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ぴあ 総合TOP > ミュージカル『ジェイミー』特集 第4回ジェイミー役Wキャスト:三浦宏規 & 髙橋颯インタビュー

ジェイミー役Wキャスト:三浦宏規 & 髙橋颯インタビュー

ステージ
PR 第4回 2025年6月30日
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夢に向かって自分らしく歩む主人公ジェイミーを、全くタイプの異なるWキャストで演じる三浦宏規と髙橋颯。持ち味の違うふたりによって、異なる魅力のジェイミーが誕生しそうだ。4月に行われたプレイベントでもすでに意気投合した様子を見せていたふたりに、お互いの魅力や稽古場での手応え、作品を通して届けたい想いを語ってもらった。

似たところがないからこそ、「両方観て良かった!」と思えるふたりのジェイミー

── 三浦さんは再演からの初参加となりますが、ジェフリー・ペイジさんの演出を受けられての感想は?

三浦  カンパニーみんなを導いてくれるエネルギーの持ち主ですよね。それでいてこちらからついて行きたくなるような可愛さもあって。あとミーティングの時間をすごく大事にされていて、演出家の考えをみんなが聞くという現場はわりとありますが、ジェフリーさんの場合、みんなの話を聞こうという姿勢。先日やったラストシーンでは話し合いだけで2、3時間、一度も立ち稽古をしないまま、なんてこともあったりして(笑)。でもみんなが自由に意見を言い合える環境っていうのは本当に素晴らしいと思いますし、それはジェフリーさんが作った環境なんですよね。

── 髙橋さんは初演に引き続きの参加ですが、ジェフリーさんとの稽古を通してどんな成長や発見があったと思いますか?

髙橋  発見の連続ですね! 自分のほかのお仕事やグループ活動(WATWING)、私生活にも生かされることがたくさんあって。全員で作っている感覚がありますし、本当にいい経験をさせてもらっているなと思います。

稽古場より、左から)演出・振付のジェフリー・ペイジ、保坂知寿、髙橋颯(撮影:渡部孝弘)

── Wキャストであるお互いの存在から触発されることは?

三浦  稽古中に颯くんから、「前回はこうだった」の「ぜ」の字も聞いたことがないくらい(笑)、また一から、いやゼロから作ろうとしていると感じます。初演をなぞってから作るほうが絶対にラクなのに、そうしない。それは本当にすごいと思います。

髙橋  それは宏規くんが一緒に作ろうとしてくれているからですよ。段取りじゃない……心から生まれる……段取りとは逆の……。

三浦  段取りの逆?(笑)

髙橋  衝動的な動きというか……。

三浦  “想像力”とでも言いましょうか(笑)。

髙橋  想像力! それが僕にとっても非常に大事なので、積極的に自分の考えを表明してくれる宏規くんには、本当に助けられることが多いなと思います。

三浦  それは颯くんもね!

── それぞれのジェイミーについては、どんな違いを感じますか?

三浦  なにもかも違うのではないでしょうか。作り方、性格、踊り方、歌い方、全部違う。逆に同じところを探すほうが難しいくらい(笑)。

髙橋  確かに(笑)。ひとつも似たところがないからこそ、どちらのジェイミーを観てもらっても、絶対に後悔はさせないと思います。

三浦  「両方観て良かった!」って思ってもらえるはずです。

稽古場より、左から)渡辺大輔、岸祐二、泉見洋平、三浦宏規、石川禅(撮影:渡部孝弘)

── ちなみに稽古開始前の取材で、ジェイミーを演じるには可愛さが大事、毎日お互い「可愛い」と言い合おうとお話されていました。それは実践されていますか?

髙橋  言い合ってはいないかもしれませんね。でもその分、プリティのふたり(=唯月ふうか、遥海)がジェイミーをすごく可愛がってくれていて。

三浦  あのふたりね……(笑)。

髙橋  ずっと「宏規のお尻がかわいい♡」って(笑)。

三浦  それ逆だったら危ないですからね(笑)。本当あのふたりは、僕らがなにやっても「可愛い!」って盛り上げてくれます。

── また稽古場での挨拶に関して、言葉ではなくハグにしたいともおっしゃっていました。

髙橋  あ、それはやっていると言えばやっているかもしれません。

三浦  そうだね。でもハグに関しては颯くん、もともとやっていたんじゃない?

髙橋  そうか! それがいい方向に働いているのかも。

三浦  安蘭(けい)さんとか(石川)禅さんとか大人キャストの皆さんは、とにかく颯くんを見守っている感覚がありますね。颯くんへの眼差しに愛を感じますから。

髙橋  でも禅さんとか、僕とはこういう表情はされないなと感じることが結構あるんですよ。それを引き出しているのは、やっぱり宏規くんで。あと宏規くんに対してのほうが、当たりは結構強いかもしれません(笑)。

三浦  やっぱりそうだよね! この先輩(=石川)、昔から僕への当たりが強いんですよ(笑)。でも僕も委縮はしたくないので、素晴らしい先輩の胸を借りて、どんどんアタックさせてもらおうと思います!

