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ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 『ザ・クリエイター/創造者』特集 アクション、未来への警告、そして感動のドラマ。本作の魅力に迫る!

アクション、未来への警告、そして感動のドラマ
『ザ・クリエイター/創造者』の魅力に迫る!

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『GODZILLA ゴジラ』『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のギャレス・エドワーズ監督が手がける超大作映画『ザ・クリエイター/創造者』がついに公開になる。本作はAI(人工知能)が進化した近未来を舞台に、緊迫感のあるドラマと超絶アクションを描く映画ファン必見の1作だ。

その少女は人類の敵か? それとも未来につながる鍵か?

近未来。進化を続けたAIがある日、人類に対して反旗を翻した。AIはロサンゼルスに核爆発を引き起こし、人類とAIの戦争が10年にわたって続いている。

元特殊部隊員のジョシュアは、かつてAIを殲滅するため潜入捜査を行なっていたが、そこで出会った妻を失い、現在は失意の日々を送っている。そんなある日、彼は人類を滅ぼす兵器を生み出した創造者=クリエイターの暗殺を依頼される。ジョシュアは一度は断るが、その地では死んだはずの彼の妻が生きているかもしれないと知り、依頼を引き受ける。

現地に向かったジョシュアはそこで、超進化型AIを搭載した少女アルフィーに出会う。彼女が“創造者”なのか? ジョシュアは戸惑い、ある理由から彼女を殺さず、守ることを決意する。

ジョシュアとアルフィーの逃避行が始まる。熾烈な戦いが続く中で、ジョシュアはアルフィーが秘めていた強烈な力と、人類とAIについての衝撃の真実を知る。

鮮烈なアクション&斬新な映像美

『ザ・クリエイター/創造者』はいま、日々ニュースを騒がせているAIを題材にした作品だ。本作では最新のAIの動向や研究が脚本に盛り込まれ、人類とAIの未来像がリアルに描き出される。その描写は空想の世界ではなく“すぐそこにある”未来世界。本作を観ることは、私たちの“明日”を知ることかもしれない。

さらに劇中では、大規模なアクションシーンや、手に握る逃走劇がふんだんに盛り込まれている。ジョシュアは元特殊部隊のメンバーで高い戦闘能力を持っているが、彼は常に少女アルフィーと行動を共にしており、単に敵を倒すだけでなく、彼女を守らなければならない。キャラクターの魅力をいかしながら、緊張感のあるアクションが次々に描かれるところも本作の見どころだ。

また本作では、事前に設定やデザインを決めてから撮影に入るのではなく、時間をかけて脚本を練った後に俳優のパフォーマンスと、撮影現場のひらめきを優先して撮影を行い、その後に“撮影した映像に最適なデジタル処理”を行うことで作品が作り出された。その結果、タイをはじめとするアジアの美しい風景、リアルなセットや小道具、目の前の俳優を相手に演技することで生まれるキャストの生々しい表情が最高の状態でカメラにおさめられ、そこに最新鋭のデジタル映像が融合することになった。

ギャレス・エドワーズ監督が”作り方”からこだわった映像は、見たことがあるようで“まだ誰も観たことのない”未来世界に観客を誘ってくれる。

長い旅の果てに待つ感動のドラマ

初めて出会った時、ジョシュアと少女アルフィーは、暗殺者とターゲットだった。しかし、ふたりはある事情から共に行動するようになり、追っ手から逃げ、戦い、一緒に衝撃の真実に対峙することになる。

親子ほど年齢の離れたふたりは、育ってきた境遇も考えも経験もまったく異なるが、それぞれが孤独を抱えており、長い旅を通じてお互いを知り、そこに愛情とも友情とも違う不思議なコンビネーションが芽生えてくる。

失った妻を探し求めるジョシュアの心に平穏は訪れるだろうか? AIを搭載した少女アルフィーはジョシュアと行動する中でどのように変化し、どのように成長していくのだろうか? そしてふたりの間に生まれた感情は、物語の結末でどんなドラマを生み出すのだろうか?

近未来、AI、アクション、SFの要素がつまった『ザ・クリエイター』は、同時に感動必至の人間ドラマでもある。人間と超進化型AIの間に芽生えた絆、これを人は何と呼ぶのか? 本作は観終わったあとも深い余韻を残す作品でもあるのだ。