【祝・ウルフルズデビュー30周年 / 後編】デビュー30年という節目の年に実施する、ウルフルズ最大のイベント『ヤッサ2022』
音楽
インタビュー
ウルフルズ ライブ写真 (Photo:渡邉一生)
続きを読む今年でデビュー30周年を迎えるウルフルズ。過去の名曲ばかり30曲を再演し、3枚のアルバムに振り分けられた『ウル盤』『フル盤』『ズ盤』が話題だが、さらに5月21日には、ウルフルズ最大のイベント『ヤッサ!やります!30曲V』(以下、『ヤッサ2022』)が大阪・万博公園もみじ川芝生広場で開催予定だ。
『ヤッサ2022』は『ウル盤』『フル盤』『ズ盤』に収録された30曲を演奏予定。デビュー30周年の節目の時期での開催であることとあわせて、『ヤッサ』そのものとしても4年ぶりとなり、おおいに盛り上がることが予想される。
【祝・ウルフルズデビュー30周年】と題した本記事、後編の今回はウルフルズの30年を振り返りながら、『ヤッサ』にかける思いについて、トータス松本(ヴォーカル・ギター)、ジョンB(ベース)、サンコンJr.(ドラム)に改めて聞いた。
良い意味でなくなった「やったるでー感」
――前編までの話で、今のウルフルズがすごく良い雰囲気のように思いました。ウルフルズの30年を振り返ると紆余曲折もあったので、ファンとしては勝手に安心するところもあります。
トータス松本 「今のバンドの状態が良い」っていうのは、俺自身も思う。一番精神的にも安定しているし、曲作り、活動に対してもこれまでで一番楽にできてるからね。
これは良いことか悪いことかはわからへんけど、俺としては「やったるでー感」みたいなものが年々薄れてきているんよ(笑)。若い頃の俺は「やったるでー感」が強すぎて、それこそ空回りすることもあったけど、若い頃にそれを出しすぎたせいなのか、今は全然なくなったね。
逆に、若い頃に「やったるでーで感」が薄かった人は、年を取ってから「やったるでー感」が出てくるのかもしれへんけどね(笑)。今の俺は全然ないんよね、不思議なくらい。

ジョンB 3人のまとまりがあって、今までとはまた違うウルフルズになってるんちゃうかな。
サンコンJr. 音もどんどん良くなっていってるしね。その辺は『ウル盤』『フル盤』『ズ盤』にも出ていると思うけど、バンドが良い時期に30周年を迎えられて良かった、ホンマに。
『ヤッサ2022』で、お客さんみんなで30周年をお祝いしてくれたらうれしい
――その『ウル盤』『フル盤』『ズ盤』の30曲を持って、4年ぶりにウルフルズの野外ワンマンライブ『ヤッサ2022』が5月に開催されます。
トータス松本 一番最近にやった『ヤッサ』は2018年やったけど、ホンマはその次に2020年にやる予定やったんよ。でも、2020年に新型コロナが来て、そのまま今年まで引っ張ることになった。毎年『ヤッサ』をやりたい。でもできなくてここまで来たから、「やっとできるかー」っていう気分。メチャクチャ楽しみ。

ジョンB 『ヤッサ』は1年に1回のお祭り。ないとやっぱり寂しいねん。しかも今年は30周年やし、開催できることはホンマにうれしい。
サンコンJr. 来てくれる人は楽しんでいってほしいなと思うね。
トータス松本 今回はウルフルズの30周年を記念して、セルフカバーした30曲を全部を演奏するっていう、テーマができていることも良いなと思う。その上で、お客さんに依存するようやけど、みんなでウルフルズの30周年をお祝いしてくれたらええなと思ってる。
ウルフルズを部分的にしか知らない人でも楽しめる『ヤッサ』にしたい
――『ヤッサ2022』で、ウルフルズの各時代ごとの名曲ばかり「30曲が聴ける」ってことを言い換えると、たとえば断片的にしかウルフルズを知らない人、ある時代のウルフルズしか知らない人でも、十分楽しめるイベントになりそうですね。
トータス松本 そうそう。ウルフルズをずっと応援し続けてくれる人はもちろんうれしいけど、部分的にしか知らない人やったとしても、特に今年の『ヤッサ』は楽しめると思う。ウルフルズが30年の間作った曲を、来てくれるお客さんそれぞれが自分のものにして、自由にジンワリ楽しんでくれるとうれしいね。