話題の映画『国宝』からも刺激を受けて、いよいよラストスパート突入

── おふたりだけでなく、おふたりと対峙するキャストの皆さんの違いも楽しめそうですね。では改めてお客様へ、お誘いのメッセージをお願いします。

三浦  僕が大好きなミュージカルです。一番に感じるのは“愛”ですが、夢とか挫折とか苦しみとか、本当にいろいろなものが詰まっていて。だからこそいろいろな感情になりつつも、最終的には「いい3時間だった!」と思っていただけるはず。そのためにも僕らは必死に努めてまいりたいと思います。

髙橋  先日観た映画『国宝』が本当に素晴らしかったんです。中でも吉沢亮さんと横浜流星さんの体当たりの演技に、今の自分と共通するものを感じて。歌舞伎がうまくなりたいというピュアな気持ちは、そのままジェイミーがドラァグクイーンになりたいという気持ちと重なりますし、女形としての所作、扮装など、ジェイミーとリンクすることがとても多い。『国宝』から受けたこの刺激を、ジェイミーに生かし、僕も魂のお芝居を見せられるよう頑張りたいと思います。

取材・文:野上瑠美子 撮影(稽古場写真除く):石阪大輔

プロフィール

三浦宏規(みうら・ひろき)

1999年3月24日生まれ。三重県出身。5歳よりクラシックバレエを始め、数々のコンクールで入賞。ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 跡部景吾役や、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ 髭切役などで人気を集め、2024年、ミュージカル『のだめカンタービレ」の千秋真一役、フレンチロックミュージカル『赤と黒』のジュリアン・ソレル役、舞台『千と千尋の神隠し』のハク役の演技で第49回菊田一夫演劇賞を受賞。その他主な出演作にミュージカル『レ・ミゼラブル』、ミュージカル『ヘアスプレー』ほか。2025年11月には『デスノート THE MUSICAL』への出演が控えている。

髙橋颯(たかはし・ふう)

1998年5月8日生まれ、埼玉県出身。ダンス&ボーカルグループ「WATWING」のメンバーの一人。24年には日本武道館、幕張メッセでのワンマンライブも成功させる。今年9月からはWATWING LIVE TOUR 2025 「honest」も開催決定。俳優としてはミュージカル『デスノート THE MUSICAL』L役、ミュージカル『ジェイミー』ジェイミー役(2021年)、AbemaTV『恋するメソッド Season.2』、TBS日曜劇場『DCU』など。7月より、ミュージカル『ジェイミー』再演に主演。

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ミュージカル『ジェイミー』

HoriPro in association with Nica Burns presents
By Dan Gillespie Sells and Tom Macrae
From an original idea by Jonathan Butterell
音楽:ダン・ギレスピー・セルズ
作:トム・マックレー
日本版演出・振付:ジェフリー・ペイジ
翻訳・訳詞:福田響志
【配役:キャスト】
ジェイミー・ニュー:三浦宏規 / 髙橋颯(WATWING)
マーガレット・ニュー:安蘭けい
プリティ:唯月ふうか / 遥海
ディーン・パクストン:神里優希 / 吉高志音
ベックス:小向なる
サイード:里中将道
ファティマ:澤田真里愛
ミッキー:東間一貴
サイ:星野勇太
リーバイ:MAOTO
ベッカ:元榮菜摘
ヴィッキー:リコ(HUNNY BEE)
(50音順)
ライカ・バージン:泉見洋平
トレイ・ソフィスティケイ:渡辺大輔
ミス・ヘッジ:かなで(3時のヒロイン)
ミス・ヘッジ(女性役U/S):栗山絵美
ジェイミー父 / サンドラ・ボロック:岸祐二
レイ:保坂知寿
ヒューゴ / ロコ・シャネル:石川禅
※ミス・ヘッジ役のかなで(3時のヒロイン)が出演しない回あり。該当回はアンダースタディの栗山絵美がミス・ヘッジ役で出演。 【東京公演】
2025年7月9日(水)~7月27日(日)
会場:東京建物 Brillia HALL
★公演中イベント
【アフターパーティー(アフタートークイベント)】
2025年7月10日(木) 18:00:三浦宏規、髙橋颯、安蘭けい
2025年7月13日(日) 17:00:三浦宏規、遥海、神里優希、星野勇太
2025年7月16日(水) 18:00:髙橋颯、澤田真里愛、東間一貴、MAOTO、リコ
2025年7月18日(金) 18:00:安蘭けい、保坂知寿、かなで、栗山絵美
2025年7月20日(日) 17:00:石川禅、岸祐二、泉見洋平、渡辺大輔
2025年7月22日(火) 18:00:唯月ふうか、吉高志音、小向なる、里中将道、元榮菜摘
【全公演】
カーテンコールの一部が撮影可能
【プロムデー】
『ジェイミー』の世界観をイメージした洋服、メイク、小物等を身に着けて来場した方にオリジナルステッカーをプレゼント
◎対象公演日:
2025年7月13日(日) 12:00/17:00回
【Wジェイミー観劇コンプリートキャンペーン】
東京公演期間中、三浦宏規&髙橋颯それぞれのジェイミーを観劇した方に「非売品特製チャーム」をプレゼント
詳細はこちら:
https://horipro-stage.jp/news/jamie2025_event/
【ツアー公演】
■大阪公演
2025年8月1日(金)~8月3日(日)
会場:新歌舞伎座
■愛知公演
期間:2025年8月9日(土)~8月11日(月・祝)
会場:愛知県芸術劇場 大ホール
チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/jamie2025/

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