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ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 月イチ!“ぴあテン”ランキング 2025年7月公開の「みた」映画ベストテン!

新しい“映画との出会い”がきっとある!
月イチ!“ぴあテン”ランキング
2025年7月公開の「みた」映画ベストテン!

エンタメの出会いと発見を提供する「ぴあアプリ&Web」のランキング企画『月イチ!“ぴあテン”ランキング』! 「ぴあアプリ&Web」でいつも映画のレビューを執筆していただいている「水先案内人」合計27名の皆様に、2025年7月公開の「みた」映画の中から特に良かった作品、好きだった作品、高く評価している作品を投票していただいたベストテンを発表します!

本企画は、毎月中旬頃に発表。同じく「水先案内人」の皆様に聞いた「これからみたい」映画ベストテンも、毎月末~翌月初旬に発表しています。ふたつのランキングで、映画ツウたちがみた上で高く評価した作品や期待している作品をチェックして、新しい“映画との出会い”をお楽しみください!

【ベストテンとは】
水先案内人合計27名に2025年7月公開の「みた」映画の中からそれぞれがベスト3までを挙げていただき、1位:5点、2位:3点、3位:2点のポイントを付けたうえで集計したもの。対象は2025年7月1日~7月31日に日本で劇場公開された作品で、映画祭や特集上映での公開作、配信のみの作品、ライブビューイング、ブルーレイ・DVDのみでの発売作品は含みません。

ぴあ水先案内人27人が投票!
2025年7月公開の「みた」映画ベストテンはこちら!

1位

私たちが光と想うすべて

公開日:2025/7/25(金)

32pt

2位

スーパーマン

公開日:2025/7/11(金)

31pt

3位

木の上の軍隊

公開日:2025/7/25(金)

24pt

4位

スタントマン 武替道

公開日:2025/7/25(金)

22pt

5位

顔を捨てた男

公開日:2025/7/11(金)

18pt

6位

「桐島です」

公開日:2025/7/4(金)

17pt

同6位

夏の砂の上

公開日:2025/7/4(金)

17pt

8位

スターレット

公開日:2025/7/4(金)

10pt

同8位

この夏の星を見る

公開日:2025/7/4(金)

10pt

同8位

逆火

公開日:2025/7/11(金)

10pt

【ベストテン総評】
2025年7月に日本で劇場公開された映画は89本。そのうち、ぴあ水先案内人の「みた映画ベスト3」に選ばれた作品は全部で26本。集計の結果、ミニシアター系の作品が上位にランクインしています。

第1位に輝いたのは、第77回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したインド映画『私たちが光と想うすべて』。「みたい映画」ランキングで断トツ1位だった『スーパーマン』に1ポイント勝ち、みごと首位に! 『RRR』に代表される派手なアクションやダンスとは無縁のアート系作品。大都会に生きる女性ふたりの友情を描き、「インド社会の現在を見つめて刺激的」(村山匡一郎)などの高評価を集めました。

第2位は『スーパーマン』。“ヒーローの原点”をジェームズ・ガン監督がどうリブートするか、その手腕が注目されていました。「本作では弱さも露呈する。その人間味との対比でさらに“超人”ぶりが際立った」(堀晃和)、「完全無欠じゃないスーパーマンが、今の世界には必要だったことを改めて実感」(よしひろまさみち)といった、期待以上の新しい“スーパーマン像”に称賛の声が寄せられました。

第3位には、戦後80年の今年にふさわしい1本、『木の上の軍隊』が入りました。終戦を知らずに沖縄の大樹ガジュマルの上で2年間も援軍の到来を待った兵隊ふたりを、堤真一と山田裕貴が熱演しています。

そのほか、毎熊克哉が連続企業爆破事件の指名手配犯を演じた『「桐島です」』、オダギリジョーが製作・主演した『夏の砂の上』、映画作りの闇を描く北村有起哉主演の『逆火』、桜田ひより主演の青春ドラマ『この夏の星を見る』と、日本映画の心に刺さる作品がベストテンの半数を占めたのも、今回の特徴といえます。

