無防備都市
イタリアのネオ・レアリスモを代表するロッセリーニの傑作。第二次大戦のローマ解放直後に、6ヵ月にわたって製作が続けられた。レジスタンス運動の指導者、抵抗運動を支持する神父、そして地下運動家の印刷工の悲惨な末路が、容赦なく映し出されていく。とりわけ、印刷工の内縁の妻が連行される夫を追って、走りながら射殺されるシーンは、映画史に残る屈指の名場面。主題、映像ともに骨太な批評意識が感じられる、今後も時代を超えていく1本といえるだろう。
上映情報
- ジャンル
- 外国映画
- 制作年・国
- 1945/伊
- 上映時間
- 106分
キャスト&スタッフ
- 監督
- ロベルト・ロッセリーニ
- 脚本
- セルジオ・アミディ
- フェデリコ・フェリーニ
- 撮影
- ウバルト・アラータ
- 音楽
- レンツォ・ロッセリーニ
- 出演
- アルド・ファブリーツィ
- アンナ・マニャーニ