Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > 月イチ!“ぴあテン”ランキング 2025年8月公開の「みた」映画ベストテン!

新しい“映画との出会い”がきっとある!
月イチ!“ぴあテン”ランキング
2025年8月公開の「みた」映画ベストテン!

エンタメの出会いと発見を提供する「ぴあアプリ&Web」のランキング企画『月イチ!“ぴあテン”ランキング』! 「ぴあアプリ&Web」でいつも映画のレビューを執筆していただいている「水先案内人」合計27名の皆様に、2025年8月公開の「みた」映画の中から特に良かった作品、好きだった作品、高く評価している作品を投票していただいたベストテンを発表します!

本企画は、毎月中旬頃に発表。同じく「水先案内人」の皆様に聞いた「これからみたい」映画ベストテンも、毎月末~翌月初旬に発表しています。ふたつのランキングで、映画ツウたちがみた上で高く評価した作品や期待している作品をチェックして、新しい“映画との出会い”をお楽しみください!

【ベストテンとは】
水先案内人合計27名に2025年8月公開の「みた」映画の中からそれぞれがベスト3までを挙げていただき、1位:5点、2位:3点、3位:2点のポイントを付けたうえで集計したもの。対象は2025年8月1日~8月31日に日本で劇場公開された作品で、映画祭や特集上映での公開作、配信のみの作品、ライブビューイング、ブルーレイ・DVDのみでの発売作品は含みません。

ぴあ水先案内人27人が投票!
2025年8月公開の「みた」映画ベストテンはこちら!

1位

入国審査

公開日:2025/8/1(金)

44pt

2位

アイム・スティル・ヒア

公開日:2025/8/8(金)

25pt

3位

24pt

4位

バレリーナ:The World of John Wick

公開日:2025/8/22(金)

23pt

5位

海辺へ行く道

公開日:2025/8/29(金)

19pt

6位

愛はステロイド

公開日:2025/8/29(金)

14pt

7位

大統領暗殺裁判 16日間の真実

公開日:2025/8/22(金)

13pt

8位

よみがえる声

公開日:2025/8/2(土)

10pt

同8位

キムズビデオ

公開日:2025/8/8(金)

10pt

10位

近畿地方のある場所について

公開日:2025/8/8(金)

9pt

【ベストテン総評】
2025年8月に日本で劇場公開された映画は111本。そのうち、ぴあ水先案内人の「みた映画ベスト3」に選ばれた作品は全部で29本ありました。

集計の結果、第1位に躍り出たのは、低予算で製作されたスペイン映画『入国審査』! 27人の水先案内人中11人が投票、うち6人がベスト1に選んだという快挙です。アメリカに移住を決めたカップルがNYの入国審査場で足止めを食らうストーリーに、「尋問が、愛するふたりの関係を引き裂くというミステリー仕立ての台本が見事」(池上彰)、「想像もしない展開が楽しめる」(佐々木俊尚)といった、称賛のコメントが寄せられました。

2位は、米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した、ブラジルの巨匠ウォルター・サレス監督の『アイム・スティル・ヒア』。軍事独裁政権下で不当に連行された元国会議員の夫を取り戻そうと闘う妻のドラマで、「不屈の精神を体現するフェルナンダ・トーレスの演技が圧巻」(平辻哲也)などの声が届いています。

3位には、ギャレス・エドワーズ監督の『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が! 「ギャレスらしい怪獣大行進映画」(渡辺麻紀)、「恐竜の姿に映像技術の進歩が見えて面白かった」(渡辺祥子)と、海に陸に空に、所狭しと大暴れする恐竜たちの臨場感がたまらない娯楽作。

ほか、「8月のみたい映画」を発表した時にはランク外だった3作、ボディビルダーの過激なクィア・ロマンス・スリラー『愛はステロイド』、伝説のレンタルビデオ店のその後を描いたドキュメンタリー『キムズビデオ』、同じくドキュメンタリーで、在日朝鮮人の受難の歴史を追う『よみがえる声』がランクインしました。“みてみたら印象に残った”映画たちです。