ジョンB お客さんのスペースもゆったりしてると思うし。
サンコンJr. 野外という気持ち良い場所やし、ホンマに自由に楽しんでもらえたらうれしいよね。
ウルフルズはさらなる未来へ続いていく
――『ヤッサ2022』でデビュー30周年をお祝いした後もさらに40年、50年と続けていきそうでしょうか。
トータス松本 ヤメる根拠も理由もないからね。かと言ってさっき言ったみたいに「やったるでー感」もないんやけど、このまま進んでいくと思う。結果的に、このリラックスした感じが一番バンドが続く秘訣かなーとも思うしね。
サンコンJr. この良い感じのまま「やっぱりウルフルズがやることはすごい」って言ってもらえるようなことを探し続ければ良いなと思う。
――ジョンBさんはどうでしょうか。30年の活動歴を振り返ると、2度名前を変えてられていますが……。
ジョンB この先、また名前を変えるような、そんな元気はないですね。
一同 爆笑
ジョンB でも、これからもウルフルズらしい立ち位置で、ウルフルズらしい曲を演奏し続けていけたら良いなと思います。松本くんも言ったけど、そのとき・そのときを一生懸命やっていけば、この先もウルフルズはずっと続いていくだろうと思っています。
Text:松田義人 Photo:渡邉一生
<リリース情報>
ウルフルズ セルフカバーアルバム『ズ盤』
2022年3月23日(水) リリース

●初回盤(CD+Blu-ray):5,500円(税込)
●初回盤(CD+DVD):4,840円(税込)
●通常盤(CD):3,300円(税込)
【CD収録内容】
・ガッツだぜ!! V
・借金大王 V
・歌 V
・愛してる V
・あそぼう V
・年齢不詳の妙な女 V
・相愛 V
・僕の人生の今は何章目ぐらいだろう V
・タタカエブリバディ
・ええねん V
【Blu-ray / DVD収録内容】
・ウルフルズ30周年プレ・イヤー 2021-2022お宝探しの旅
・フル盤 ザ・ムービー『稲川淳二のフルえる話』ディレクターズカットver.
・「タタカエブリバディ(demo ver.)」Music Video
予約リンク:
https://victor-store.jp/artist/16003294
<ライブ情報>
“ウルフルズ 30th Anniversary Special Live”OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!ヤッサ!やります!30曲 V
5月21日(土) 大阪・万博記念公園もみじ川芝生広場
開場 13:00 / 開演 15:00
※雨天決行・荒天中止
【チケット情報】
■前方シートエリア
大人:9,500円(税込)
子供:4,500円(税込)
※オリジナルレジャーシート付
■後方シートエリア
大人:9,000円(税込)
子供:4,000円(税込)
※オリジナルレジャーシート付
※全エリア3歳以下入場不可。
※子供チケットは公演当日4歳以上10歳以下のみが対象、かつ保護者同伴のうえ入場可。
※前方・後方エリアいずれも指定サイズ(75cm×75cm)より大きなサイズのレジャーシート使用不可。
※前方・後方エリアいずれもブロック指定・整理番号付。
※本公演のチケット代には、販売事務手数料1,100円(税込)が含まれております。公演中止、公演日程延期などによりチケットの払い戻しを行う場合、上記販売事務手数料を差し引いた額の払い戻しとなります。販売事務手数料は、公演実施費用および中止・延期費用等に充当させていただきます。
※チケット料金に自然文化園入園料は含まれておりません。
■チケット先行受付
・ぴあアプリ先着先行受付:3月29日(火) 23:59まで
https://lp.p.pia.jp/article/news/222836/index.html
・『ズ盤』リリース記念先着先行受付:3月29日(火) 23:59まで
https://w.pia.jp/t/ulfuls-yassa22/
■チケット一般発売
4月3日(日) 10:00から
https://w.pia.jp/t/ulfuls-yassa22/
ヤッサ特設サイト:
http://www.ulfulsspecial.com/yassa2022/
ウルフルズ『ヤッサ!やります!30曲 V』告知映像
関連リンク
ウルフルズ 公式HP
https://www.ulfuls.com/
ウルフルズ Official Twitter
https://twitter.com/ulfuls_official
トータス松本 レギュラーラジオ番組:FM COCOLO 「Got You OSAKA」
https://cocolo.jp/service/homepage/index/7140