水先案内人が投票する、2025年7月公開の「これからみたい」映画ベストテン へ

ぴあ水先案内人から寄せられた選出コメント

イソガイマサト
フリーライター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
この夏の星を見る
スーパーマン
夏の砂の上
【選出コメント】
①コロナ禍の青春をさわやかに描いていて、今年いちばんのお気に入りに。新鋭・山元環監督の次作が早くも楽しみ。②オリジナルの設定とストーリーを自分色に染めたジェームズ・ガン監督ワールドと、ヤンチャで可愛いスーパードッグ=クリプトが最高!③坂の多い長崎の風土を活かした世界観と、演技巧者の俳優陣の競演に唸った。

伊藤さとり
映画パーソナリティー

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
スターレット
DROP/ドロップ
この夏の星を見る
【選出コメント】
①ショーン・ベイカーの初期作、理解し合うことの難しさを綴った純粋と不純が入り混じった作品でラストが好き。②ブラムハウスに期待する恐怖心と意外性がギュッと詰まった作品だった。アイデア力溢れた脚本と演出に興奮が止まらなかった。③躍動感ある映像と登場人物のほとばしる情熱に胸が熱くなった。

植草信和
フリー編集者(元キネマ旬報編集長)

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
赤い柿 デジタル・リマスター版
スタントマン 武替道
夏の砂の上
【選出コメント】
①ワン・トン監督の大らかな人間性と巧まざるユーモア感覚の素晴らしさが全開した人間賛歌。何回も観たくなる傑作だ。②香港クンフー映画のスピリッツと哀惜が込められた香港映画賛歌。かつて魅了されていたジャッキーやサモ・ハンの時代が懐かしい。③製作も兼ねたオダギリジョーのホンキ度が感じられる人間ドラマ。松、満島の共演陣と長崎弁が魅力的だ。

相馬学
フリーライター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
逆火
ストレンジ・ダーリン
顔を捨てた男
【選出コメント】
①映画製作の裏側を描きながら、社会の断面を見せつけるスゴみ。夢を追い続ける生き方が、本当に良いことなのだろうか?と考え込んでしまった。②こういう斬新な構成のホラーを観ると、まだまだこのジャンルには可能性があると信じられる。③21世紀の『エレファント・マン』!? いやいや、シニカルながら美しい現代の寓話!

中川右介
作家、編集者

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
キャンドルスティック
この夏の星を見る
架空書影。
【選出コメント】
3作ともタイトルに惹かれて、ストーリーや俳優、監督について詳しく調べないで観たら、意外と面白かった。①は古典的コンゲーム映画だが、ネットとグローバル化で詐欺がどうなるかという興味を満たしてくれた。②は、コロナ禍時代の青春をストレートに描き、考えさせられた。③は「本」をテーマにした完全なるフィクションで、楽しめた。

堀晃和
ライター(元産経新聞)、編集者

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
スーパーマン
ファンタスティック4:ファースト・ステップ
スタントマン 武替道
【選出コメント】
①スーパーマンは絶対的な強さの象徴だ。それが本作では弱さも露呈する。その人間味との対比でさらに「超人」ぶりが際立った印象だ。スーパーマンの視点で描かれる空飛ぶシーンが爽快だ。②超人的な能力のヒーロー4人の活躍を観ていると、日頃のストレスが消えていく。③1970~80年代の香港映画に捧げた感動作。ぐっと胸の奥を押された。

真魚八重子
映画評論家

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
私たちが光と想うすべて
MELT メルト
顔を捨てた男
【選出コメント】
①は女性監督らしさにこだわっても失礼かと思いつつ、寓話性への捌き方と、グロテスクさやヌードへの大胆な接近は、やはり女性ならではと感じてしまう。②の絶望がトラウマだけではなく、誰にも相手にされない孤独に言い知れぬ悲嘆を感じた。③の監督のシニカルさはトッド・ソロンズを彷彿とさせて、今後も楽しみ。