水先案内人が投票する、2025年8月公開の「これからみたい」映画ベストテン へ

ぴあ水先案内人から寄せられた選出コメント

相田冬二
Bleu et Rose/映画批評家

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
何も知らない夜
8番出口
キムズビデオ
【選出コメント】
①『私たちが光と想うすべて』以上に純度が高く震えるしかないパヤル・カーパリヤー監督の初長編。②発想と実現の人、川村元気がクリエイトした現代的戸惑いと普遍的ループの融合。シンプルかつミニマムな設定に総合力で挑むプロダクツ。本作の大ヒットは『国宝』以上に意味がある。③痛快娯楽ドキュメンタリー。

池上彰
ジャーナリスト

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
入国審査
大統領暗殺裁判 16日間の真実
原爆スパイ
【選出コメント】
①はアメリカ入国がトランプ政権誕生以降、困難になっている状況を背景にした映画だが、入国審査官の尋問が、愛するふたりの関係を引き裂くというミステリー仕立ての台本が見事だ。②は実際に起きた韓国の大統領暗殺事件をドラマ仕立てにしたが、「上司の命令に忠実な兵士」とはどういうものか、深く考えさせる。③は8月だからこそ見ておきたい映画。アメリカの原爆開発の秘密が、どのようにソ連に渡ったのか、なぜ情報を渡したのかがよくわかる興味深いものであった。

坂口英明
編集者(ぴあ)

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
海辺へ行く道
入国審査
ジュラシック・ワールド/復活の大地
【選出コメント】
①横浜聡子監督による、少年とヘンな大人たちのある夏の物語。空の青、海の青……気持ちのいい空気感がたまらない。②舞台は、NYの入国審査場のみ。ワン・シチュエーションでここまでひきこまれる、アイデアとよくできたシナリオの妙。③これでもかの連続、仕掛けてんこ盛り。製作総指揮にあたったスピルバーグ色濃厚。

佐々木俊尚
フリージャーナリスト、作家

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
入国審査
キムズビデオ
ランド・オブ・バッド
【選出コメント】
①はタイトルだけだと米国の入国管理の問題をとりあげる社会派作品に見えるが、まったく異なり想像もしない展開が楽しめる。②はニューヨークの伝説的な貸しビデオ屋をめぐる数奇な話で、ドキュメンタリーとは思えないほどドラマチックで面白い。③は戦場の迫力たっぷりな緊迫感と、ドローン操縦士たちのいる気怠い米基地の日常が交互に描かれているのが秀逸。

高崎俊夫
フリー編集者、映画評論家

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
よみがえる声
アイム・スティル・ヒア
美しい夏
【選出コメント】
①は在日朝鮮人の100年に渡る苦渋に満ちた受難の歴史と朴壽南という稀有な作家の軌跡を娘である朴麻衣の視点を介して二重写しにとらえたセルフドキュメンタリーの傑作である。とりわけ小松川事件の少年死刑囚・李珍宇と往復書簡集を出した彼女が大島渚の『絞死刑』を批判するシーンは強烈だ。

高松啓二
イラストレーター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
ベスト・キッド:レジェンズ
バレリーナ:The World of John Wick
入国審査
【選出コメント】
①まさかのオリジナルとリメイクが重なり、3人の師匠達が繋がった感動! 鑑賞後の清々しさはオリジナルを超えているかも? ②スタイリッシュなアクションが売りのシリーズだが、アナ・デ・アルマスのドタバタぶりが意外に面白い。続くの? ③こんなことが自分に起こったら有る事無い事喋ってしまうかも? あの夫婦のその後も気になる。

