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予告編を徹底分析! 『ドミノ』が“間違いない”映画である理由

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ベン・アフレックが主演を、ロバート・ロドリゲスが脚本と監督を務める超大作『ドミノ』が、10月27日(金)から公開になる。

先ごろ、本作の予告編が解禁になったが、そこで描かれる世界と物語は、これまでの映画の常識を軽く覆すものになりそうだ。そこであらためて予告編映像を振り返り、本作に期待するポイントを紹介する!

何も信じてはいけない。衝撃のドラマが幕を開ける。

予告編にまず登場するメッセージが衝撃的だ。“何も信じるな”。つまり、これから登場する映像は、単なる物語の断片や見どころではなく、何かしらの“罠”あるいは“トリック”が仕掛けられている可能性があるのだ。

公園で遊んでいる少女と、誰かを探して視線が彷徨う男。彼がベン・アフレック演じる本作の主人公ダニー・ロークだ。

場面が変わるとロークは刑事であることが分かり、彼は銀行強盗に関する情報を入手し、銀行に向かい、指定された貸金庫を開ける。そこに入っていたのは、1枚のポラロイド写真。それはあの公園で姿を消し、行方不明になったロークの娘の写真だった。

ロークの娘をさらった犯人からの連絡なのか? すると画面には貸金庫のケースを手にした謎の男が登場。ロークと仲間の刑事は男を屋上に追い詰めるが、次の瞬間、想像もしなかったことが起こる。男が刑事に「犯人は彼では?」と言った瞬間、仲間であるはずの刑事がロークに銃を向けるのだ。

ここまでで分かったのは、本作の主人公ダニー・ロークは刑事で、愛する娘が行方不明になり、その行方を探しているが、ある日、まったく関係のない事件の捜査にあたっている中で、娘の写真を発見すること。娘をさらった犯人からの接触か? さらに彼は怪しい行動をしている男に目をつけるが、その男は言葉だけで刑事を操ってしまう。予告編の冒頭から、スリリングな展開、巨大な謎、そして観客の予想のナナメ上をいく展開の連続だ!

さらに謎の男は屋上から身を投げて逃亡するが、道路を覗き込んでも、その姿はどこにもない。一体、何が起こっている?

常識と予想の通用しない“未知の世界”

謎の男が娘の行方を知る手がかりになると確信した刑事ロークは、あの男を追って行動を開始し、ダイアナという女性にたどり着く。占い師をしているという彼女にロークがあの男の正体を尋ねると、ダイアナはこう言い放つ。

「彼は脳をハッキングしている」

本作の最大の謎とミステリーの一端が明らかになった。本作には相手の脳を支配し、相手を自在に操ることのできる敵が登場するのだ。この男はこの力を用いて“世界を作り変えようとしている”という。

ダイアナの情報のとおり、この世界では我々の常識が通用しないことが次々に起こる。さっきまで味方だったはずの人間が一瞬で敵になり、時空は歪み、地上にも空にも列車が走っている。建物が高速で平行移動したかと思えば、家屋が玩具のブロックのようにバラバラと崩れていく。ここは現実ではない。謎だけで構成された未知の世界なのかもしれない。

この男の出現は、刑事ロークにとって何を意味するのか? この世界の変容と愛する娘の失踪は関係があるのか? そして予告編冒頭に提示された“何も信じるな”の意味とは?

『ドミノ』は観客を一瞬にして“映画でしか描けない”世界に引き込み、あらゆる常識や予想が通用しないドラマを描き出していく。

スタイリッシュ&大規模アクションに注目

予告編は驚きの連続で、本作が緻密に構築されたミステリーサスペンスであることが分かる。その一方で、ロバート・ロドリゲス監督が得意とする大規模&豪快なアクションもたっぷりと描かれるようだ。

予告編には、大規模なカークラッシュや横転をダイナミックに捉えたカットや、銀行強盗によってパニックになる街とそこに駆けつける警官隊、轟音を立てて爆発する自動車、銃火器で武装した男たち、主人公ロークのバイクチェイスなどアクションシーンが次々に登場。

ここには登場しないが、劇中には、接近格闘シーンや、ド派手な銃撃戦も登場。キレのあるアクションで血湧き肉躍る世界を描いてきたロドリゲス監督らしい場面がたっぷりと用意されている。

大画面に映えるアクション、ベン・アフレックをはじめとする実力派キャスト、そして最後の最後まで予想を軽く超えてくる世界観とストーリー……本作にはエンターテイメント映画の魅力がふんだんに盛り込まれている。

『ドミノ』はこの秋、最も“間違いのない”1作だ。映画館の椅子に座れば、あなたが予想していた以上のドラマと体験を間違いなく味わえる。ただし、何度も言うが、本作は罠と謎だらけ。油断しているとアッという間にダマされる。“何も信じてはいけない”のだ。

『ドミノ』
10月27日(金)公開
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