村山匡一郎
映画評論家

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
「桐島です」
私たちが光と想うすべて
木の上の軍隊
【選出コメント】
高橋伴明版『桐島』の①。半世紀に及ぶ逃亡生活の描写から団塊世代の典型的な人物像のひとつが浮かび上がって興味深い。②はインド映画の新しい波としてカースト制度、宗教対立、ジェンダーなどインド社会の現在を見つめて刺激的だ。③は終戦を知らずに抵抗を続けたふたりの兵士というシュールな実話に基づくものだが、まさに現実は小説より奇なりだ。

よしひろまさみち
映画系ライター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3
スーパーマン
ファンタスティック4:ファースト・ステップ
BAD GENIUS/バッド・ジーニアス
【選出コメント】
①完全無欠じゃないスーパーマンが、今の世界には必要だったことを改めて実感。誰でもスーパーになれるのね。②世界観の構築やコンパクトな物語のまとめ方などなど秀逸。新ヒーロー顔見世興行としても新アベンジャーズへの序章としても◎。③タイ版とほぼ同じ展開なのに既視感よりも新しさを感じる演出。ラストはこっちのほうが好きかも。

その他の皆さんの投票は?

相田冬二
Bleu et Rose/映画批評家

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

冬へのパッサカリア
私たちが光と想うすべて
プリンス・オブ・ブロードウェイ

池上彰
ジャーナリスト

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

木の上の軍隊

恩田泰子
映画記者(讀賣新聞)

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

夏の砂の上
黒川の女たち
「桐島です」

笠井信輔
フリーアナウンサー

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

木の上の軍隊
スタントマン 武替道
逆火

春日太一
映画史・時代劇研究家

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

スタントマン 武替道
BAD GENIUS/バッド・ジーニアス
顔を捨てた男

坂口英明
編集者(ぴあ)

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

木の上の軍隊
「桐島です」
スーパーマン

佐々木俊尚
フリージャーナリスト、作家

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

夏の砂の上
逆火
顔を捨てた男

高崎俊夫
フリー編集者、映画評論家

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

スターレット
私たちが光と想うすべて
プリンス・オブ・ブロードウェイ

高松啓二
イラストレーター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

スーパーマン
スタントマン 武替道
エレベーション 絶滅ライン

立川直樹
プロデューサー、ディレクター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

《ロジャー・ウォーターズ『ディス・イズ・ノット・ア・ドリル:ライヴ・フロム・プラハ』》
ストレンジ・ダーリン
ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート

中谷祐介
編集者(ぴあ)

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

私たちが光と想うすべて
スタントマン 武替道
ファンタスティック4:ファースト・ステップ

夏目深雪
著述・編集業

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

顔を捨てた男
私たちが光と想うすべて
「桐島です」

平辻哲也
映画ジャーナリスト

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

「桐島です」
レイニーブルー
木の上の軍隊

細谷美香
映画ライター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

私たちが光と想うすべて
夏の砂の上
BAD GENIUS/バッド・ジーニアス

水上賢治
映画ライター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

私たちが光と想うすべて
私の見た世界
冬へのパッサカリア

村山章
映画ライター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

顔を捨てた男
スーパーマン
ハンス・ジマー&フレンズ:ダイアモンド・イン・ザ・デザート

渡辺祥子
映画評論家

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

木の上の軍隊
スーパーマン
私の見た世界

渡辺麻紀
映画ライター

2025年7月公開の「みた」映画ベスト3

スーパーマン
スタントマン 武替道
ストレンジ・ダーリン

水先案内人が投票する、2025年6月公開の「みた」映画ベストテン へ

水先案内人が投票する、2025年8月公開の「これからみたい」映画ベストテン へ