新しい“映画との出会い”がきっとある！
月イチ！“ぴあテン”ランキング
2025年6月公開の「これからみたい」映画ベストテン！

エンタメの出会いと発見を提供する「ぴあアプリ＆Web」のランキング企画『月イチ！“ぴあテン”ランキング』！　「ぴあアプリ＆Web」でいつも映画のレビューを執筆していただいている「水先案内人」合計26名の皆様に、2025年6月に公開予定の映画の中から「これからみたい」作品、期待している作品、気になっている作品を投票していただいたベストテンを発表します！

本企画は、毎月末～翌月初旬頃に発表。同じく「水先案内人」の皆様に聞いた「みた」映画ベストテンも毎月発表していきます。ふたつのランキングで、映画ツウたちがみた上で高く評価した作品や期待している作品をチェックして、新しい“映画との出会い”をお楽しみください！

【ランキング投票方法】
水先案内人合計26名に2025年6月公開予定の映画の中から「みたい」作品をそれぞれベスト3まで挙げていただき、1位：5点、2位：3点、3位：2点のポイントを付けたうえで集計したもの。対象は2025年6月1日～6月30日に日本で劇場公開される予定の作品（※2025年5月中旬時点調べ）で、映画祭や特集上映での公開作、配信のみの作品、ライブビューイング、ブルーレイ・DVDのみでの発売作品は含みません。

→水先案内人が投票する、2025年4月公開の「みた」映画ベストテン　へ

→水先案内人が投票する、2025年5月公開の「これからみたい」映画ベストテン　へ

ぴあ水先案内人26人が投票！
2025年6月公開の「これからみたい」映画ベストテンはこちら！

1位

国宝

公開日：2025/6/6(金)

35pt

2位

メガロポリス

公開日：2025/6/20(金)

30pt

3位

F1／エフワン

公開日：2025/6/27(金)

27pt

4位

ルノワール

公開日：2025/6/20(金)

15pt

5位

フロントライン

公開日：2025/6/13(金)

12pt

6位

中山教頭の人生テスト

公開日：2025/6/20(金)

11pt

同6位

28年後...

公開日：2025/6/20(金)

11pt

8位

MaXXXine マキシーン

公開日：2025/6/6(金)

10pt

9位

アメリカッチ　コウノトリと幸せな食卓

公開日：2025/6/13(金)

8pt

同9位

JUNK WORLD

公開日：2025/6/13(金)

8pt

同9位

摩文仁 mabuni

公開日：2025/6/21(土)

8pt

【ランキング総評】
2025年6月公開の「これからみたい」映画ランキングは、歌舞伎役者の激動の人生を描いた『国宝』が35ptを獲得し、第1位に！　5カ月ぶりに日本映画がトップに輝きました。「女形で吉沢亮と横浜流星が競い合うというだけで興味が湧く」（伊藤さとり）、「歌舞伎の世界を李相日監督が映画でどのように見せるのか」（イソガイマサト）といった期待の声も続々。5月18日にはカンヌ国際映画祭監督週間で上映され、6分間のスタンディングオベーションを受けた注目作品です。

第2位には、フランシス・フォード・コッポラ監督が私財1億2000万ドルを投じて製作した一大叙事詩『メガロポリス』が！　「コッポラの、これが最後と思われる畢竟の大作」（植草信和）ではあるのですが、「海外の悪評を散々聞かされたが、聞けば聞くほど観たくなる!?」（相馬学）、「怖いもの見たさも込めて」（中川右介）……。さて、どんな仕上がりなのか？

第3位は、ブラット・ピット主演、モータースポーツの頂点“F1”に賭ける男たちのレースシーンが大迫力だと噂の『F1／エフワン』。「キャストバリューでここまで期待させる作品はそうそうないのでは？」（よしひろまさみち）、「（『トップガンマーヴェリック』の製作チームが手掛けた）……と聞けば、観ないわけにはいかない。」（堀晃和）など、熱量高めのコメントが寄せられています。

3本とも超大作。映画館の大スクリーンで臨場感たっぷりにお楽しみください。

ぴあ水先案内人から寄せられた選出コメント

イソガイマサト
フリーライター

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①国宝
②ドールハウス
③F1／エフワン
【選出コメント】
①歌舞伎の世界を李相日監督が映画でどのように見せるのか、吉沢亮らが歌舞伎役者をどう体現したのか興味津々。②矢口史靖監督初の本格ミステリーで、主演が長澤まさみなのだから、それだけで観たい。③F1の時速300km超の高速世界が映画に。デカいスクリーンで体感してこそ意味のある、これぞ究極のエンタテイメント。期待しかない。

