
劇場公開まで5週連続カウントダウン特集! スピルバーグの名作がミュージカルとしてよみがえる!『カラーパープル』特集
『ジョーズ』『未知との遭遇』『レイダース/失われたアーク』『E.T.』『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』など、フィルモグラフィの初期にして数々の傑作を生み出していたスティーブン・スピルバーグ。彼が自身初めてとなるシリアスなドラマ作品として1985年に世に送り出したのが、映画『カラーパープル』だ。
それまでの娯楽路線からの乖離もあってか劇場公開当初の成績は振るわなかったのだが、徐々に口コミで評判が広まり、最終的には5カ月にもおよぶロングランを記録し、第58回アカデミー賞では10部門11ノミネートという快挙を達成。スピルバーグはこのシリアス路線を自作の大きな柱のひとつとして据え、後に『シンドラーのリスト』などの名作を生み出すこととなる。
そんな稀代の名監督の歩みを決定づけた歴史的作品『カラーパープル』が、38年の時を経て、スクリーンによみがえる。仕掛人(=プロデューサー)は、85年のオリジナル版でアカデミー賞助演女優賞候補となった(しかも映画初出演!)オプラ・ウィンフリー、同じくオリジナル版でアカデミー賞作曲賞&歌曲賞候補となったクインシー・ジョーンズ、そしてスピルバーグその人だ。
“レジェンド”たちが現代に『カラーパープル』をよみがえらせるのに採用した手法は、ミュージカル。主人公のセリーには、ブロードウェイ版でもセリーを演じたグラミー賞歌手ファンテイジア・パリーノ。他にも、オスカー候補経験のあるタラジ・P・ヘンソン、アカデミー賞&グラミー賞ウィナーであるH.E.R. 、グラミー賞にノミネートされた『リトル・マーメイド』のハリー・ベイリーなど、錚々たる世界的実力者たちが集結し、心を打つ名演とパワフルな歌声を披露する。
本特集では、2月9日の劇場公開に向け、5週間にわたり本作の魅力をさまざまな角度からひも解く記事を毎週アップ! まさに世界中の魂を揺さぶるに違いない本作の魅力をお届けします!