江口のりこ、前田敦子、伊原六花出演!溝口健二監督映画をオリジナルミュージカル化!
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
ミュージカル『夜の女たち』特集
個性豊かなキャスト・クリエーターが織りなす前代未聞のミュージカル
『雨月物語』がヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞し海外のクリエーターにも多くの影響を与えた溝口健二監督が、大阪・釜ヶ崎(現在のあいりん地区)を舞台に生活苦から夜の闇に堕ちていった女性たちの姿を描いた1948年公開の映画『夜の女たち』。主人公の戦争未亡人を田中絹代が熱演し話題を呼んだ本作を、KAAT神奈川芸術劇場・芸術監督就任2年目を迎えた長塚圭史が、オリジナルミュージカルとして初の舞台化に挑む。
ミュージカルでの舞台化にあたって長塚は「日本人の価値観が真っ逆さまにひっくり返るような敗戦の時代を描く時に、どうしてもただ暗い側面にばかり引っ張られて行きがちです。けれどミュージカルなら、言葉にならない心の内を歌いあげることも出来れば、その時代の空気そのものを歌にすることも出来る。そして、何よりも、困難な中でも、力強く生きた庶民の姿を鮮やかに描き出せるのではないか、と思ったのです」と語る(7月開催製作発表会より)。
江口のりこ、前田敦子、伊原六花、前田旺志郎、大東駿介、北村有起哉といった個性豊かで多くがミュージカル未経験のキャストが集結。初めてオリジナルミュージカルを手がける長塚を支えるのは日本のミュージカル界をけん引する作曲家・荻野清子とダンサーで振付師の康本雅子。果たしてどんな舞台が立ち上がるのか? 本特集では、上演台本・作詞・演出を手がける長塚と主演の江口のりこによる対談、そして夜の闇に堕ちていく女たちをとりまく“男たち”を演じる前田旺志郎・大東駿介・北村有起哉へのインタビューから探っていく。
公演概要
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
ミュージカル『夜の女たち』
原作:久板栄二郎
映画脚本:依田義賢
上演台本・演出:長塚圭史
音楽:荻野清子
出演:江口のりこ 前田敦子/伊原六花 前田旺志郎 北村岳子 福田転球/大東駿介 北村有起哉
石橋徹郎 中山義紘 入手杏奈 山根海音 篠崎未伶雅 山口ルツコ 小熊綸 加瀬友音
演奏:岸徹至(バンドマスター・ベース) 近藤淳(リード) 奥村晶(トランペット) 阿部寛(ギター) BUN Imai(ドラム&パーカッション)
2022年9月3日(土)~2022年9月19日(月・祝)
会場:KAAT神奈川芸術劇場<大ホール>
【ツアー公演】
■北九州公演
2022年9月24日(土)・25日(日)
会場:北九州芸術劇場 中劇場
■豊橋公演
2022年9月30日(金)~2022年10月2日(日)
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
■山口公演
2022年10月6日(木)
会場:山口市民会館 大ホール
■松本公演
2022年10月10日(月・祝)
会場:まつもと市民芸術館 主ホール
■兵庫公演
2022年10月14日(金)~16日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール