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365日アート情報を発信する人気ブロガーが教える、今見るべき話題の展覧会

Tak

美術ブロガー

ミュシャと日本、日本とオルリク

来年、日本とチェコスロバキア共和国が外交関係を開設してから100周年を迎えます。これまでまとめて紹介されることのなかったチェコのアート・デザイン面でも様々な展覧会が企画されています。千葉市美術館では日本での知名度抜群のアルフォンス・ミュシャ(1860–1939)と、逆にほとんど日本では無名のエミール・オルリク(1870 –1932)というチェコ出身のふたりのアーティストを中心に、日本との関連を主眼に置いた展覧会が開かれています。ミュシャが日本のみならず後進のクリエイターたちに多大な影響を与えたことはよく知られていますが、これだけの多岐に渡り丁寧に紹介している展覧会はこれが初めてです。また無名のオルリクですが、実は日本に2度も来日し浮世絵の木版画を学び、その技術をウィーン分離派の画家たちやドイツ語圏のアーティストに伝えるという大きな文化の橋渡しを果たした重要なアーティストです。彼の作品や影響の足跡を初めて紹介する展覧会でもあります。ミュシャ、オルリクどちらか一方だけでも展覧会として十分な内容をまとめてもの凄い物量で紹介しています。千葉まで出かけるだけの価値がある展覧会です。

19/9/28(土)

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