Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

真風涼帆と潤花の新トップお披露目! 東京宝塚劇場公演が開幕

ぴあ

宝塚歌劇宙組『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~/『Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』

続きを読む

宝塚宙組のMusical『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~』と、タカラヅカ・スペクタキュラ-『Délicieux!-甘美なる巴里-』の東京公演が、8月21日(土)、東京宝塚劇場で開幕する。

この公演は、トップスタ-真風涼帆と、新たにトップ娘役に就任した潤花の、新トップコンビ大劇場お披露目公演でもある。

前半の『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』は、あの名探偵シャーロック・ホームズを主人公に、作・演出の生田大和が、アーサー・コナン・ドイルのホームズシリーズのうち6本ほどの短編を軸に、新たに構成した。

ホームズ役の真風は、積み重ねてきた男役としてのキャリアを存分に生かし、抜群に頭が切れて観察眼も鋭く、行動力もあるが、事件以外のことには無関心で、かなりの変わり者というこの難しい人物を、宝塚歌劇の主人公らしく、ダンディでスマート、そして人間味あふれる英国紳士として作り上げた。ホームズのトレードマークのようなインバネスコートもよく似合っている。

潤花が演じるのは、女嫌いのホームズが、唯一心惹かれた女性と言われるアイリーン・アドラー。ミラノ・スカラ座のオペラ歌手だが、各国要人を手玉に取ってきた女詐欺師という裏の顔も持つ。スラッとして大人の雰囲気を持つ潤は、この謎めいた女性役にはぴったりで、円熟味を増した真風の隣に立つと、絵のように決まる。

ホームズの宿敵として有名なジェームズ・モリアーティ教授は芹香斗亜。明るく陽のイメージがある芹香が、恐怖で人を支配しようとする究極の悪人役に挑んでいる。

舞台は1890年のロンドン。切り裂きジャック事件を解決したホームズは、ヴィクトリア女王から、紛失した英国海軍潜水艦の設計図捜しを依頼され、事件にアイリーンが関係し、その裏にはモリアーティの存在があると推理する。

ほかに、ホームズの友人ワトスン博士(桜木みなと)、スコットランド・ヤードのレストレード警部(和希そら)など、ホームズファンにはお馴染みの顔ぶれも揃う。

後半の『Délicieux!』は、野口幸作が作・演出を手がけた、スウィーツがテーマのレヴューで、タイトルは“とても美味しい”という意味のフランス語だ。大劇場は、今春入団した107期生の初舞台公演でもあったため、祝祭感に溢れたカラフルで華やかな舞台になっている。

9月26日(日)の千秋楽には、全国各地の映画館でライブ中継が行なわれ、タカラヅカ・オン・デマンドでライブ配信も実施される予定だ。

文:原田順子
宝塚歌劇宙組『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』~サー・アーサー・コナン・ドイルの著したキャラクターに拠る~/『Delicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』
2021年8月21日(土)~2021年9月26日(日)
会場:東京宝塚劇場

アプリで読む