伊藤さとり
映画パーソナリティー

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①F1／エフワン
②国宝
③おばあちゃんと僕の約束
【選出コメント】
①『トップガンマーヴェリック』のスタッフとなれば、間違いなくスピード感を体感出来るカメラワークだろうし、ブラピが好きなので。②歌舞伎の女形で吉沢亮と横浜流星が競い合うというだけで興味が湧く。しかも監督が李相日であるなら画も抜かりないだろう。③タイで大ヒットを記録した映画。ストーリーを読むだけで感涙間違いなし。

植草信和
フリー編集者（元キネマ旬報編集長）

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①メガロポリス
②F1／エフワン
③国宝
【選出コメント】
①はコッポラの、これが最後と思われる畢竟の大作。カンヌ上映後の評価が聞こえてこないのは気になるのだが。②は『トップガンマーヴェリック』製作チームが今度はどんな世界を見せてくれるのか、期待しない映画ファンはいないだろう。③は予告編を観たとき、これは凄い映画になっているのでは、と胸がトキメイタ。

相馬学
フリーライター

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①28年後...
②Mr.ノボカイン
③メガロポリス
【選出コメント】
①ダニー・ボイルのシリーズ復帰だけでも嬉しいが、今や監督としても名を馳せる脚本家アレックス・ガーランドとの再々々タッグというのも高ポイント。もちろん新たなゾンビ世界も！　②予告編を観ただけで大笑いしたが、アクション系バカ映画の匂いがプンプンする。③海外の悪評を散々聞かされたが、聞けば聞くほど観たくなる!?

中川右介
作家、編集者

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①メガロポリス
②国宝
③フロントライン
【選出コメント】
①失敗作との評判を見たが、それでもコッポラ監督作品だから、怖いもの見たさも込めて。②原作はあまりに面白く、だけど映画になりそうもない。それを映画にしたというなら見なければ。あのラストシーン、どう描くのだろう。③いまの若手俳優で官僚を演じさせたら一番の松坂桃李。この映画でも官僚特有の欺瞞的微笑が見られそうだ。

堀晃和
ライター（元産経新聞）、編集者

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①F1／エフワン
②28年後...
③映画小林さんちのメイドラゴンさみしがりやの竜
【選出コメント】
①監督はジョセフ・コシンスキー、プロデューサーはジェリー・ブラッカイマー。『トップガンマーヴェリック』のコンビによるアクションエンタテインメントと聞けば、観ないわけにはいかない。ブラッド・ピットら俳優陣も豪華だ。②新種ウイルスで人類が危機に瀕している28年後の世界を描く。ダニー・ボイル監督の人気サバイバル・ホラーの第3弾。“非日常”こそ映画の醍醐味だ。③大人気エピソードをどうアニメ化したのか。制作が京都アニメーションという点も強く惹かれる。

真魚八重子
映画評論家

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①MaXXXine マキシーン
②突然、君がいなくなって
③秘顔-ひがん-
【選出コメント】
①はミア・ゴス＆タイ・ウェスト監督の『X　エックス』シリーズ最終編！　これは絶対見逃せない。これで『X　エックス』の謎めいたラストが解明されるはず。②は年に1本あるかないかのアイスランド映画なので、観ておきたい。③は韓国のサスペンスは捻りが効いていたり、過剰だったりして期待を越えてくることが多いので。

村山匡一郎
映画評論家

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①JUNK WORLD
②雪解けのあと
③ルノワール
【選出コメント】
①謎めいた地下世界を描いたアニメ『JUNK HEAD』の続編。ストップ・モーションによる展開に大いに期待したい。②ネパールの山岳登山の途中で亡くなった友人の足跡を追ったドキュメンタリー。監督自身とのかかわりがどう描かれるか。③空想好きの少女が主人公のようだが、『PLAN 75』の早川千絵監督による子供の世界の演出が楽しみだ。

よしひろまさみち
映画系ライター

2025年6月公開の「みたい」映画ベスト3
①F1／エフワン
②28年後...
③リロ＆スティッチ
【選出コメント】
①情報ほぼゼロなのに、キャストバリューでここまで期待させる作品はそうそうないのでは？②いつか来る、と思っていた続編がついに！　この期待感を持っているのは23年前からのファンだけ……でないことを祈りたい。③名作アニメーション実写化計画のなかでも、CGキャラとの親和性がもっとも高い作品だけに楽しみ。