリスト人生の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』が公開される布袋寅泰。これまでの貴重な映像の数々や証言が収められただけでなく、2020年以降のコロナ禍におけるリアルタイムの苦悩や葛藤まで、まさに“過去”と“現在”が交錯する作品となった本作について、布袋自身にたっぷりと語ってもらった。

布袋さんからぴあアプリをご覧の皆さんにメッセージが!

歩みを止めず、夢を追い続ける
布袋寅泰が体現する生の情熱

世界を視野に入れながら日本のロックシーンをリードしてきたギタリスト、布袋寅泰。昨年の東京2020パラリンピック開会式でのパフォーマンスやNHK紅白歌合戦への出場も記憶に新しい、そんな彼のアーティスト活動40周年を記念した映画『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』が劇場公開される。1980年代に一世を風靡したBOOWYのギタリストとしての活躍を皮切りに、解散後のソロワーク、吉川晃司と組んだロック・ユニットCOMPLEXでの活動、ライブパフォーマンスに加え、渡英や結婚、海外アーティストとの共演といった、さまざまな瞬間を、時代の変遷とともに浮かび上がらせたドキュメンタリー。そこには布袋寅泰の熱い思いが凝縮されている。

“ギタリズム”とは劇中で語られているとおり、“ギター”と“リズム”という布袋の音楽制作の核を成すふたつの言葉の融合で、またギター+イズム、すなわち“ギター主義”を表現した造語。ギターを弾き続けたからこそ、今の自分がある──布袋が40年にわたり持ち続けた哲学だ。映画は、これに基づいて彼の半生を浮き彫りにする。決して成功だけが続いたわけではない。心が折れかけたことも、傷ついたこともある。コロナ禍の現在、音楽活動を続けることは暗中模索の連続だ。しかし、一方ではデヴィッド・ボウイやローリング・ストーンズ、ズッケロといった海外の尊敬する先輩との共演という体験もあった。ロック好きとして、またギタリストとしての夢が叶った瞬間だ。

映画として面白いのは、この“布袋寅泰史”を、時系列順ではなく、錯綜させながら描いている点。『モテキ』の編集を担当し、ヒットさせ、『ナオト・インティライミ冒険記 放歌ダイアリー』などの音楽ドキュメンタリーでも実績を築いてきた石田雄介監督は、時空を超え、時にファンタジーのようなフィクションを加えながら、成功の階段を駆け上った80年代から現代までを俯瞰。湾岸戦争、2000年問題、東日本大震災、歴史的な事件を踏まえつつ、そのときどきの布袋の脊髄反射のようなアーティスト活動を見据えていく。もちろん、現在のコロナ禍の状況も踏まえており、無観客・配信公演にせざるをえなかった2021年の日本武道館公演の舞台裏にも肉迫。無観客とはいえ手抜きは一切なし。スタッフを思いやり、時に厳しい言葉をかけながら、より良いものを作ろうとする布袋の情熱を見つめていく。

もちろん、布袋のエネルギッシュな音楽も大々的にフィーチャーされている。BOOWY時代のヒット曲はもちろん、COMPLEXやソロでの代表曲を網羅。ふんだんに取り入れられた、その時代時代のコンサート映像がファンには嬉しいが、本作で語られるギタリズムの哲学を踏まえて観ると、新たな発見があるに違いない。ギタリストに軸足を置きながら、アーティスト、ミュージシャン、ロックスターとして風格を増していく布袋の貴重な記録。BOOWY時代の盟友、氷室京介との再会や、吉川とのCOMPLEX再始動などの貴重な逸話も興味深く、グッとくるものがある。

1985年に発表されたBOOWY時代の代表曲のひとつ、『Dreamin’』は、ファンにはご存知のとおり、“夢を見ているやつら”に捧げたナンバーだ。時を経て、布袋は『Still Dreamin’』という新曲をこの映画のために書き下ろした。40年に渡って全力で突き進み、時に傷つきながら、ひとつひとつ夢を叶え、「今も夢を追いかけているかい」と歌う。人は歳をとるとともに重い責任を背負うようになり、場合によってはその重さに抵抗することが、今生きていることのすべてになってしまう。コロナ禍の現在では、ひとりひとりの決断が、より大きな意味を持つのだから、なおさらだ。布袋も例外ではない。人として、そしてギタリストとして、今なにをするべきなのか? この映画を観て分かるのは、とにかく歩みを止めないこと、そのために夢を追い続けること。『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』は、そんな生の情熱の大切さを語りかけてくる。熱い!

『Still Dreamin’ ―布袋寅泰 情熱と栄光のギタリズム―』
2月4日(金) <2週間限定>全国ロードショー

布袋寅泰20th Album『Still Dreamin’』

発売中

・初回生産限定60th Celebration Edition
【3CD+60Pフォトブックレット+グッズ】(3面デジパック+スリーブケース仕様)
6,600円(税込)


・通常盤
3,300円(税込)
※<初回生産限定60th Celebration Edition>と<通常盤>初回プレス分には、応募抽選特典企画シリアルナンバーを封入。

Text:相馬学
©2022「Still Dreamin'」製作委員会

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