LiLiCoさんに聞くブロードウェイ・ミュージカル『プリティ・ウーマン』
「待望の作品を最高の音楽で彩る、期待値はマックスです!」
映画コメンテーターやタレントとしておなじみのLiLiCoさんは、2021年に上演された『ウェイトレス』に出演しブロードウェイ・ミュージカルの日本版作品を演者として経験済み。映画版の『プリティ・ウーマン』はもちろん大好きだというLiLiCoさんに、ブロードウェイ・ミュージカル版『プリティ・ウーマン』への期待を語っていただきました!
ブライアン・アダムスの音楽に大期待です!
――『プリティ・ウーマン』がブロードウェイでミュージカル化され、カンパニーごと来日公演! LiLiCoさん、当然のことながら映画版はお好きでしたよね?
LiLiCo もちろん! 大好きな映画ですよ。でもね、このミュージカル版で何に一番驚かされたかっていうと、ミュージカルのキモとも言える音楽。これまた私が大好きなブライアン・アダムスが音楽を担当しているっていうじゃないですか!
――そうなんですよ! あたしもそこにびっくりしました。
LiLiCo もうそれだけでも傑作に違いない、って思いますよ。私がMCを担当するJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』でも、彼の最大のヒット曲『ヘヴン』をはじめ、何度も彼の楽曲をかけてますし、ポップ&ロックの大全盛期だった80年代のアーティストの中でもトップスターですからね。
しかも映画版のゲイリー・マーシャル監督は、ずっとこれを舞台化させたかったっていうじゃない。なんで今までこの企画が寝かされてきたんだろう、って思うほど待望のミュージカルを、最高の音楽で彩っているんだから、期待値はMAXです。
――ですよねー。ブロードウェイの動画を一部観ましたが、あのキラキラした物語の世界観が見事に反映されているんですよね。
LiLiCo そうそう。お風呂、ネックレスの箱、ロデオドライブの買い物! 特にロデオドライブのブランドショップめぐりをどうやって描くかっていうところは期待しちゃうな~。だって、一番好きなシーンなんだもん。
――ちょっと気になるのは、あの映画で大ヒットしたロイ・オービソンが歌う「オー・プリティ・ウーマン」の使い方。
LiLiCo 『ドリームガールズ』の『Listen』は映画版と舞台版では歌詞が違うなんてこともあったから、権利問題もある中でどう使われるのか気になるね。でも、ブライアン・アダムスが楽曲を手掛けているっていうことだけでもうオッケーだし、勝ちだと思う。
――ごもっとも。ミュージカル版で他に気になっていることはありますか?
LiLiCo キャスティングかなー。ヴィヴィアンに買い物の手配やマナーを教え込むホテルの支配人(映画ではヘクター・エリゾンド)や、ストリートにいるヴィヴィアンの友だちとか、ブティックのいじわるな店員とか。
この作品において重要なのは、エドワードとヴィヴィアンのロマンスだけじゃなくて、ヴィヴィアンが変わっていくプロセスに現れる人々だと思うんです。だから、そこに出てくる人たちがハマってるか、っていうことやきっちり描くかどうかってことは気になってます。
でも「待ってました!」の企画だから、とにかく早く観たい!(笑)
映画版とは違うミュージカル版の魅力がきっとあるはず!
――そうですよね。みんなタイトルくらいは知っている作品だからこそ、多くの人に観てもらいたいですね。
LiLiCo そうそう。『ボディーガード』レベルで、タイトルが知られている作品なんだから、とにかく観てもらいたい。ジュリア・ロバーツが大ブレイクしたきっかけの映画だったから、どうしても彼女のイメージが強いんだけど、きっとミュージカル版はそれとは違う魅力があるはず。だって、ストーリーがいいんだもの。逆に、ミュージカル版だからって心配な要素がないんだよね(笑)。
――そういえば、あの映画がヒットした時代って、エドワードのような勝ち組が出始めたような時代でしたよね。
LiLiCo そうだよね。“勝ち組”っていう言葉自体、多分あのくらいの頃から使われるようになったと思うし、“プリティ・ウーマン”っていう言葉だって今でも使われてるし。普遍的なものなんだと思う。
私が『王様のブランチ』の映画コメンテーターに決まったとき、脳内で「オー・プリティ・ウーマン」が大音響で流れたもん(笑)。これからヴィヴィアンみたいにとんでもないことになるぞ、私! みたいな。
――そんなときに脳内再生が(笑)。楽曲はもちろんですが、歌唱も気になりますよね。
LiLiCo ブロードウェイのキャストは当然歌唱力完璧だし、踊りも何も心配することないから、安心して観られるはず。動画で見たけど、セットがとても綺麗だったから、ステージ転換も気になるなー。やっぱりキラキラした世界観の作品だから、殺風景にならないように、どう雰囲気を出してくれるのか楽しみ。
――その点、会場がすごいところですから。東京は新国立劇場オペラパレスとTACHIKAWA STAGE GARDENです。TACHIKAWA STAGE GARDENは席数が2500席!
LiLiCo 新国立劇場オペラパレスはいつも歌劇をやってるゴージャスなところですよね? そりゃ安心。豪華になりますね。立川はトークショーとかでちょいちょい行く機会があるんだけど、すごくカルチャーに力を入れている街なんだよね。ロマンチックなミュージカルを観るんだったら、ぜひオシャレな雰囲気の場所で観たいですよね。
――それと大阪は東大阪市文化創造館DreamHouse大ホール。こちらは1500席です。
LiLiCo どこも大劇場ばかりだね。すごく合ってると思う。大阪はこういうゴージャスな演目にぴったりじゃない。ノリがいいお客さんがたくさん来てくれると思う。一番行きやすい会場と日時で、本物のエンターテイメントを楽しんでほしいな。
取材・文:よしひろまさみち
撮影:源賀津己
立飛グループ創立100周年記念事業PRESENTS
ブロードウェイ・ミュージカル
『プリティ・ウーマン』
■チケット情報:
https://w.pia.jp/t/prettywoman/
9月11日(水)~16日(月・祝)
新国立劇場 オペラパレス
9月18日(水)~23日(月・振休)
TACHIKAWA STAGE GARDEN
10月4日(金)~6日(日)
東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
公式サイト:
https://prettywomanjapan.jp/
映画『プリティ・ウーマン』招待上映イベント開催決定!
2024年8月23日(金) 19:00開映予定 会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
2024年8月24日(土) 16:00開映予定 会場:TOHOシネマズ 立川立飛
2024年8月25日(日) 14:00開映予定 会場:シネマシティ シネマ・ツー
※24日(土) の上映イベントにはアフタートークショーとして、歌舞伎界のみならずミュージカルでも活躍中の尾上右近が登壇。
応募はぴあ(アプリ)&Webにて8月12日(月) 23:59まで受付中。詳細はこちら