平辻哲也
映画ジャーナリスト

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
海辺へ行く道
ウナイ 透明な闇 PFAS 汚染に立ち向かう
アイム・スティル・ヒア
【選出コメント】
①瀬戸内の島が舞台の青春物語は、無限の可能性を信じていた少年時代を思い起こす。大事件が起こるわけではないが、ずっと観ていたいと思える。②監督の粘り強い取材力が見事。沖縄で起こった水質汚染の恐るべき現実に驚がく。③ブラジルの巨匠の12年ぶりの新作は、不屈の精神を体現するフェルナンダ・トーレスの演技が圧巻。

渡辺祥子
映画評論家

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
ジュラシック・ワールド/復活の大地
バレリーナ:The World of John Wick
パルテノペ ナポリの宝石
【選出コメント】
『ジュラシック・パーク』によく似た作りで驚きには欠けたが、恐竜の姿に映像技術の進歩が見えて面白かった①。バレエと殺しを教える教室(!?)で学び、殺し屋になった女性をジョン・ウィックはどう扱うのか、と興味津々で観た②。イタリア製美女の一代記といってもイタリア映画らしい濃密さには欠けてハリウッド映画みたいだった③。

渡辺麻紀
映画ライター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3
ジュラシック・ワールド/復活の大地
バレリーナ:The World of John Wick
愛はステロイド
【選出コメント】
①はギャレスらしい怪獣大行進映画。『ジョーズ』さもあってごった煮な感じがするせいかノリがUSJっぽいんですよね。③は意外な面白さ。女性監督がLGBTQ映画を撮っているのだが、妙に振り切っていて、こちらのノリは『サブスタンス』。振り切ると説教臭くなくていいです。

その他の皆さんの投票は?

イソガイマサト
フリーライター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

8番出口
入国審査
近畿地方のある場所について

伊藤さとり
映画パーソナリティー

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

入国審査
海辺へ行く道
キムズビデオ

植草信和
フリー編集者(元キネマ旬報編集長)

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

大統領暗殺裁判 16日間の真実
入国審査
バレリーナ:The World of John Wick

恩田泰子
映画記者(讀賣新聞)

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

アイム・スティル・ヒア
海辺へ行く道
サタンがおまえを待っている

笠井信輔
フリーアナウンサー

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

アイム・スティル・ヒア
雪風 YUKIKAZE
長崎―閃光の影で―

春日太一
映画史・時代劇研究家

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

入国審査
美しい夏
バレリーナ:The World of John Wick

相馬学
フリーライター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

愛はステロイド
パルテノペ ナポリの宝石
ジュラシック・ワールド/復活の大地

立川直樹
プロデューサー、ディレクター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

入国審査
クンストカメラ
ザ・フー ライヴ・アット・キルバーン1977

中川右介
作家、編集者

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

ジュラシック・ワールド/復活の大地
バレリーナ:The World of John Wick
雪風 YUKIKAZE

中谷祐介
編集者(ぴあ)

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

サタンがおまえを待っている
キムズビデオ
星つなぎのエリオ

夏目深雪
著述・編集業

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

大統領暗殺裁判 16日間の真実
海辺へ行く道
近畿地方のある場所について

細谷美香
映画ライター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

アイム・スティル・ヒア
入国審査
バレリーナ:The World of John Wick

堀晃和
ライター(元産経新聞)、編集者

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

ジュラシック・ワールド/復活の大地
バレリーナ:The World of John Wick
映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ

真魚八重子
映画評論家

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

近畿地方のある場所について
アイム・スティル・ヒア
愛はステロイド

水上賢治
映画ライター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

入国審査
嬉々な生活
わたしは異邦人

村山章
映画ライター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

リンダ リンダ リンダ 4K
ワザリング・ハイツ ~嵐が丘~
愛はステロイド

村山匡一郎
映画評論家

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

よみがえる声
愛はステロイド
アイム・スティル・ヒア

よしひろまさみち
映画系ライター

2025年8月公開の「みた」映画ベスト3

星つなぎのエリオ
長崎―閃光の影で―
バレリーナ:The World of John Wick

水先案内人が投票する、2025年7月公開の「みた」映画ベストテン へ

水先案内人が投票する、2025年9月公開の「これからみたい」映画ベストテン へ