新しい“映画との出会い”がきっとある!
月イチ!“ぴあテン”ランキング
2024年1月公開の「みた」映画ベストテン!
エンタメの出会いと発見を提供する「ぴあアプリ&Web」が新たに贈るランキング企画『月イチ!“ぴあテン”ランキング』がスタート! 「ぴあアプリ&Web」でいつも映画のレビューを執筆していただいている「水先案内人」合計28名の皆様に、2024年1月公開の「みた」映画の中から特に良かった作品、好きだった作品、高く評価している作品を投票していただいたベストテンを発表します!
本企画は、3月以降は毎月中旬頃に発表予定。また同時に、同じく「水先案内人」の皆様に聞いた「これからみたい」映画ベストテンも毎月発表していきます。ふたつのランキングで、映画ツウたちがみた上で高く評価した作品や期待している作品をチェックして、新しい“映画との出会い”をお楽しみください!
【ランキング投票方法】
水先案内人合計28名に2024年1月公開の「みた」映画の中からそれぞれがベスト3までを挙げていただき、1位:5点、2位:3点、3位:2点のポイントを付けたうえで集計したもの。対象は2024年1月1日~1月31日に日本で劇場公開された作品で、映画祭や特集上映での公開作、配信のみの作品、ブルーレイ・DVDのみでの発売作品は含みません。
→水先案内人が投票する、2024年2月公開の「みた」映画ベストテン へ
ぴあ水先案内人28人が投票!
2024年1月公開の「みた」映画ベストテンはこちら!
1位
公開日:2024/1/26(金) 上映時間:141分
73pt
2位
公開日:2024/1/12(金) 上映時間:115分
17pt
3位
公開日:2024/1/6(土) 上映時間:150分
15pt
4位
公開日:2024/1/12(金) 上映時間:107分
14pt
5位
公開日:2024/1/13(土) 上映時間:99分
13pt
同5位
公開日:2024/1/19(金) 上映時間:92分
13pt
7位
公開日:2024/1/26(金) 上映時間:95分
12pt
同7位
公開日:2024/1/26(金) 上映時間:126分
12pt
9位
公開日:2024/1/12(金) 上映時間:103分
9pt
10位
公開日:2024/1/19(金) 上映時間:92分
8pt
【ランキング総評】
2024年1月の「みた」映画ランキングを制したのは、第96回アカデミー賞でも作品賞、監督賞、主演女優賞など主要11部門でノミネートを果たした『哀れなるものたち』。選者28人中、過半数の15人が3位までにランクインさせ、うち14人は1位に! 獲得ポイントは73ポイントと、2位の17ポイントに実に4倍以上の大差をつけての圧勝の結果に!
2位に入った『ビヨンド・ユートピア 脱北』は、北朝鮮から“脱北”する家族の1万2千kmに及ぶ過酷な旅に密着したドキュメンタリー。「独裁者の暴走に異議を唱えた勇気あるドキュメンタリー映画の佳作」(植草信和)、「よく撮れたものだ……という場面の連続」(相馬学)といった絶賛コメントが寄せられました!
3位の『ただ空高く舞え』は、格安航空会社を創設しようとした男の姿を描いたインド映画。ゴールデングローブ賞では最優秀外国映画部門のインド代表に選出された作品で、池上彰さんら3人が1位と高く評価したことで、見事ベスト3にランクインを果たしました!
ぴあ水先案内人から寄せられた選出コメント
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②ビヨンド・ユートピア 脱北
③ミツバチと私
【選出コメント】
①圧倒的な映像美の中で、人間の本質となる欲を支配する男性社会からの脱出を描いた大傑作です。②これが事実!恐怖政治からの脱出が命懸けであり、更に国同士の緊張、人間の欲を目にして衝撃が止まりません。③子供の心の揺れ、親は子供の未来への不安。身近ながらジェンダー区分けの在り方を考える見事な脚本と演技に脱帽。
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②ビヨンド・ユートピア 脱北
③サン・セバスチャンへ、ようこそ
【選出コメント】
①異形・異端のキャラクター造形にたけたヨルゴス・ランティモス監督の集大成的問題作。エマ・ストーン、ウィレム・デフォーの怪演合戦は必見。②国民の飢餓をしり目に肥え太る独裁者の暴走に異議を唱えた勇気あるドキュメンタリー映画の佳作。③『ミッドナイト・イン・パリ』に比べたら落ちるが、それでも楽しいアレン映画。
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②笑いのカイブツ
③ビヨンド・ユートピア 脱北
【選出コメント】
①性差別も家父長制も貧富格差も蹴散らして生きる“怪物”エマ・ストーンに惚れた! 個人的に、もっともオスカーを獲って欲しい逸品。②こちらの怪物も強烈でした。地獄でしか生きられない天才たちに敬意を込めて。③こんな記録映像、よく撮れたものだ……という場面の連続。越境のリアルに、ただただ圧倒された!
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①なし
②サイレントラブ
③ある閉ざされた雪の山荘で
【選出コメント】
『哀れなるものたち』『ミツバチと私』などの話題作をまだ見ていないので、1位は空白。②吉永小百合の時代の日活映画みたいで、なんとも古い感覚が、逆に新鮮だった。③本格ミステリという遊戯的な物語を、映画ならではの方法で見せてくれた。こういう映画が増えることを期待して。
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①コット、はじまりの夏
②レオノールの脳内ヒプナゴジア
③ノスタルジア 4K修復版
【選出コメント】
①は端正な語りが本当に素晴らしかった!主人公の心の回復と成長が彼女の「運動」とシンクロして描かれる極めて映画的な1作。観てない方はぜひ!②は「今月の驚いた」枠。映画ファンのハートを掴む秀作です。③は定番ではあるのですが、久々に映画館で観てやっぱり素晴らしかった。相変わらず睡魔は襲ってきますが。
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②レオノールの脳内ヒプナゴジア
③ある閉ざされた雪の山荘で
【選出コメント】
①はエマ・ストーンの見事な演技に震える。②はマジックリアリズムな設定が魅力的だった。③は、道徳性が重んじられる時代のミステリーの見本として提示したい。ただこの路線を踏襲するのは難しく、意外に稀有な作品になるかもしれない。
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①レオノールの脳内ヒプナゴジア
②すべて、至るところにある
③ミツバチと私
【選出コメント】
①元映画監督が脳内の妄想世界に入り込む奇抜で楽しい世界! フィリピン映画の新しい息吹が伝わってくる。②シネマ・ドリフターを自称する監督の分身が現実と過去、現実と虚構の境界を超えて行き来する不思議な世界が面白い。③性自認の問題を背景に男の子とも女の子とも見える子役が何とも魅力的である。
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①レザボア・ドッグス デジタルリマスター版
②ある閉ざされた雪の山荘で
③コンクリート・ユートピア
【選出コメント】
①鬼才タランティーノ監督のデビュー作。公開後30年超が経つが、最初からタランティーノは変わっていないことが分かる。傑作!②東野圭吾の原作ミステリーの面白さに加え、俳優陣の演技力に引っ張られて最後まで目が離せない。③注目すべきは、人間の狂気と弱さを表現したイ・ビョンホンの演技。ぐっとくる。
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②白日青春ー生きてこそー
③エス
【選出コメント】
①頭おかしくなりそうな音楽とぶっとび設定のストーリーなのに、見事な構成と展開。エマ・ストーンって器用よね……。 ②『淪落の人』もしかり、秋生さんキャリアの第二ステージはこういう役がハマってて名優ぶりに磨きがかかる。 ③事件報道の裏にある当事者周辺の人間関係に着目するとは驚き。脚本がお見事でした。
その他の皆さんの投票は?
相田冬二
Bleu et Rose/映画批評家
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①カラオケ行こ!
②すべて、至るところにある
③ミツバチと私
池上彰
ジャーナリスト
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①ただ空高く舞え
②ミッション・ジョイ ~困難な時に幸せを見出す方法~
恩田泰子
映画記者(讀賣新聞)
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②ビヨンド・ユートピア 脱北
③燈火(ネオン)は消えず
笠井信輔
フリーアナウンサー
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②違う惑星の変な恋人
③笑いのカイブツ
春日太一
映画史・時代劇研究家
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①コンクリート・ユートピア
②ビヨンド・ユートピア 脱北
③葬送のカーネーション
紀平重成
コラムニスト(元毎日新聞記者)
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①ただ空高く舞え
②緑の夜
③燈火(ネオン)は消えず
坂口英明
編集者(ぴあ)
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①燈火(ネオン)は消えず
②サン・セバスチャンへ、ようこそ
③カラオケ行こ!
佐々木俊尚
フリージャーナリスト、作家
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①コット、はじまりの夏
②ニューヨーク・オールド・アパートメント
③レオノールの脳内ヒプナゴジア
高崎俊夫
フリー編集者、映画評論家
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①ノスタルジア 4K修復版
②ビヨンド・ユートピア 脱北
③僕らの世界が交わるまで
高松啓二
イラストレーター
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②VESPER/ヴェスパー
③サン・セバスチャンへ、ようこそ
立川直樹
プロデューサー、ディレクター
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②ノスタルジア 4K修復版
③レザボア・ドッグス デジタルリマスター版
夏目深雪
著述・編集業
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①ただ空高く舞え
②白日青春-生きてこそ-
③コット、はじまりの夏
平辻哲也
映画ジャーナリスト
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし〜
③みなに幸あれ
細谷美香
映画ライター
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①コット、はじまりの夏
②ゴールデンカムイ
③笑いのカイブツ
水上賢治
映画ライター
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①緑の夜
②無理しない ケガしない 明日も仕事! 新根室プロレス物語
③エス
村山章
映画ライター
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②サン・セバスチャンへ、ようこそ
③ノスタルジア 4K修復版
渡辺祥子
映画評論家
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②サン・セバスチャンへ、ようこそ
③海街奇譚
渡辺麻紀
映画ライター
2024年1月公開の「みた」映画ベスト3
①哀れなるものたち
②アクアマン/失われた王国
③カラオケ行こ!
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